2016/2/29
「侘び茶の「侘び」について」 つれづれ思うこと
「侘び(わび)」という言葉を認識することは(私にはかなり)難しい。
茶道の世界を体験したり、教えてもらったこともないので、自己流の認識をしてみることにした。そこで、まず「国語辞典」を引いてみた。
それによると、「侘び」とは、
【茶道・俳諧などにおける美的理念の一。簡素の中に見いだされる清澄・閑寂な趣。】
と、説明されていた。「美的理念」という言葉は、「美意識」とも言い換えても良さそうであるが、どうかな? 私には、「美意識」の方が、認識しやすい。「どういうことに美を感じ、意識するか」によって、その人なりの「美意識」がある。
以上のことを言い換えるなら、
「侘び」とは、「簡素・清澄・閑寂」に美を感じ、意識すること。・・・ということになるかな?
千利休の「わび茶」の世界において、わび茶と関係する茶室は「市中の山居」とのことらしい。
市中=街中 山居=山の中に建てられた粗末な住居(庵)
室町時代末期に栄えていた大都会=京都や堺の街中において、「山居=茶室」を設けて、茶を楽しむ。「市中に建てられている山居」であってこそ、「侘び」の美を意識することができるということらしい。茶室の周りには、木々が植えられ、路地には苔があり、「山居」らしさを表現するつくりになる。「清澄と閑寂」が茶室への誘い道に必要となる。だから、そういう造の茶室と路地・庭などが、「侘び」への誘いになっているようだ。
茶室の大きさも「侘び」を認識する手がかりになるらしい。
利休とそれまでの茶人が追い求めた「侘び」に関する大きな違いの一つは、「茶室の大きさ」だとのことである。
利休が追い求めた理想の茶室の広さは、2畳とのことである。たった2畳の広さしかない茶室、そんな簡素な茶室に美を意識した利休。1畳の茶室さえ造ろうとしている。簡素に、簡素に・・・と、「侘び=美」を求めたようである。
400年以上前に建てられた、利休がつくった(京都に建っている)茶室『待庵(たいあん)』は、国宝となっている。たった2畳の茶室が国宝なのである。「侘び」の象徴となっている建築物だと言える。建物と路地など、「侘びの世界」が国宝ということなのであろう。
利休以前の茶人たちが造った茶室は8畳であったり、狭くても4畳半の茶室であった。利休以外の人々は2畳の茶室など、考えもしなかったようである。
「侘び」という言葉を認識することは難しいが、「茶室の広さ」を手がかりに考えると、ほんのすこしだけ「侘びの世界」を認識できるのかもしれない。
さて、本日のブログ内容、的を射ているかな? はずしているかな?
茶道の世界を体験したり、教えてもらったこともないので、自己流の認識をしてみることにした。そこで、まず「国語辞典」を引いてみた。
それによると、「侘び」とは、
【茶道・俳諧などにおける美的理念の一。簡素の中に見いだされる清澄・閑寂な趣。】
と、説明されていた。「美的理念」という言葉は、「美意識」とも言い換えても良さそうであるが、どうかな? 私には、「美意識」の方が、認識しやすい。「どういうことに美を感じ、意識するか」によって、その人なりの「美意識」がある。
以上のことを言い換えるなら、
「侘び」とは、「簡素・清澄・閑寂」に美を感じ、意識すること。・・・ということになるかな?
千利休の「わび茶」の世界において、わび茶と関係する茶室は「市中の山居」とのことらしい。
市中=街中 山居=山の中に建てられた粗末な住居(庵)
室町時代末期に栄えていた大都会=京都や堺の街中において、「山居=茶室」を設けて、茶を楽しむ。「市中に建てられている山居」であってこそ、「侘び」の美を意識することができるということらしい。茶室の周りには、木々が植えられ、路地には苔があり、「山居」らしさを表現するつくりになる。「清澄と閑寂」が茶室への誘い道に必要となる。だから、そういう造の茶室と路地・庭などが、「侘び」への誘いになっているようだ。
茶室の大きさも「侘び」を認識する手がかりになるらしい。
利休とそれまでの茶人が追い求めた「侘び」に関する大きな違いの一つは、「茶室の大きさ」だとのことである。
利休が追い求めた理想の茶室の広さは、2畳とのことである。たった2畳の広さしかない茶室、そんな簡素な茶室に美を意識した利休。1畳の茶室さえ造ろうとしている。簡素に、簡素に・・・と、「侘び=美」を求めたようである。
400年以上前に建てられた、利休がつくった(京都に建っている)茶室『待庵(たいあん)』は、国宝となっている。たった2畳の茶室が国宝なのである。「侘び」の象徴となっている建築物だと言える。建物と路地など、「侘びの世界」が国宝ということなのであろう。
利休以前の茶人たちが造った茶室は8畳であったり、狭くても4畳半の茶室であった。利休以外の人々は2畳の茶室など、考えもしなかったようである。
「侘び」という言葉を認識することは難しいが、「茶室の広さ」を手がかりに考えると、ほんのすこしだけ「侘びの世界」を認識できるのかもしれない。
さて、本日のブログ内容、的を射ているかな? はずしているかな?
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2016/2/13
「原発廃炉、大いに賛成」 つれづれ思うこと
関電もやっと原発を廃炉する方向へ動き出した。廃炉費用は一基につき約340億円かかるそうである。この廃炉費用は電気代に上乗せして、足りなくなれば、税金で・・・ということになるのであろう。
これら一切の費用を計算に入れれば、原発がいかに「非効率的発電」であるかが、わかるであろう。そして、事故が起これば、その地に人が住めなくなる。国土喪失である。福島県の一部は「国土喪失地」になってしまった。
電力会社および政府が国民をだましてきたことが露見している。国民もだまされていることに気づき始めている。
「原発で発電すれば、電気代が安くなる」という情報は、ウソだった。廃炉費用や事故での除染作業代など、原発事故におけるマイナス面の総費用を電気料金に入れれば、「一番高くつく発電方法」だったのである。
原発の廃炉作業・廃炉予定がやっと動き出した。
新聞の記事によると、廃炉作業中は、茨城県「東海」と静岡県「浜岡1号・2号」である。
廃炉を表明した原発は、島根県「島根1号」
廃炉計画を申請したのは、福井県「敦賀1号」・「美浜1号・2号」・佐賀県「玄海1号」
とのことである。
一日も早く、すべての原発を廃炉にしてほしい。そして、「知恵のある人」の意見を本腰を入れて聞いてほしい。税金を原発推進にばかり使ってきた過去に決別して、「新しい日本」に変わるべきだ。
世界一の「成熟国」になった日本。発電や蓄電技術においても、「脱原発」に国家挙げて本腰を入れれば、(税金をその方向へつぎ込めば)光が差し込むはずである。
「原発なしでもやっていける!」と、主張している学者たちを無視している現政権。
政権が変われば、今は無視されている学者たちが脚光を浴びるだろう。
そうなってほしい。
これら一切の費用を計算に入れれば、原発がいかに「非効率的発電」であるかが、わかるであろう。そして、事故が起これば、その地に人が住めなくなる。国土喪失である。福島県の一部は「国土喪失地」になってしまった。
電力会社および政府が国民をだましてきたことが露見している。国民もだまされていることに気づき始めている。
「原発で発電すれば、電気代が安くなる」という情報は、ウソだった。廃炉費用や事故での除染作業代など、原発事故におけるマイナス面の総費用を電気料金に入れれば、「一番高くつく発電方法」だったのである。
原発の廃炉作業・廃炉予定がやっと動き出した。
新聞の記事によると、廃炉作業中は、茨城県「東海」と静岡県「浜岡1号・2号」である。
廃炉を表明した原発は、島根県「島根1号」
廃炉計画を申請したのは、福井県「敦賀1号」・「美浜1号・2号」・佐賀県「玄海1号」
とのことである。
一日も早く、すべての原発を廃炉にしてほしい。そして、「知恵のある人」の意見を本腰を入れて聞いてほしい。税金を原発推進にばかり使ってきた過去に決別して、「新しい日本」に変わるべきだ。
世界一の「成熟国」になった日本。発電や蓄電技術においても、「脱原発」に国家挙げて本腰を入れれば、(税金をその方向へつぎ込めば)光が差し込むはずである。
「原発なしでもやっていける!」と、主張している学者たちを無視している現政権。
政権が変われば、今は無視されている学者たちが脚光を浴びるだろう。
そうなってほしい。
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2016/2/4
「日本の良さを大切に(まとめ)」 つれづれ思うこと
国の成熟度を測る指標・要素として、「環境」・「安全」・「健康」がある。
それぞれの観点から、日本の良さを「環境」面と「安全」面については、すでに書いてきた。
今回は、「健康」面について。
日本人は世界で最も「健康な国民」だと、各種のデータから推定できる。
まずは、平均寿命ランキング。(2013年の国連データによる)
1位は日本で 84歳 (男80歳・女87歳)
2位は オーストラリアやイタリアなど、7か国あり、 83歳
その他、主な国のデータとしては、 フランス=82歳 韓国=82歳 イギリス=81歳 アメリカ=79歳 中国=75歳 ロシア=69歳 インド=66歳
(平均値は71歳)
次に、肥満度ランキング。(先進国のみの比較 2009年のデータ)
*肥満とはBMIが30以上の人 (ちなみに、私は少し腹が出ているが、BMIつまり体重÷身長÷身長は、21.8 だから肥満ではない。)日本人で、BMIが30以上の人は3%。3%の国(先進国で)は、日本と韓国だけである。
1位 アメリカ → 31%(の国民) 2位 メキシコ → 24%
3位 イギリス・ギリシャなど4カ国 → 22%
その他、主な国のデータ
ドイツ・スペインなど5カ国 → 13% フランス・イタリアなど3カ国 → 9%
さて、日本は → 3% (26位で最低のランクでした)肥満者の比率が最も少ない国。 日本人で、BMIが30以上の人は3%。先進国で、3%の国は、日本と韓国だけである。韓国も日本同様に「健康」面では、すばらしい国である。
しかし、残念ながら、両国とも「自殺者率」が高い。韓国は(10万人当たりの)自殺者が近年ここしばらく約30人で、世界ランク1位(悲しい順位)である。1位が10年ぐらい続いたままである。日本も多く(10万人当たり約18人)、人数は3万人前後の人が毎年自殺している。横ばい状態が続いている。悲しい数値だ。
高齢化社会になり、「高齢者の自殺者」が、両国とも多い。
そういう問題を抱えているが、「健康面」での国際比較すれば、日本は(データから考えると)世界一「健康」な国なのだ。
アメリカ人の平均寿命は79歳に対して、日本人は84歳。日本人の方が、5歳も長生きしている。
アメリカにおける医療制度利用は金持ちか貧乏人かで、大きく違っている。貧乏なら医者に診てもらえない。要するに、「お金」しだいなのである。救急車も有料なので、お金がなければ来てもらえない。
一方、日本は「国民皆保険制度」によって、金持ちも貧乏人もほぼ平等である。お金がなくても救急車を呼べるし、病院へもつれて行ってくれる。この平等さが、平均寿命を世界一の国にしたのであろう。
この日本にとっては、当たり前の「平等さ」を永遠に大切にしていってもらいたい。
TPP反対の私の観点からは、(日本の未来に不幸をもたらす)TPPに参加することになっても、「日本が大切にしている平等さ」を国民みんなで大切にしていきたい、と強く願っている。
TPPで得をするのは、アメリカの超金持ち一派とその仲間である日本人の一部だけなのである。
TPPがスタートすれば、アメリカ基準が医療分野にもじわじわと押し寄せてくるだろう。国民皆保険制度は骨抜きにされるであろう。形だけがあって、実質「アメリカ基準」になっていくのだ。政府は国民にほんとうに大切なことは隠してきた。
国民はだまされてきた。
たとえば、「原発が動かなければ、電気は足りなくなる!」なんて、(ちょっと前には)言い続けていた。節電、節電・・・の大騒ぎだった。あれって、国民への大ウソだった。
ほかにもウソがあった。平気でウソをつく政府。マスコミも政府に手を貸している。
TPP交渉は、国民に本質を知らせずに秘密裏にやっている交渉だ。不気味な交渉だ。
農業者は気の毒だ。「TPPに反対します」と言っていた自民党。その自民党に、多くの農業者は票を入れた。
2012年12月時点での農業者の安倍政権支持率は、66%だった。TPPに反対する党だと信じていたのだ。
その自民党が、今や、TPP推進も推進! 辞めた大臣を褒め称え、「命がけでTPP交渉に当たってくれた!」なんて、(農業者からは)腹の立つことを、おおっぴらにじゃんじゃん流している。こんな報道に協力しているマスコミもひどいものだ。
流石に、農業者もだまされたことにやっと気がついたらしく、最近の農業者の安倍政権支持率は18%になっている。やっと気づいたらしい。
それでも、TPP賛成の農業者が18%ほどいるらしい。数年後、泣きを見ることであろう。
毎日新聞社による最近の安倍政権支持率データでは、50%を超えていた。しかし、参議院議員選挙においても、そのデータが反映するのであろうか?
野党が乱立すれば、自民がぐらつくことはないだろうが、野党が統一候補を立てることができれば、どうなるか・・・(私個人は、次の選挙が)楽しみである。
農業者の票はどこへ向かうのであろうか? こんなひどい仕打ち(自民党にだまされた)をされても、選挙では、また自民党へ入れるのであろうか?
そうなったら、農業者の未来は悲惨だろう。そして、国民全体が、「アメリカ基準」のマイナス面に泣かされる日々になるだろう。今の「アメリカの現実」が日本へ押し寄せるのだ。
私はTPP反対議員に一票を入れる。日本の国会がTPP条約を批准しないことを願っているから。野党が大勝利すれば、希望が持てるから。
話が脱線しているので、元に戻そう。
ブログ内容、3回分のまとめ。
「環境」・「安全」・「健康」が、その国の「成熟度」の指標と考えられる。
日本は、どの分野においても、主要先進国のなかでは、トップである。「経済」だけで国の繁栄を見がちであるが、「経済」面だけをとりあげるのではなく、「成熟度の指標」での観点も大切にすべきなのである。
「経済成長すべきだ、経済成長すべきだ・・・」と、自民党は言い続けてきた。しかし、その自民党政治は国民全体を幸せにしていない。むしろ、若い人々の未来を不安定にし、不幸にしている。
その流れが止まらない・・・
「成熟」という観点から日本を見ると、日本は成熟・最優秀国なのだ。最優秀国が、アメリカの基準にあわせたら、どうなっていくのか?
アメリカやその他の国に「日本の良さ」を参考にしてくださいと、胸を張っていたらいいのだ。
しかし、現在、「アメリカのポチ」になっている安倍政治。
残念だ。
さて、とは言うものの・・・・夏の参議院議員選挙の結果に期待したい・・・
目覚めてほしい! 農業者の方々よ。
立ち上がってほしい! 若者たちよ。
それぞれの観点から、日本の良さを「環境」面と「安全」面については、すでに書いてきた。
今回は、「健康」面について。
日本人は世界で最も「健康な国民」だと、各種のデータから推定できる。
まずは、平均寿命ランキング。(2013年の国連データによる)
1位は日本で 84歳 (男80歳・女87歳)
2位は オーストラリアやイタリアなど、7か国あり、 83歳
その他、主な国のデータとしては、 フランス=82歳 韓国=82歳 イギリス=81歳 アメリカ=79歳 中国=75歳 ロシア=69歳 インド=66歳
(平均値は71歳)
次に、肥満度ランキング。(先進国のみの比較 2009年のデータ)
*肥満とはBMIが30以上の人 (ちなみに、私は少し腹が出ているが、BMIつまり体重÷身長÷身長は、21.8 だから肥満ではない。)日本人で、BMIが30以上の人は3%。3%の国(先進国で)は、日本と韓国だけである。
1位 アメリカ → 31%(の国民) 2位 メキシコ → 24%
3位 イギリス・ギリシャなど4カ国 → 22%
その他、主な国のデータ
ドイツ・スペインなど5カ国 → 13% フランス・イタリアなど3カ国 → 9%
さて、日本は → 3% (26位で最低のランクでした)肥満者の比率が最も少ない国。 日本人で、BMIが30以上の人は3%。先進国で、3%の国は、日本と韓国だけである。韓国も日本同様に「健康」面では、すばらしい国である。
しかし、残念ながら、両国とも「自殺者率」が高い。韓国は(10万人当たりの)自殺者が近年ここしばらく約30人で、世界ランク1位(悲しい順位)である。1位が10年ぐらい続いたままである。日本も多く(10万人当たり約18人)、人数は3万人前後の人が毎年自殺している。横ばい状態が続いている。悲しい数値だ。
高齢化社会になり、「高齢者の自殺者」が、両国とも多い。
そういう問題を抱えているが、「健康面」での国際比較すれば、日本は(データから考えると)世界一「健康」な国なのだ。
アメリカ人の平均寿命は79歳に対して、日本人は84歳。日本人の方が、5歳も長生きしている。
アメリカにおける医療制度利用は金持ちか貧乏人かで、大きく違っている。貧乏なら医者に診てもらえない。要するに、「お金」しだいなのである。救急車も有料なので、お金がなければ来てもらえない。
一方、日本は「国民皆保険制度」によって、金持ちも貧乏人もほぼ平等である。お金がなくても救急車を呼べるし、病院へもつれて行ってくれる。この平等さが、平均寿命を世界一の国にしたのであろう。
この日本にとっては、当たり前の「平等さ」を永遠に大切にしていってもらいたい。
TPP反対の私の観点からは、(日本の未来に不幸をもたらす)TPPに参加することになっても、「日本が大切にしている平等さ」を国民みんなで大切にしていきたい、と強く願っている。
TPPで得をするのは、アメリカの超金持ち一派とその仲間である日本人の一部だけなのである。
TPPがスタートすれば、アメリカ基準が医療分野にもじわじわと押し寄せてくるだろう。国民皆保険制度は骨抜きにされるであろう。形だけがあって、実質「アメリカ基準」になっていくのだ。政府は国民にほんとうに大切なことは隠してきた。
国民はだまされてきた。
たとえば、「原発が動かなければ、電気は足りなくなる!」なんて、(ちょっと前には)言い続けていた。節電、節電・・・の大騒ぎだった。あれって、国民への大ウソだった。
ほかにもウソがあった。平気でウソをつく政府。マスコミも政府に手を貸している。
TPP交渉は、国民に本質を知らせずに秘密裏にやっている交渉だ。不気味な交渉だ。
農業者は気の毒だ。「TPPに反対します」と言っていた自民党。その自民党に、多くの農業者は票を入れた。
2012年12月時点での農業者の安倍政権支持率は、66%だった。TPPに反対する党だと信じていたのだ。
その自民党が、今や、TPP推進も推進! 辞めた大臣を褒め称え、「命がけでTPP交渉に当たってくれた!」なんて、(農業者からは)腹の立つことを、おおっぴらにじゃんじゃん流している。こんな報道に協力しているマスコミもひどいものだ。
流石に、農業者もだまされたことにやっと気がついたらしく、最近の農業者の安倍政権支持率は18%になっている。やっと気づいたらしい。
それでも、TPP賛成の農業者が18%ほどいるらしい。数年後、泣きを見ることであろう。
毎日新聞社による最近の安倍政権支持率データでは、50%を超えていた。しかし、参議院議員選挙においても、そのデータが反映するのであろうか?
野党が乱立すれば、自民がぐらつくことはないだろうが、野党が統一候補を立てることができれば、どうなるか・・・(私個人は、次の選挙が)楽しみである。
農業者の票はどこへ向かうのであろうか? こんなひどい仕打ち(自民党にだまされた)をされても、選挙では、また自民党へ入れるのであろうか?
そうなったら、農業者の未来は悲惨だろう。そして、国民全体が、「アメリカ基準」のマイナス面に泣かされる日々になるだろう。今の「アメリカの現実」が日本へ押し寄せるのだ。
私はTPP反対議員に一票を入れる。日本の国会がTPP条約を批准しないことを願っているから。野党が大勝利すれば、希望が持てるから。
話が脱線しているので、元に戻そう。
ブログ内容、3回分のまとめ。
「環境」・「安全」・「健康」が、その国の「成熟度」の指標と考えられる。
日本は、どの分野においても、主要先進国のなかでは、トップである。「経済」だけで国の繁栄を見がちであるが、「経済」面だけをとりあげるのではなく、「成熟度の指標」での観点も大切にすべきなのである。
「経済成長すべきだ、経済成長すべきだ・・・」と、自民党は言い続けてきた。しかし、その自民党政治は国民全体を幸せにしていない。むしろ、若い人々の未来を不安定にし、不幸にしている。
その流れが止まらない・・・
「成熟」という観点から日本を見ると、日本は成熟・最優秀国なのだ。最優秀国が、アメリカの基準にあわせたら、どうなっていくのか?
アメリカやその他の国に「日本の良さ」を参考にしてくださいと、胸を張っていたらいいのだ。
しかし、現在、「アメリカのポチ」になっている安倍政治。
残念だ。
さて、とは言うものの・・・・夏の参議院議員選挙の結果に期待したい・・・
目覚めてほしい! 農業者の方々よ。
立ち上がってほしい! 若者たちよ。
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2016/1/29
「日本の良さを大切に(続き)」 つれづれ思うこと
安全面について。
日本は世界有数の国である。人口の多い先進国に限れば、世界一安全な国だと言えるであろう。
「犯罪率の国際比較」というデータによると、日本は9.9という数値になっている。一番低いのはスペインで、9.1である。10以下の国は、日本とスペインだけ。一番高い(犯罪被害者が多い)国は、アイルランドで、21.9。20台の国々は、ニュージーランド・アイスランド・イギリス。アメリカは17.5というデータである。ヨーロッパの国々は15前後で、並んでいる。10万人単位での、犯罪被害者数の比較である。
つまり、日本はデータにおいても、やはり「犯罪被害者数」は少ない国なのである。
殺人発生率だけに限ってみると、「安全な国」であることが、はっきりとデータに出てくる。 以下、10万人単位での比較。
(ネット情報)データによると、世界で一番危険な国は、ホンジュラスで、(10万人につき)84.3件発生している。二番目はベネズエラで、53.6件。
この2カ国が50を超えている。
ブラジルは、26.5。 治安はかなり悪そうである。今年のオリンピック開催期には、国を挙げて警戒・警備するのであろうが、安全面では心配な国である。
フィリピン → 9.3
ロシア → 9.0
アメリカ → 3.8 *テレビでよく報道される国だが、世界比較レベルではそれほど危険な国ではないというデータである。
フランス → 1.2
イギリス → 0.95
中国 → 0.82
さて、日本は? なんと、0.28。 アメリカの10分の1以下の発生率なのである。
もちろん、(先進国では)世界一殺人事件の発生率が少ない国である。
近年、外国人による殺人事件が増えたので、荒っぽい殺人事件が増えている。それは、事実だが、まだまだ「世界一安全」な国なのである。
女性が夜、独り歩きできる国は、世界のなかで「日本ぐらい」だと言われる。女性が夜一人歩きしていて犯罪にあったら、日本では「犯罪者が完全に悪い、女性は悪くない!」が、常識であろうが、他の国々では、考え方が違うようだ。つまり、夜の一人歩きは「女性にも問題がある」と批判されるのが、一般的らしい。
「日本の常識は世界の非常識」の一例かもしれない。それぐらい、日本は安全なのである。しかし、残念なデータもある。
(先進国比較で)一番悪いデータは自転車の盗難件数である。自転車が街中にあふれかえり、「ちょい借り」してそのまま放置してしまう「盗難」件数が最悪である。強盗件数は少ないが、「盗難」件数は多いのが、日本の現状である。特に、大阪府はひったくりや盗難件数が多い。改めなければならない問題点である。
しかし、昼間普通に生活していれば、犯罪に巻き込まれることはほとんどない国で、「世界一安全な国」であるという評価を多くの外国人の方々が(明治時代からずっと)してくれているのである。
フランシスコ・ザビエルらが日本へやってきた理由にも、日本および日本人の魅力があったにちがいない。フランシスコ・ザビエルを鹿児島に案内した日本人は「ヤジロウ(アンジロウ?)」という人であるが、彼がザビエルに語った「日本の状況」報告に魅力を感じ、日本行きを決断したようである。
「日本人は知的で、日本の文化レベルも高い」ということが、日本(=世界の果ての国)への関心を高めたにちがいない。ザビエルが堺に来たのは1550年のことである。戦国時代の真っ只中、平和な町、堺に来て豪商(日比屋了慶)の屋敷に滞在している。堺から京都へ行った。皇居にいる天皇に会って布教の許可をもらおうとしたのである。しかし、応仁の乱の後の京は荒れ果て、天皇の力もなかった。一応皇居を訪ねはしたが、門前払いになっている。がっかりして、堺に戻ってきた。日本の現実を認識したザビエルは、堺から山口へ戻っている。
堺の町は当時「日本で一番平和で繁栄していた町」だった。
だから、ザビエルが去った後、ザビエルから堺の良さを伝え聞いた多くの宣教師たちは堺に来るようになった。
日本という国が「安全な所」である点は、400年以上前から歴史が物語ってくれている。
今後とも、世界一安全な国でありつづけてほしい。ザビエルが見た「安全な日本」が、何年経っても変わらないようにと願っている次第です。
日本は世界有数の国である。人口の多い先進国に限れば、世界一安全な国だと言えるであろう。
「犯罪率の国際比較」というデータによると、日本は9.9という数値になっている。一番低いのはスペインで、9.1である。10以下の国は、日本とスペインだけ。一番高い(犯罪被害者が多い)国は、アイルランドで、21.9。20台の国々は、ニュージーランド・アイスランド・イギリス。アメリカは17.5というデータである。ヨーロッパの国々は15前後で、並んでいる。10万人単位での、犯罪被害者数の比較である。
つまり、日本はデータにおいても、やはり「犯罪被害者数」は少ない国なのである。
殺人発生率だけに限ってみると、「安全な国」であることが、はっきりとデータに出てくる。 以下、10万人単位での比較。
(ネット情報)データによると、世界で一番危険な国は、ホンジュラスで、(10万人につき)84.3件発生している。二番目はベネズエラで、53.6件。
この2カ国が50を超えている。
ブラジルは、26.5。 治安はかなり悪そうである。今年のオリンピック開催期には、国を挙げて警戒・警備するのであろうが、安全面では心配な国である。
フィリピン → 9.3
ロシア → 9.0
アメリカ → 3.8 *テレビでよく報道される国だが、世界比較レベルではそれほど危険な国ではないというデータである。
フランス → 1.2
イギリス → 0.95
中国 → 0.82
さて、日本は? なんと、0.28。 アメリカの10分の1以下の発生率なのである。
もちろん、(先進国では)世界一殺人事件の発生率が少ない国である。
近年、外国人による殺人事件が増えたので、荒っぽい殺人事件が増えている。それは、事実だが、まだまだ「世界一安全」な国なのである。
女性が夜、独り歩きできる国は、世界のなかで「日本ぐらい」だと言われる。女性が夜一人歩きしていて犯罪にあったら、日本では「犯罪者が完全に悪い、女性は悪くない!」が、常識であろうが、他の国々では、考え方が違うようだ。つまり、夜の一人歩きは「女性にも問題がある」と批判されるのが、一般的らしい。
「日本の常識は世界の非常識」の一例かもしれない。それぐらい、日本は安全なのである。しかし、残念なデータもある。
(先進国比較で)一番悪いデータは自転車の盗難件数である。自転車が街中にあふれかえり、「ちょい借り」してそのまま放置してしまう「盗難」件数が最悪である。強盗件数は少ないが、「盗難」件数は多いのが、日本の現状である。特に、大阪府はひったくりや盗難件数が多い。改めなければならない問題点である。
しかし、昼間普通に生活していれば、犯罪に巻き込まれることはほとんどない国で、「世界一安全な国」であるという評価を多くの外国人の方々が(明治時代からずっと)してくれているのである。
フランシスコ・ザビエルらが日本へやってきた理由にも、日本および日本人の魅力があったにちがいない。フランシスコ・ザビエルを鹿児島に案内した日本人は「ヤジロウ(アンジロウ?)」という人であるが、彼がザビエルに語った「日本の状況」報告に魅力を感じ、日本行きを決断したようである。
「日本人は知的で、日本の文化レベルも高い」ということが、日本(=世界の果ての国)への関心を高めたにちがいない。ザビエルが堺に来たのは1550年のことである。戦国時代の真っ只中、平和な町、堺に来て豪商(日比屋了慶)の屋敷に滞在している。堺から京都へ行った。皇居にいる天皇に会って布教の許可をもらおうとしたのである。しかし、応仁の乱の後の京は荒れ果て、天皇の力もなかった。一応皇居を訪ねはしたが、門前払いになっている。がっかりして、堺に戻ってきた。日本の現実を認識したザビエルは、堺から山口へ戻っている。
堺の町は当時「日本で一番平和で繁栄していた町」だった。
だから、ザビエルが去った後、ザビエルから堺の良さを伝え聞いた多くの宣教師たちは堺に来るようになった。
日本という国が「安全な所」である点は、400年以上前から歴史が物語ってくれている。
今後とも、世界一安全な国でありつづけてほしい。ザビエルが見た「安全な日本」が、何年経っても変わらないようにと願っている次第です。
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タグ: 安全な国
2016/1/23
「日本の良さを大切に(一部加筆・修正)」 つれづれ思うこと
経済面だけで国を評価するのはやめよう。
日本は全体として俯瞰すれば、成熟国家になっていると言えるであろう。成熟国家の指標になるのは、「環境」「安全」「健康」である。
「環境」に関しては、中国と比較すれば一目瞭然である。中国の悪環境を考えてみれば、認識しやすい。日本も悪環境の時代があったのだ。
昔(高度成長期の時代)は日本の空も川も汚れていて、ひどかった。しかし、ほぼ克服している。私の住居の近くを流れる大和川を例にとれば、昔は「日本一汚ない一級河川」であった。その川にしても、今や川は清くなり、水が濁っている日は少ない。住民参加のゴミ拾いの活動が毎年行われており、「大和川クリーン作戦」でのボランティア「ゴミ拾い参加者」も多い。国民の環境への意識も向上し、昔に比べれば川も空もきれいになった。街もそれにつれてゴミが少なくなった。タバコのポイ捨ても減っている。シンガポールには負けるが、街中のゴミは少なくなってきた。私が利用しているJR阪和線・津久野駅周辺はゴミが少ない。なぜなら、毎日ゴミ拾いしている「ボランティアおじさん」がゴミ拾いしておられるからだ。ボランティア活動をされる方が全国的に増えてきている。「街をきれいに」という意識が高くなってきたように思われる。旧東海道を歩き旅しているのだが、どの街もゴミは少なくなっていることが分かる。ボランティア活動や市民の環境への意識の高まりがもたらした結果であろう。
森林・川・海・空・街などの「環境」のレベルは、その国の良さのバロメーターの一つだと言える。だから、経済面だけで測るべきではないのである。
現在まだまだ理想には程遠いが、「環境」破壊に対する国民の意識も高くなり、国土全体の悪化は止まったようである。
しかし、残念ながら、原発事故による放射能汚染は克服できていない。放射能汚染の垂れ流しは続いている。「原発事故による放射能汚染はコントロールされている」なんて、総理大臣自ら世界に向かって「大きなウソ」を言い放ったが、実際はコントロールされていない。国民はその事実を知っている。オリンピックを日本で開催するために「大きなウソ」をついてしまった日本。この一点は、恥ずべきことである。
放射能汚染という観点から、原発はゼロにすべきだと私は主張してきている。その気になれば、できるはずなのに、原子力ムラ一派と自公政権ならびに超富裕者軍団のパワーによって、できなくさせている。国民のための「政治・経済」ではなく、超富裕層たちのための「政治・経済」になっている。特にアベノミクスはそういうしくみになっているのだ。
金持ち(大企業群の大株主など)はより金持ちに、多くの国民は「より貧乏に」なってきている。特に、若者たちが正規雇用される率が激減してきている。非正規雇用の若者たちの将来は暗い。経済的に苦しくなるであろう。年金は「国民年金」ということになり、正規雇用者(厚生年金を受け取れる)の年金より、半額以下になるであろう。正規雇用を減らしていく政治が若者たちを苦しめることにつながっているのだ。安倍政治が実施している政策は、若者たちの未来を苦しめる政治なのである。若者が一番被害を受けているのに、そのことに気がついているのであろうか? 若者たちよ、しっかり考えてほしい。
アベノミクスの正体をテレビなどのマスコミはごまかして報道しているが、ネット情報の方が真実を流していることが多い。だから、テレビ報道にだまされないで、しっかり見極めてほしい。
かなり話が逸れました。話を元に戻します。
日本は森林を大切にしてきている。国土の68.6%を森林として維持している。先進国ではトップだ。ちなみに主要国の森林化率トップは、フィンランドで、72.9%。2位はスェーデンで、68.7%。日本は3位である。大したものである。
日本は産業を発展させながらも、森林を維持してきていることになる。雨の多さが関係しているのだろう。日本の雨量はヨーロッパの約3倍とのデータである。
環境面での「成熟国」として、森林化率を今後も維持していってほしい。
次に「安全」について。後日のブログで書きますので、よろしく。
日本は全体として俯瞰すれば、成熟国家になっていると言えるであろう。成熟国家の指標になるのは、「環境」「安全」「健康」である。
「環境」に関しては、中国と比較すれば一目瞭然である。中国の悪環境を考えてみれば、認識しやすい。日本も悪環境の時代があったのだ。
昔(高度成長期の時代)は日本の空も川も汚れていて、ひどかった。しかし、ほぼ克服している。私の住居の近くを流れる大和川を例にとれば、昔は「日本一汚ない一級河川」であった。その川にしても、今や川は清くなり、水が濁っている日は少ない。住民参加のゴミ拾いの活動が毎年行われており、「大和川クリーン作戦」でのボランティア「ゴミ拾い参加者」も多い。国民の環境への意識も向上し、昔に比べれば川も空もきれいになった。街もそれにつれてゴミが少なくなった。タバコのポイ捨ても減っている。シンガポールには負けるが、街中のゴミは少なくなってきた。私が利用しているJR阪和線・津久野駅周辺はゴミが少ない。なぜなら、毎日ゴミ拾いしている「ボランティアおじさん」がゴミ拾いしておられるからだ。ボランティア活動をされる方が全国的に増えてきている。「街をきれいに」という意識が高くなってきたように思われる。旧東海道を歩き旅しているのだが、どの街もゴミは少なくなっていることが分かる。ボランティア活動や市民の環境への意識の高まりがもたらした結果であろう。
森林・川・海・空・街などの「環境」のレベルは、その国の良さのバロメーターの一つだと言える。だから、経済面だけで測るべきではないのである。
現在まだまだ理想には程遠いが、「環境」破壊に対する国民の意識も高くなり、国土全体の悪化は止まったようである。
しかし、残念ながら、原発事故による放射能汚染は克服できていない。放射能汚染の垂れ流しは続いている。「原発事故による放射能汚染はコントロールされている」なんて、総理大臣自ら世界に向かって「大きなウソ」を言い放ったが、実際はコントロールされていない。国民はその事実を知っている。オリンピックを日本で開催するために「大きなウソ」をついてしまった日本。この一点は、恥ずべきことである。
放射能汚染という観点から、原発はゼロにすべきだと私は主張してきている。その気になれば、できるはずなのに、原子力ムラ一派と自公政権ならびに超富裕者軍団のパワーによって、できなくさせている。国民のための「政治・経済」ではなく、超富裕層たちのための「政治・経済」になっている。特にアベノミクスはそういうしくみになっているのだ。
金持ち(大企業群の大株主など)はより金持ちに、多くの国民は「より貧乏に」なってきている。特に、若者たちが正規雇用される率が激減してきている。非正規雇用の若者たちの将来は暗い。経済的に苦しくなるであろう。年金は「国民年金」ということになり、正規雇用者(厚生年金を受け取れる)の年金より、半額以下になるであろう。正規雇用を減らしていく政治が若者たちを苦しめることにつながっているのだ。安倍政治が実施している政策は、若者たちの未来を苦しめる政治なのである。若者が一番被害を受けているのに、そのことに気がついているのであろうか? 若者たちよ、しっかり考えてほしい。
アベノミクスの正体をテレビなどのマスコミはごまかして報道しているが、ネット情報の方が真実を流していることが多い。だから、テレビ報道にだまされないで、しっかり見極めてほしい。
かなり話が逸れました。話を元に戻します。
日本は森林を大切にしてきている。国土の68.6%を森林として維持している。先進国ではトップだ。ちなみに主要国の森林化率トップは、フィンランドで、72.9%。2位はスェーデンで、68.7%。日本は3位である。大したものである。
日本は産業を発展させながらも、森林を維持してきていることになる。雨の多さが関係しているのだろう。日本の雨量はヨーロッパの約3倍とのデータである。
環境面での「成熟国」として、森林化率を今後も維持していってほしい。
次に「安全」について。後日のブログで書きますので、よろしく。
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2015/11/19
「原発メーカーの悲劇」 つれづれ思うこと
日本の原発メーカーは、三菱重工・東芝・日立の3社である。
東芝が巨額の不正決算をしていたことが明るみに出て、歴代社長が訴えられている。株主訴訟も起こり、これから延々と裁判が続くことになるだろう。不正の背後には「原発メーカー」として、「隠しておきたかったこと」があるに違いない。今回、隠し切れなくなって、表に出てしまったわけであるが、とにかく原発メーカーは「都合の悪いこと」は隠そうとするか、先送りにするようだ。国民に知られてはまずいことがあると、とにかく「オープンにしない」のだ。
原子力ムラと政府・大手マスコミなどが、がっちり手を組んで「真実」をはぐらかしてしまう。知らぬ間に、なんだかんだとぼかしながら、税金を「原発」のために使っている。それも巨額だ。「もんじゅ」の大失敗は「巨額税金の無駄遣い」を証明している。1兆円もの無駄遣いをしておきながら、まだ廃炉にしようと決断しない。誰も大失敗の責任を取らず、ずるずると「維持費」に税金を使い続けている。総理大臣が一言「廃炉にするぞ」と声を挙げれば、税金の無駄遣いはとりあえずストップするのに、それができない。
税金の無駄遣いという観点からも、「情けない総理大臣だ」。
東芝の未来は暗い。原発から足を洗えなくなっているようで、気の毒でもある。アメリカの原発子会社をかかえているものだから、今では赤字体質会社である。まだまだ東芝は「原発メーカー」として苦しむことになるのであろう。社員が気の毒でもある。原発以外の分野で真面目に稼いだ額が、原発メーカーとしての赤字で消えてしまっていくことになる。東芝が原発メーカーであり続けるかぎり、未来は暗い。最大の問題は「アメリカの子会社(原発関連会社)」にあるようだ。私は素人なので、詳しくは情報を掴んでいないが・・・。
株主訴訟によって、現社長や元社長(の5人ぐらいは)有罪になり、賠償額も巨額になるであろう。アメリカでの裁判なら、1000億円ぐらい要求されるかもしれないが、日本の裁判なら10億円以内だろう。
「隠蔽の責任」は重い時代になったのだ。株主からの訴えはきついものだ。
ところで、三菱重工はアメリカで工事をした「原発の不具合」の問題で、アメリカの会社から訴えられている。損害賠償額は(日本円で)約9000億円とのことである。
裁判だから、どうなるか分からないが、たぶん三菱重工が負けるであろう。アメリカは「訴訟のプロ集団」国家である。アメリカでの裁判において、アメリカが負けたという話はかなり少ないらしい。
原発メーカーとして、「不具合」の責任をきっちりとらされるであろう。いくら巨大企業であっても、「9000億円」の補償費用は痛手であろう。
この問題もまだあまりマスコミは国民に知らせていない。「原発メーカーの暗部」に関するニュースは流さないようにコントロールされているからであろう。いずれニュースにせざるをえない時が来るだろうが、今は「だんまり」である。
日立はどうか? たぶん、東芝・三菱重工と同じように、原発メーカーとして「国民に知られたくない問題」を抱えている気がする。(私個人の勘だが)
原発メーカーとして自民党政権と一体である時代は、それなりに「原子力ムラ」の一員として「税金で守られる企業」であろうが、国民が自民党政権を見限った時には、原発メーカーを「税金で守る」ようなことはしなくなるだろう。
覚悟しておいてください。
非正規社員が40パーセント以上の国にしたのは自民党政治である。若者を苦しめる一方、「原子力ムラ」への税金の無駄遣いは巨額。若者よ、税金の使われ方に黙っていないで、文句を言おうじゃないか!
若い人たちへ。次の選挙では、「正規社員が増えていく政治」をする人・政党に一票を!
アベノミクスは今も若者を苦しめている。
東芝が巨額の不正決算をしていたことが明るみに出て、歴代社長が訴えられている。株主訴訟も起こり、これから延々と裁判が続くことになるだろう。不正の背後には「原発メーカー」として、「隠しておきたかったこと」があるに違いない。今回、隠し切れなくなって、表に出てしまったわけであるが、とにかく原発メーカーは「都合の悪いこと」は隠そうとするか、先送りにするようだ。国民に知られてはまずいことがあると、とにかく「オープンにしない」のだ。
原子力ムラと政府・大手マスコミなどが、がっちり手を組んで「真実」をはぐらかしてしまう。知らぬ間に、なんだかんだとぼかしながら、税金を「原発」のために使っている。それも巨額だ。「もんじゅ」の大失敗は「巨額税金の無駄遣い」を証明している。1兆円もの無駄遣いをしておきながら、まだ廃炉にしようと決断しない。誰も大失敗の責任を取らず、ずるずると「維持費」に税金を使い続けている。総理大臣が一言「廃炉にするぞ」と声を挙げれば、税金の無駄遣いはとりあえずストップするのに、それができない。
税金の無駄遣いという観点からも、「情けない総理大臣だ」。
東芝の未来は暗い。原発から足を洗えなくなっているようで、気の毒でもある。アメリカの原発子会社をかかえているものだから、今では赤字体質会社である。まだまだ東芝は「原発メーカー」として苦しむことになるのであろう。社員が気の毒でもある。原発以外の分野で真面目に稼いだ額が、原発メーカーとしての赤字で消えてしまっていくことになる。東芝が原発メーカーであり続けるかぎり、未来は暗い。最大の問題は「アメリカの子会社(原発関連会社)」にあるようだ。私は素人なので、詳しくは情報を掴んでいないが・・・。
株主訴訟によって、現社長や元社長(の5人ぐらいは)有罪になり、賠償額も巨額になるであろう。アメリカでの裁判なら、1000億円ぐらい要求されるかもしれないが、日本の裁判なら10億円以内だろう。
「隠蔽の責任」は重い時代になったのだ。株主からの訴えはきついものだ。
ところで、三菱重工はアメリカで工事をした「原発の不具合」の問題で、アメリカの会社から訴えられている。損害賠償額は(日本円で)約9000億円とのことである。
裁判だから、どうなるか分からないが、たぶん三菱重工が負けるであろう。アメリカは「訴訟のプロ集団」国家である。アメリカでの裁判において、アメリカが負けたという話はかなり少ないらしい。
原発メーカーとして、「不具合」の責任をきっちりとらされるであろう。いくら巨大企業であっても、「9000億円」の補償費用は痛手であろう。
この問題もまだあまりマスコミは国民に知らせていない。「原発メーカーの暗部」に関するニュースは流さないようにコントロールされているからであろう。いずれニュースにせざるをえない時が来るだろうが、今は「だんまり」である。
日立はどうか? たぶん、東芝・三菱重工と同じように、原発メーカーとして「国民に知られたくない問題」を抱えている気がする。(私個人の勘だが)
原発メーカーとして自民党政権と一体である時代は、それなりに「原子力ムラ」の一員として「税金で守られる企業」であろうが、国民が自民党政権を見限った時には、原発メーカーを「税金で守る」ようなことはしなくなるだろう。
覚悟しておいてください。
非正規社員が40パーセント以上の国にしたのは自民党政治である。若者を苦しめる一方、「原子力ムラ」への税金の無駄遣いは巨額。若者よ、税金の使われ方に黙っていないで、文句を言おうじゃないか!
若い人たちへ。次の選挙では、「正規社員が増えていく政治」をする人・政党に一票を!
アベノミクスは今も若者を苦しめている。
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タグ: 東芝の不正の背後 三菱重工に巨額の訴状
2015/11/5
「犬山城 雑感」 つれづれ思うこと
姫路城や松江城などへの観光客が増え、ちょっとした「お城ブーム」らしい。2004年までは、犬山城は「個人所有の城」として有名であったが、現在は個人所有ではなくなった。犬山城白帝文庫の所有となり、犬山市が管理している。
11年前までは「個人所有の国宝の城」だったのだから、すごい! 「個人所有の城で、それも1935年に国宝に認定された城」なのです。国宝の維持管理・修理ではたいへん苦労があったに違いない。おそらく費用面での「個人負担」が限界を超えてしまって、犬山市と相談したのであろう。
それにしても天守閣が崩壊することなく、残されてきた城は数少ない。築造当時の天守閣現存の城として、早くから「国宝」に認定された。小さな城とはいえ、歴史的価値は大きい。
2年ほど前から「お城ブーム」らしい。書店でも「城に関する出版物」が多くなっている。姫路城の修理が終わり、「城」への関心が高まっている。
犬山城への観光客も、2年ほど前から増えてきたらしい。「本町通」という天守閣に通じている通りを(11月1日に)歩いたのだが、予想以上の賑わいであった。(小さなお城なので)観光客は少ないだろうと予想して行ったのだった。
ところがどっこい、本町通の各店には大勢の人が入っていて、歩行者天国になっていた。車は進入禁止になっていた。さらに、天守閣に近い駐車場はどこも満車状態だった。しかたなく、天守閣から遠い駐車場が見つかったので、そこから歩いた。徒歩で約20分の距離だった。
日曜日はいつもこの調子だと(帰るときに)教えてもらった。帰りは疲れたので、天守閣近くから駐車場までタクシーを利用したのだが、渋滞がひどくて1000円以上の料金がかかった。渋滞がなければ、そんなに料金は取られないのが・・・。お城周辺は車、車・・・で大混雑。
犬山城も「お城ブーム」だったのだ。
天守閣に入場するために、行列ができていた。それほど長い行列ではなかったが、なかなか進まない。とにかく入場してみて分かったことだが、段差が大きく、無茶苦茶急勾配の階段なので、どの人もすんなりとは進めないのだ。天守閣にたどり着くまで、(私たち家族もそうであったように)どの観光客も苦労していたのだ。
秋の行楽シーズンであり、「お城ブーム」でもある。「国宝の城」は数少ない(5城だったかな?)ので、犬山城は、姫路城や松江城(どちらも国宝の城)同様に観光客が多くなってきたのであろう。
ちなみに、大阪には「大阪城(大坂城)」がある。天守閣は再建されたもので、歴史的価値はほとんどないのだが、「大阪城の石垣」はすごい! 石垣ではないが、大阪城に使われている巨石には驚かされる。「よくも、まあ、こんな巨大な石を持ってこられたものだ!」と。
大阪城の石・石垣には、「歴史」と「魅力」を感じるものです。
残念ながら、犬山城の石垣には「迫力」はなく、「魅力」もなかった。ただ、天守から眺めた「直下の木曽川の流れ」は見ごたえがあった。
犬山城へ行かれたことのない方にとっては、このブログの記載内容が参考になるかも。
急勾配の階段は「昔のままの天守閣」を実感させてくれました。一度、登ってみてください。やはり、「国宝」は魅力がありましたから。
犬山城へ向かう「本町通」界隈 ビルの横に天守閣が見えていた。
古い町並みが城下町の雰囲気を出していた。休日は歩行者天国に。車の進入禁止だったので、歩きやすかった。
天守閣を南から撮ったもの。
天守閣の背後(北側)には木曽川が流れており、北部(美濃の国)から攻めこまれる心配はなさそう。そういう位置に築城されていた。攻めるなら、南部(三河の国)からであろう。
11年前までは「個人所有の国宝の城」だったのだから、すごい! 「個人所有の城で、それも1935年に国宝に認定された城」なのです。国宝の維持管理・修理ではたいへん苦労があったに違いない。おそらく費用面での「個人負担」が限界を超えてしまって、犬山市と相談したのであろう。
それにしても天守閣が崩壊することなく、残されてきた城は数少ない。築造当時の天守閣現存の城として、早くから「国宝」に認定された。小さな城とはいえ、歴史的価値は大きい。
2年ほど前から「お城ブーム」らしい。書店でも「城に関する出版物」が多くなっている。姫路城の修理が終わり、「城」への関心が高まっている。
犬山城への観光客も、2年ほど前から増えてきたらしい。「本町通」という天守閣に通じている通りを(11月1日に)歩いたのだが、予想以上の賑わいであった。(小さなお城なので)観光客は少ないだろうと予想して行ったのだった。
ところがどっこい、本町通の各店には大勢の人が入っていて、歩行者天国になっていた。車は進入禁止になっていた。さらに、天守閣に近い駐車場はどこも満車状態だった。しかたなく、天守閣から遠い駐車場が見つかったので、そこから歩いた。徒歩で約20分の距離だった。
日曜日はいつもこの調子だと(帰るときに)教えてもらった。帰りは疲れたので、天守閣近くから駐車場までタクシーを利用したのだが、渋滞がひどくて1000円以上の料金がかかった。渋滞がなければ、そんなに料金は取られないのが・・・。お城周辺は車、車・・・で大混雑。
犬山城も「お城ブーム」だったのだ。
天守閣に入場するために、行列ができていた。それほど長い行列ではなかったが、なかなか進まない。とにかく入場してみて分かったことだが、段差が大きく、無茶苦茶急勾配の階段なので、どの人もすんなりとは進めないのだ。天守閣にたどり着くまで、(私たち家族もそうであったように)どの観光客も苦労していたのだ。
秋の行楽シーズンであり、「お城ブーム」でもある。「国宝の城」は数少ない(5城だったかな?)ので、犬山城は、姫路城や松江城(どちらも国宝の城)同様に観光客が多くなってきたのであろう。
ちなみに、大阪には「大阪城(大坂城)」がある。天守閣は再建されたもので、歴史的価値はほとんどないのだが、「大阪城の石垣」はすごい! 石垣ではないが、大阪城に使われている巨石には驚かされる。「よくも、まあ、こんな巨大な石を持ってこられたものだ!」と。
大阪城の石・石垣には、「歴史」と「魅力」を感じるものです。
残念ながら、犬山城の石垣には「迫力」はなく、「魅力」もなかった。ただ、天守から眺めた「直下の木曽川の流れ」は見ごたえがあった。
犬山城へ行かれたことのない方にとっては、このブログの記載内容が参考になるかも。
急勾配の階段は「昔のままの天守閣」を実感させてくれました。一度、登ってみてください。やはり、「国宝」は魅力がありましたから。
犬山城へ向かう「本町通」界隈 ビルの横に天守閣が見えていた。
古い町並みが城下町の雰囲気を出していた。休日は歩行者天国に。車の進入禁止だったので、歩きやすかった。
天守閣を南から撮ったもの。
天守閣の背後(北側)には木曽川が流れており、北部(美濃の国)から攻めこまれる心配はなさそう。そういう位置に築城されていた。攻めるなら、南部(三河の国)からであろう。