イリアーデの言霊

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銀河英雄伝説(1) 銀河声優伝説と呼ばれて

2007年07月09日 19時20分51秒 | アニメ
 アニメ版『銀河英雄伝説』の本編&外伝で、《不敗の魔術師》&《ペテン師》の2つの異名で呼ばれた民主共和制側の主人公(旧同盟が名実共に滅亡するまでは同盟側の主人公だった)ヤン・ウェンリーの声を担当した声優は、第1期~第3期&劇場版2作の富山敬さん、外伝『千億の星 千億の光』『螺旋迷宮』でエル・ファシル脱出直後の郷田ほづみさん、キャストを一新して制作された『黄金の翼』の原康義さん、この3人です。

 なお、亡き富山敬さんが病に倒れたのは、本編の第3期でヤンの死を演じてまもなくでした。富山さんの死後、ヤンの遺志を継いでイゼルローン革命軍の総司令官に就任したヤンの養子ユリアン・ミンツ中尉(CV=佐々木望)ローエングラム王朝初代皇帝ラインハルト(CV=堀川りょう)と和平条約を締結し、ラインハルトの死をもって物語の終幕とした第4期(原作第9~10巻)が製作され、回想ユリアンの心の中のヤンが呼び掛けるシーンなどがあったけれど、当時は代役が見つからなかったため、ナレーションやユリアンのモノローグで処理されましたが、やはり不自然さは拭えませんでした。

 ムライ退役中将(CV=青野武)が仕方なくロイエンタール元帥(CV=若本規夫)の使者としてイゼルローン要塞を訪れ、ロイエンタールに対する返事を答えた時のユリアンの台詞でさえナレーション(屋良有作)で処理したりもして、私は正直言ってスタッフの正気を疑いました。如何に、『銀河英雄伝説』の主人公はヤンとラインハルトの2人だからって、第4期の主人公とも言うべきユリアンを蔑ろにしています



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