鬼井江の世界(gooブログ)

教え子の生き方に教えられ  2010年(前ブログより転載)

2010/10/5

「鬼井江の世界」  教え子たちへ
 小旅行中に、うれしい連絡の手紙が届いていた。手紙などが届く場所は、現在住んでいる住まいではないので、手紙の内容に目を通すのが遅くなってしまった。
 うれしい手紙をくれたのは、教え子のM君。新司法試験に合格したとのことである。おめでとう! ほんとうにおめでとう!! 
 彼がこのブログに目を通してくれるかどうかはわからないが、とにかく喜びを表現しておきたい。教え子の喜びは、私の喜びでもある。これは教師を経験した人の多くが「与えられる喜び」である。苦労しないで一発で司法試験に合格する人もいるが、何回も落ちて苦労する人が多い試験である。日本一難しい試験だと言われている。とにかく合格するまでがたいへんな試験である。途中で断念する人も多いとも聞く。サスペンスなどのテレビ番組を見ていても、「司法試験」で苦労している人がたくさん登場する。
 M君が立派だと思うのは、教師生活をやめて「司法試験」に挑んだことである。司法試験合格を目指して「教師」を辞めたという話を聞いたのは、私の退職記念の会(M君ら4人が祝ってくれた)の場であった。約2年前のことである。(現在、私は退職して2年半が過ぎた。)彼もそれなりに「いい年齢」になっていた。教師としても立派に活躍していた。そこからの思い切っての方向転換。失敗することもありがちなのが、「人生の方向転換」である。私も高校は「電波」の勉強をする学校へ行った。しかし、卒業してから「方向転換」。理系から文系へ。そして、国語の教師になった。方向転換には苦労が伴うものである。しかし、私は若かったし、それなりの対応がやりやすかった。(高校から大学への段階だったから。)
 M君の場合は、私のように若いときの方向転換ではなかった。
 退職のお祝いの会を開いてくれたあとも、M君のことはずっと気になっていた。「合格した」との連絡が来なかったからである。心配もしていた。時々、妻ともM君のことを話題にもしていた。
 そういういきさつがあるので、ほんとうに、今回の合格連絡はうれしかった。
 これから「約1年間の修習を経て」弁護士として活動していくようである。ご家族の方も今までたいへんだったことでしょう。ご家族の協力があってこそ、合格できたのだろうと推察しています。ほんとうにお疲れ様でした。
 もうすぐ修習期間に入るようですね。「感受性豊かな弁護士」を目指してがんばってください。
 ブログからですが、声援を送りたいと思います。
 ほんとうに よくがんばったね!!
(鬼井江より)
 
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