鬼井江の世界(gooブログ)

同窓会に参加して 2018年8月「27年ぶりの再会」(前ブログより転載)

2018/8/12

「27年ぶりの再会」  教え子たちへ
 8月11日、大阪教育大学附属天王寺中学校に8年間(34歳から42歳)勤務していた時代の学年全体の同窓会があった。たくさんの参加者だった。一学年160人ぐらいの中学校だったが、(高校から入学した人たちも含めて)半数近くの人が同窓会に参加していた。
 四半世紀ぶりに開かれた同窓会(同期会)だったので、参加者が多かったのであろう。教師の数も多かった。7人も参加された。幹事の尽力もあったのだろう。(幹事さんご苦労さん)
 参加した教師の一人として、近況報告する機会があった。
「現在70歳になりました。10年前に教師を辞め、退職後は畑作業中心の生活をしております。野菜の中でもスナップエンドウが好きで、毎年栽培しております。9年前に脳梗塞を発症しましたが、入院は10日間で済み、退院後は再発しないように気を付けるようにしております。現在、元気に過ごしています・・・云々」という報告をさせていただいた。

 四半世紀ぶりに開かれた同窓会に参加して、教え子たちの成長ぶり・活躍ぶり・元気そうな笑顔に触れることができた。卒業後、その後の人生が気になっていた生徒にも会うことができ、「今幸せにやっていますか?」と尋ねてみた。
 「先生、私のことを気にしてくれていたのですね…」と返答があった後、「幸せにやっていますよ!」と元気な声で答えてくれた。表情と声の調子からその言葉を信じることができた。

同窓会参加者の多くは、元気だから、幸せだから、うまくいっているから同窓会に参加する気になったのであろう。今回の同窓会、多くの参加者の顔にその人生が表れていた。

 同窓会というものは、参加しない人たちのことは忘れられがちだ。参加した人たちの人生は、概ね幸せな人たちだ。(と、私は思う。)
 予定があって参加できず、欠席となる人たち以外に、「同窓会には参加したくない」人もいるものだ。世の中、結構そういう人もいるものだ。全国で開かれている同窓会のすべてに言えることだろう。
 「あいつの顔を見たくない」「あの先生には会いたくない」「人生がうまくいっている人たちが集まっている雰囲気は嫌いだ、参加したくない」「うまくいっていない自分が同窓会で対比され、うっとうしくなる」「今、人に会いたくない状況だ」などなど、不参加の人たちにはそれなりの理由があるものだ。

 しかし、同窓会で「再会できた喜び」を味わうことは、人生には大切だと思う。

 どちらかと言えば、たくさんの人たちが参加する同窓会が苦手になっている私。もう残りの人生は少なくなってきた。今回の同窓会に教師として出席し、緊張もしたが、喜びもあった。

 「27年経って、初めて知ったこと」もいくつかあった。驚いた。

 同窓会を計画・実施してくれた幹事さん、ありがとうございました。

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