鬼井江の世界(gooブログ)

苦しさにつける薬は時間 2013年10月 (前ブログより転載)

2013/10/30

「苦しさにつける薬は時間」  教え子たちへ
 人生、苦しいときがある。
「覆水盆に返らず」で、「あんなことを言わなけりゃよかった」と後悔することもあった。何回もあった。仕事でも、プライバシーな方面においても。「彼女」に言わなくてもいいことまで言ってしまって後悔したことも。
 人生は後悔することが多いものだ。だからといって、言うべき時は言わねば! この点では、苦しくても、生き方にかかわることだから。 
 残りの人生のほうが短くなった現在、今までの人生を振り返ってみることがある。

 「言わなきゃよかった」という苦しみを、慰めてくれたのは、「時間」だった。
 「時間」はありがたいものである。
 教師という立場のときもそうであったが、一人の人間として「言うべき時に言うべきことは言う」という生き方をしてきたつもりである。つらい思いもしてきたが、応援してくれる人もいた。たった一人でも、その人の存在がうれしかった。
 一人だけで闘う力はない私だが、だれかが応援してくれた。ありがたく思った。そして、その人の生き方を「近く、心強く」思った。そういう人生もいいものです。
 誰かが声援や応援をしてくれるものですよ。
 「覆水盆に返らず」を恐れるあまり、自分の意見を言おうとしない人がいる。言わない方が楽だから。しかし、そんな生き方はしてほしくないし、したくない。つまらない人生になってしまうから。
 不幸な国家・時代においては、「本当のことを言うこと」が命がけの場合がある。そういう時代もあったし、今後もあるだろう。
 今の日本は最悪の状況ではない。私は、「命がけで意見を述べた」経験はないが、そういう状況におかれた人の生き様を心に浮かべるときがある。そうしたら、なんとなく「言ってしまった後悔・苦しみ」が和らいだから。
 
 自分の意見を言って、相手を傷つける場合もある。しかし、やはり、時間が許してくれることが多い。私の場合はそうして乗り切ってきたような気がする。

(教え子の誰かが参考にしてくれたら・・・と思い、私の経験を踏まえて、今日のブログを書いてみました。)
 
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