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ただ、二形(両性具有)だから、とか、物語のラストで子を産み“母”になるから、とかというのを除いても、《GENE[ゲーン]》はBL(ボーイズラヴ)というジャンルには当て嵌まらない
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完結巻『天使はうまれる』の「3 帝国の崩壊」“国家間の大戦にならず、チャンシャンが巻き込まれずに済んだのは、王としては当然のことで、愛する者を無理やりに奪われた個人としての憎悪や憤怒は、また別のところにある。”(P.126)&“話を聞いて想像していた以上に、暗く生気の途絶えた地下は嫌な場所だった。こんなところにイリが拉致されているのかと思うと、ヤンアーチェは胸が潰れるような心地がした。花の都、あの美しいチャンシャンの王都にあってさえ、イリはいつも暗い顔をしていた。俺を憎いと言いつづけていたあのイリが、愛していると言った。心の扉を開き、そこにたった一人、ヤンアーチェへの愛があるのだと示してくれた。ヤンアーチェはこたえたかった。体をつなげ、言葉を交わすだけでは足りないなにかを、イリと分けあいたかった。もしも愛を形で示すことができるなら、どんな形でも示してやりたい。寂しく微笑むばかりだったあの不器用な愛妾に、ヤンアーチェは自分のすべてを与えたかった。王としての自分はやれない。乱世の時代に必要な王が自分だと、ヤンアーチェは知っている。タオホンをこの手にかけたとき、後戻りのできない孤独な王道に足を踏み入れたことは承知していた。だから男としての自分は、たとえ血の一滴までも、兄殺しの罪に濁った体液にすぎないとしても、いらぬというまで捧げてやりたかった。”(P.129~130)とヤンアーチェの愛
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ヤンアーチェが“偉大なる賢王”だと思い込んで尊敬していた父王ユンヤミンの実態は、無能な中年オヤジだった。そのユンヤミンを“朴念仁だぞ~
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一方の薬を盛られ夢現(ゆめうつつ)にイリと結ばれたヤンアーチェは自分の代で廃止するつもりだった後宮を抱える事になり父王ユンヤミン(享年39歳)の腹上死により亡命時からの存在自体を抹殺されたイリを非公式ながら後宮第1位の妾妃として迎える羽目に陥りました。しかし、ヤンアーチェは“生来の色悪”らしく「天使と夢の中で」で“女を抱いたこともないくせに、もしかしたら天性の色悪かもしれない。”(P.183)とイリに思わせるくらいで、その唇も肌も…父を死に至らしめた淫売と唾棄したイリのすべてに耽溺して、その股間の少女も少年も堪能する濃厚なセックス・ライフを展開し、ヤンアーチェは肌を重ねずに10日と離れてはおられぬ
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画像は、篠原千絵先生の『天は赤い河のほとり』でヒッタイト帝国が滅亡する漫画の中での元凶である恥知らずな主人公カップルのユーリ・イシュタル(鈴木夕梨)&カイル・ムルシリⅡ世です。ユーリ&カイルは大嫌いだけれど、この絵のようにイリ&ヤンアーチェが子宝に恵まれ、ファミリー・ドラマを繰り広げて欲しいから
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