桂:国元に高杉という男がいる。いい奴だが、時に“狂”に走り、それを喜ぶ癖がある。が、その“狂刀”をすっぽりと収める、いい鞘が付いている。うのという女だ。
巴:“鞘”。
桂:“鞘”になってはくれまいか?緋村という“抜き身”を収める“鞘”に。
巴:何故…ですか?
桂:俺は緋村を狂わせている気がしてならない。“狂刀”は時に悲劇を産むからな、しっかりと収める“鞘”がいるのだ。矛盾は百も承知しているが。
巴:“鞘”。
桂:“鞘”になってはくれまいか?緋村という“抜き身”を収める“鞘”に。
巴:何故…ですか?
桂:俺は緋村を狂わせている気がしてならない。“狂刀”は時に悲劇を産むからな、しっかりと収める“鞘”がいるのだ。矛盾は百も承知しているが。