2018/10/24
「摩天崖は快晴だった(加筆あり)」 旅行記録
10月24日(旅行3日目)
島前3島では、やはり西ノ島にある「摩天崖(まてんがい)」が、心に残った。257メートルの断崖絶壁。テレビや写真などで何度か目にしていたが、想像していた以上に実物は凄かった! 快晴だったので、迫力満点。これぞ日本を代表する断崖絶壁だったのだ。
日本各地の「断崖絶壁」を何カ所か見てきた私だが、摩天崖の垂直性には目を見張るものがあった。
摩天崖の頂上部(海抜257m)の草原にも、山々の中腹部同様に牛や馬が放牧されていた。赤壁で見た牛たち同様に、西ノ島の山々にも放牧されていた。
断崖絶壁の上を覆う牧草の緑と直下の白い波、海の青。背後にうっすらとした空のスカイブルー。色のコントラストを借景にして、断崖絶壁がパワーを増して心に迫ってくる。大地をナイフで切りとったように見える絶壁が直下に見えている。
(ウーン、まさに絶景だ! 摩天崖に来てよかった!)
死ぬまでに一度は見ておきたかった断崖絶壁「摩天崖」。満足、満足。
北海道の「神威岬」・「地球岬」・「襟裳岬」・「霧多布岬」・知床半島ウトロ近辺の断崖絶壁。岩手県三陸海岸の「北山崎」。さらに長崎県福江島の「大瀬崎」。高知県の「足摺岬」など・・・。いろいろな絶壁を見てきた私。どこも素晴らしかった。心が震えた。
中でも日本最南端の岬=波照間島の「高那崎(たかなざき)」と隠岐諸島の「摩天崖」は、私にとって『天国に近い岬』として、いつまでも心に映え続けるだろう・・・。
断崖絶壁がもたらしてくれる感動に感謝、感謝。
西之島では電動付自転車を借りることができた。車道を走り、道を間違えることなく、摩天崖に到着できた。あまりにも坂がきつく、自転車を押しながら行かねばならないところもあったが、爽快だった。
隠岐諸島の観光を終え、午後2時頃発の高速船で(島根半島部)七類港に着いた。七類港から路線バスで境港駅に。そして、JRに乗り米子に到着した。高速艇に乗っていた時間は約1時間だったので、夕方に米子のホテルにチェックインできた。
さて、明日は米子に近い「妻木晩田(むきばんだ)遺跡」を再訪する予定。
摩天崖頂上部から眼下を眺めた風景
少し下ったところから摩天崖頂上部を眺めている。垂直の崖が迫力満点。直下の海までの落差は257m。300mのアベノハルカスは日本一高いビルだが、その高さに近い崖だった。
摩天崖頂上部 標柱と掲示板の一部
摩天崖から2kmほど下って行ったところにある「国賀海岸」
写真の「通天橋」は観光ポイント。
摩天崖近辺の牧草地
馬が一頭 牧草が切れる右手は崖
摩天崖とは逆の方向の景色
島前3島では、やはり西ノ島にある「摩天崖(まてんがい)」が、心に残った。257メートルの断崖絶壁。テレビや写真などで何度か目にしていたが、想像していた以上に実物は凄かった! 快晴だったので、迫力満点。これぞ日本を代表する断崖絶壁だったのだ。
日本各地の「断崖絶壁」を何カ所か見てきた私だが、摩天崖の垂直性には目を見張るものがあった。
摩天崖の頂上部(海抜257m)の草原にも、山々の中腹部同様に牛や馬が放牧されていた。赤壁で見た牛たち同様に、西ノ島の山々にも放牧されていた。
断崖絶壁の上を覆う牧草の緑と直下の白い波、海の青。背後にうっすらとした空のスカイブルー。色のコントラストを借景にして、断崖絶壁がパワーを増して心に迫ってくる。大地をナイフで切りとったように見える絶壁が直下に見えている。
(ウーン、まさに絶景だ! 摩天崖に来てよかった!)
死ぬまでに一度は見ておきたかった断崖絶壁「摩天崖」。満足、満足。
北海道の「神威岬」・「地球岬」・「襟裳岬」・「霧多布岬」・知床半島ウトロ近辺の断崖絶壁。岩手県三陸海岸の「北山崎」。さらに長崎県福江島の「大瀬崎」。高知県の「足摺岬」など・・・。いろいろな絶壁を見てきた私。どこも素晴らしかった。心が震えた。
中でも日本最南端の岬=波照間島の「高那崎(たかなざき)」と隠岐諸島の「摩天崖」は、私にとって『天国に近い岬』として、いつまでも心に映え続けるだろう・・・。
断崖絶壁がもたらしてくれる感動に感謝、感謝。
西之島では電動付自転車を借りることができた。車道を走り、道を間違えることなく、摩天崖に到着できた。あまりにも坂がきつく、自転車を押しながら行かねばならないところもあったが、爽快だった。
隠岐諸島の観光を終え、午後2時頃発の高速船で(島根半島部)七類港に着いた。七類港から路線バスで境港駅に。そして、JRに乗り米子に到着した。高速艇に乗っていた時間は約1時間だったので、夕方に米子のホテルにチェックインできた。
さて、明日は米子に近い「妻木晩田(むきばんだ)遺跡」を再訪する予定。
摩天崖頂上部から眼下を眺めた風景
少し下ったところから摩天崖頂上部を眺めている。垂直の崖が迫力満点。直下の海までの落差は257m。300mのアベノハルカスは日本一高いビルだが、その高さに近い崖だった。
摩天崖頂上部 標柱と掲示板の一部
摩天崖から2kmほど下って行ったところにある「国賀海岸」
写真の「通天橋」は観光ポイント。
摩天崖近辺の牧草地
馬が一頭 牧草が切れる右手は崖
摩天崖とは逆の方向の景色
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2018/10/23
「赤壁(せきへき)は遠かった(加筆あり)」 旅行記録
10月23日(旅行2日目)
朝から曇天だったので、西ノ島にある摩天崖(まてんがい)を見に行くのは、明日にした。
その代わりに、知夫里島(ちぶりじま)の赤壁(せきへき)を見に行くことにした。
天気予報では、隠岐地方は午後から雨との予報だった。今日か明日どっちの日に、(今回の旅行で一番行ってみたい)摩天崖を見にいくべきか? 天気予報との相談だった。
明日(24日)の予報は晴れだった。
「決めたぞ! 摩天崖へ行くのは明日だ!」
西ノ島・知夫里島・中ノ島の3島は島前(どうぜん)と呼ばれている。島後よりも本土に近いので、島前と呼ばれているのだろう。
これらの島々をつなぐ小型船(島前内航船)がある。便数も多く便利である。利用料金も一回300円と安い。本土(境港などの地域を呼ぶ島根県・鳥取県地域)から島前・島後へ渡るフェリー料金は2等2920円で、高速艇利用なら5760円かかる。JR山陰~大阪間ぐるり切符が12000円だったのに対して、フェリー料金は高いことが分かった。「往復・高速艇利用はやめておこう・・・」と思った。
島前3島は、お互いに使い勝手がいいように住民や観光客が利用しているようだった。
この日、西ノ島(2泊した旅館がある島)から知夫里島へ、午前8時23分発の船で渡った。30分足らずで到着した。300円。(沖縄・石垣島の船に比べて)安かったなあ!
知夫里島の港について、レンタサイクルを借りようとしたのだが、「この島にはレンタサイクルはありません。」とのことだった。レンタカーはあるようだが、手続きする場所には誰もいなかった。土日でないので、シャッターが下りたままだった。
「あの・・・、赤壁まで歩いて行きたいのですが・・・どれぐらいかかりますか?」と、船会社の方にお聞きした。
「えっ、歩いてですか…? あまり、そんな人はいませんけど…。歩いては遠いですよ。アップダウンが多い道ですよ。」
「今日は夕方まで時間がたっぷりあるので、行ってみようと思います。」
話を聞きつけた、他の社員さんが、寄ってこられて、
「それなら、この地図をお渡ししますので、道に迷わないように気を付けて行ってきてください。」と、親切に地図を渡してくださった。
レンタカー会社の人が港に来られるのを待っているという判断もしても良かったのだが、レンタカーなら(赤壁までなら)すぐに到着する距離に思われた。
(今日は一日かけて知夫里島観光をする予定なので、レンタカーは利用したくなかった。レンタサイクルを希望していたのだった。)
港で働いている社員さんにいただいた知夫里島の詳しい地図を見ながら歩き始めた。午前9時を過ぎていた。
知夫里島で一番高い山の赤ハゲ山の頂上(360度見渡せる展望所)が観光ポイントだったので、まずそこを目指すことにした。赤ハゲ山から赤壁へ行く道もありそうだった。
(よし、このコースで行こう! まずは赤ハゲだ!)
地図通りの道を歩いていたのだが・・・。ややこしそうな曲がり角で「どっちかな?」と迷ってしまった。地図をじっくり見てみたら、「こっちが、赤ハゲ山頂上への近道だ!」と思いこんだ。アスファルトの道だったし、車も通れる道だった。(しめしめ、近道を見つけたぞ!)
その道をどんどん登っていった。
ところが・・・アスファルトがなくなり、土の道になり…車も通れない細い道になってしまった。人一人がやっと歩ける「けものみち」になってしまったのだ。
「あれっ、ちょっとおかしいなあ・・・。この道でいいのだろうか?」
迷ったかな、と思い始めた時だった。
「モー!!」と響き渡る叫び声。 (びっくりしたなあ! もー! 驚かさんでくれよ)
近くに牛がいるようだった。
(いた! 黒毛和牛だ! こっちを見ているぞ!)
【お前、何しに来たんや! ここはワシの縄張りの牧場内だぞ! 早く出ていかんかい!】
複数で歩いていたら、怖くはない牛一頭だが、一人歩きゆえにビビった。
(あの尖っている角で頭突きされたら・・・)
けものみちの真ん中にいた牛。牛の横を通り抜けなければ前に進めない。ビビりながら、目を合わさないように牛を刺激しないように、そおっとすれ違った。
「モー、モーー」
通り過ぎた後に聞こえた声は「叫び声」から「鳴き声」に変わっていた。こちらに「心の余裕」が生まれたからであろう。
牛とのトラブルもなく、ひやひやしながら「牛たちの縄張り地域」から脱出しようと急いだ。しかし、足に棘のあるつる性植物が絡みついて、つまずきそうになるばかり。
(この棘のあるつるがまとわりついたら、前に進みにくいぞ!)
焦れば焦るほど、進むべき方向が分からなくなってきた。棘のあるつるが背中にまで、まとわりつき始めた。
(あっ、痛い!)
棘が衣服を突き抜けて、皮膚に刺さったようだった。(慌てたらだめだ……棘に気を付けて、歩かねば!)
長い間の悪戦苦闘の悪路歩きだった。
視界が開けたところにやっと出た時、ぬるっとしたものをフンづけてしまった。それは、まさにフンだったのだ。足の裏を見たら、やはり糞だった。(ここは牧場だったのだ!)
その時、上の方を見上げたら、山の頂上に建物らしきものが見えたのだった。
(あれが、赤ハゲ山の展望所だろう・・・ああ、よかった! やっと脱出できるぞ!)
「フンをフンだけれど、ウンがついたのだ」なんて、ダジャレ気分がでてくるようになり、元気になれた。
しばらく歩いていくと、車道が見つかり、人家もあった。その家の横でおばあさんが畑を耕していた。
「道に迷ってしまったのですが・・・赤ハゲ山へ行く道はこの道でいいのでしょうか?」とコースの確認のため、尋ねてみた。
「ええ、その道をまっすぐ行けばいいですよ。」と優しい声で言ってもらえた。久しぶりに人と話したことがうれしかった。(怖そうな牛と棘だらけのけものみち。過酷な一人歩きだったから、人との対話がうれしかったのだ。)
車の通れる道を歩く気分はすがすがしかった。遠くの景色、近くの景色を見ながら余裕を持って歩くことができた。
(おやっ、あれはタヌキかな? 普通のタヌキじゃなさそうだぞ! 2頭とも縞がある・・・)
私が近づいていくと、草むらの中に入り込んで見えなくなってしまった。なんとか、カメラに収めることができたが、ピントは甘かった。
頂上が近づくにつれて、ものすごい数の牛が待っていてくれた。しかし、一斉に道路で並んで迎えてくれると、怖かった。よだれを垂らした牛たちが、私の目を見つめているのだ!
「牛を刺激しないように通行すること」というパンフレットの注意書きを思い浮かべながら、目を合わさないように静かに歩いた。
赤ハゲ山の頂上に着いた時、「やれやれ」。もう午後1時を過ぎていたのだった。4時間足らず、さ迷いながらの登山をしたことになる。
歩く道を間違えると、とんでもないことになる。「人生も同じだ」と反省した。「近道だろう」と勝手に思い込んだことが失敗の原因だったのだ。
赤壁への道は、すべて車道を歩くことにした。遠く感じたが、迷うことはなかった。頂上から4km足らず歩いた地点に赤壁はあった。
赤い岩肌の200mの断崖絶壁だった。
(苦労してたどり着いただけに、赤い絶壁に「苦労の思い出」がしみ込んでいた。)
赤壁は遠かった!
赤壁から港(スタート地点)まで、約9kmほど歩いた。雨が激しくなってきたので、早く歩けなかったが、迷うことなく港にたどり着けた。午後4時を回っていた。
万歩計を見ると、39113歩だった。約22㎞歩いていたことになる。歩いていたコースを地図でさ迷ったコースをたどってみると、知夫里島(周囲28㎞の島)をほぼ一周近く歩いていたようだ。
おばあさんに道を教えていただいた地点は、目的地とは全く反対のところだったのだ。
(目的地だと思って歩いていたコースは逆だったのだ…)
一回300円の船に乗り、宿泊している旅館がある西ノ島に到着したのは午後5時過ぎだった。
私の帰りを心配して、待っていてくれた旅館の女将さんいわく、
「ええっ! この天候なのに、全部歩いてきたのですか!?」
あきれたような、びっくり顔だった。
早速風呂に入り、疲れた足腰をしっかりもんで体の疲れをとった。
さあ、明日はいよいよ「摩天崖」行きだ。明日は晴れるだろう。
けものみちで出くわした黒毛和牛(?)
あれ? (縞模様のある)タヌキらしいが・・・違ったかな?
赤ハゲ山 頂上からの眺め(360度)
【ここから先は通さんぞ!】と、にらまれた。この巨体ゆえにビビった。
知夫里島 「知夫赤壁(ちぶせきへき)」の標柱あり
この先は断崖絶壁が続いていた
牛たちは絶壁が怖くないのだろうか? 一歩間違えると落ちそうなところまで行くのだから…。
別の角度からの赤壁 一番上までカメラ画面に入らず。
黒毛和牛(?)が何百頭もいるらしい。これはほんの一部の牛たち。
朝から曇天だったので、西ノ島にある摩天崖(まてんがい)を見に行くのは、明日にした。
その代わりに、知夫里島(ちぶりじま)の赤壁(せきへき)を見に行くことにした。
天気予報では、隠岐地方は午後から雨との予報だった。今日か明日どっちの日に、(今回の旅行で一番行ってみたい)摩天崖を見にいくべきか? 天気予報との相談だった。
明日(24日)の予報は晴れだった。
「決めたぞ! 摩天崖へ行くのは明日だ!」
西ノ島・知夫里島・中ノ島の3島は島前(どうぜん)と呼ばれている。島後よりも本土に近いので、島前と呼ばれているのだろう。
これらの島々をつなぐ小型船(島前内航船)がある。便数も多く便利である。利用料金も一回300円と安い。本土(境港などの地域を呼ぶ島根県・鳥取県地域)から島前・島後へ渡るフェリー料金は2等2920円で、高速艇利用なら5760円かかる。JR山陰~大阪間ぐるり切符が12000円だったのに対して、フェリー料金は高いことが分かった。「往復・高速艇利用はやめておこう・・・」と思った。
島前3島は、お互いに使い勝手がいいように住民や観光客が利用しているようだった。
この日、西ノ島(2泊した旅館がある島)から知夫里島へ、午前8時23分発の船で渡った。30分足らずで到着した。300円。(沖縄・石垣島の船に比べて)安かったなあ!
知夫里島の港について、レンタサイクルを借りようとしたのだが、「この島にはレンタサイクルはありません。」とのことだった。レンタカーはあるようだが、手続きする場所には誰もいなかった。土日でないので、シャッターが下りたままだった。
「あの・・・、赤壁まで歩いて行きたいのですが・・・どれぐらいかかりますか?」と、船会社の方にお聞きした。
「えっ、歩いてですか…? あまり、そんな人はいませんけど…。歩いては遠いですよ。アップダウンが多い道ですよ。」
「今日は夕方まで時間がたっぷりあるので、行ってみようと思います。」
話を聞きつけた、他の社員さんが、寄ってこられて、
「それなら、この地図をお渡ししますので、道に迷わないように気を付けて行ってきてください。」と、親切に地図を渡してくださった。
レンタカー会社の人が港に来られるのを待っているという判断もしても良かったのだが、レンタカーなら(赤壁までなら)すぐに到着する距離に思われた。
(今日は一日かけて知夫里島観光をする予定なので、レンタカーは利用したくなかった。レンタサイクルを希望していたのだった。)
港で働いている社員さんにいただいた知夫里島の詳しい地図を見ながら歩き始めた。午前9時を過ぎていた。
知夫里島で一番高い山の赤ハゲ山の頂上(360度見渡せる展望所)が観光ポイントだったので、まずそこを目指すことにした。赤ハゲ山から赤壁へ行く道もありそうだった。
(よし、このコースで行こう! まずは赤ハゲだ!)
地図通りの道を歩いていたのだが・・・。ややこしそうな曲がり角で「どっちかな?」と迷ってしまった。地図をじっくり見てみたら、「こっちが、赤ハゲ山頂上への近道だ!」と思いこんだ。アスファルトの道だったし、車も通れる道だった。(しめしめ、近道を見つけたぞ!)
その道をどんどん登っていった。
ところが・・・アスファルトがなくなり、土の道になり…車も通れない細い道になってしまった。人一人がやっと歩ける「けものみち」になってしまったのだ。
「あれっ、ちょっとおかしいなあ・・・。この道でいいのだろうか?」
迷ったかな、と思い始めた時だった。
「モー!!」と響き渡る叫び声。 (びっくりしたなあ! もー! 驚かさんでくれよ)
近くに牛がいるようだった。
(いた! 黒毛和牛だ! こっちを見ているぞ!)
【お前、何しに来たんや! ここはワシの縄張りの牧場内だぞ! 早く出ていかんかい!】
複数で歩いていたら、怖くはない牛一頭だが、一人歩きゆえにビビった。
(あの尖っている角で頭突きされたら・・・)
けものみちの真ん中にいた牛。牛の横を通り抜けなければ前に進めない。ビビりながら、目を合わさないように牛を刺激しないように、そおっとすれ違った。
「モー、モーー」
通り過ぎた後に聞こえた声は「叫び声」から「鳴き声」に変わっていた。こちらに「心の余裕」が生まれたからであろう。
牛とのトラブルもなく、ひやひやしながら「牛たちの縄張り地域」から脱出しようと急いだ。しかし、足に棘のあるつる性植物が絡みついて、つまずきそうになるばかり。
(この棘のあるつるがまとわりついたら、前に進みにくいぞ!)
焦れば焦るほど、進むべき方向が分からなくなってきた。棘のあるつるが背中にまで、まとわりつき始めた。
(あっ、痛い!)
棘が衣服を突き抜けて、皮膚に刺さったようだった。(慌てたらだめだ……棘に気を付けて、歩かねば!)
長い間の悪戦苦闘の悪路歩きだった。
視界が開けたところにやっと出た時、ぬるっとしたものをフンづけてしまった。それは、まさにフンだったのだ。足の裏を見たら、やはり糞だった。(ここは牧場だったのだ!)
その時、上の方を見上げたら、山の頂上に建物らしきものが見えたのだった。
(あれが、赤ハゲ山の展望所だろう・・・ああ、よかった! やっと脱出できるぞ!)
「フンをフンだけれど、ウンがついたのだ」なんて、ダジャレ気分がでてくるようになり、元気になれた。
しばらく歩いていくと、車道が見つかり、人家もあった。その家の横でおばあさんが畑を耕していた。
「道に迷ってしまったのですが・・・赤ハゲ山へ行く道はこの道でいいのでしょうか?」とコースの確認のため、尋ねてみた。
「ええ、その道をまっすぐ行けばいいですよ。」と優しい声で言ってもらえた。久しぶりに人と話したことがうれしかった。(怖そうな牛と棘だらけのけものみち。過酷な一人歩きだったから、人との対話がうれしかったのだ。)
車の通れる道を歩く気分はすがすがしかった。遠くの景色、近くの景色を見ながら余裕を持って歩くことができた。
(おやっ、あれはタヌキかな? 普通のタヌキじゃなさそうだぞ! 2頭とも縞がある・・・)
私が近づいていくと、草むらの中に入り込んで見えなくなってしまった。なんとか、カメラに収めることができたが、ピントは甘かった。
頂上が近づくにつれて、ものすごい数の牛が待っていてくれた。しかし、一斉に道路で並んで迎えてくれると、怖かった。よだれを垂らした牛たちが、私の目を見つめているのだ!
「牛を刺激しないように通行すること」というパンフレットの注意書きを思い浮かべながら、目を合わさないように静かに歩いた。
赤ハゲ山の頂上に着いた時、「やれやれ」。もう午後1時を過ぎていたのだった。4時間足らず、さ迷いながらの登山をしたことになる。
歩く道を間違えると、とんでもないことになる。「人生も同じだ」と反省した。「近道だろう」と勝手に思い込んだことが失敗の原因だったのだ。
赤壁への道は、すべて車道を歩くことにした。遠く感じたが、迷うことはなかった。頂上から4km足らず歩いた地点に赤壁はあった。
赤い岩肌の200mの断崖絶壁だった。
(苦労してたどり着いただけに、赤い絶壁に「苦労の思い出」がしみ込んでいた。)
赤壁は遠かった!
赤壁から港(スタート地点)まで、約9kmほど歩いた。雨が激しくなってきたので、早く歩けなかったが、迷うことなく港にたどり着けた。午後4時を回っていた。
万歩計を見ると、39113歩だった。約22㎞歩いていたことになる。歩いていたコースを地図でさ迷ったコースをたどってみると、知夫里島(周囲28㎞の島)をほぼ一周近く歩いていたようだ。
おばあさんに道を教えていただいた地点は、目的地とは全く反対のところだったのだ。
(目的地だと思って歩いていたコースは逆だったのだ…)
一回300円の船に乗り、宿泊している旅館がある西ノ島に到着したのは午後5時過ぎだった。
私の帰りを心配して、待っていてくれた旅館の女将さんいわく、
「ええっ! この天候なのに、全部歩いてきたのですか!?」
あきれたような、びっくり顔だった。
早速風呂に入り、疲れた足腰をしっかりもんで体の疲れをとった。
さあ、明日はいよいよ「摩天崖」行きだ。明日は晴れるだろう。
けものみちで出くわした黒毛和牛(?)
あれ? (縞模様のある)タヌキらしいが・・・違ったかな?
赤ハゲ山 頂上からの眺め(360度)
【ここから先は通さんぞ!】と、にらまれた。この巨体ゆえにビビった。
知夫里島 「知夫赤壁(ちぶせきへき)」の標柱あり
この先は断崖絶壁が続いていた
牛たちは絶壁が怖くないのだろうか? 一歩間違えると落ちそうなところまで行くのだから…。
別の角度からの赤壁 一番上までカメラ画面に入らず。
黒毛和牛(?)が何百頭もいるらしい。これはほんの一部の牛たち。
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2018/10/22
「隠岐島へ(加筆あり)」 旅行記録
今朝、隠岐島を目指して一人旅に出た。境港から午後2時25発のフェリーに乗ると、その日の夕方に隠岐島に到着できる。
新大阪駅から新幹線利用で岡山駅へ。岡山駅から「特急やくも」で米子駅へ。そして境港駅行きに乗り換えれば、余裕でフェリーに乗れることがわかった。
今朝、家を7時前に出たのだが、予定通りに到着できた。
「ヤッター! その日のうちに到着できたぞ!」
今回の旅行の交通機関をJR新幹線や特急になったのは、ボランティア仲間のTさんの一言がきっかけだった。
「山陰地方の旅行なら、『山陰めぐりパス』というお得な切符が発売されている」という一言だった。パソコンで、詳しく調べてみたら、新幹線や特急を利用して山陰地方を旅行してくると約2万円かかるということだった。それが、お得な切符を利用すると12000円で購入できることが分かった。おまけにサービスとして、その切符で旅行すると、お米がもらえると書かれてあった。要するに鳥取県や島根県など13府県が、西日本豪雨で被害が出た。その結果、観光客が激減したとのこと。そこで、観光客を増やすために「特別割引切符の一種」としてJR西日本が発売した。発売期限が終わりそうになったが、延長されたのだった。この12月23日まで購入可能になった。
高速バス利用で旅行することが経済的だったが、この割引切符利用の方が「早くて、安くなりそうだ!」と思ったので、交通機関をバスからJRに変更した次第。
さらに「がんばろう!西日本」のキャッチフレーズの下に、被災した13府県にある旅館・ホテルに宿泊した観光客には、一人一泊につき4000円の補助金を出す、とのことであった。どこから補助金が出るのだろうか?・と調べてみたら、豪雨被害のあった府県の観光協会からであった。
以前、西日本豪雨災害義援金を堺市役所設置の募金箱へ入れていたが、金額は少ない。「旅行することが喜ばれるのなら、この機会に隠岐(島根県)へ行くぞ!」と決定した次第です。好きなこと(私の場合は旅)をして、そのことによって被災地の県民に喜ばれるなら、こんな素晴らしい旅はないだろう。
補助金をいただくには、手続きがやや煩わしいが、どなたでも手続きができます。どこかへ旅行したいが、どこへ行こうかと迷っておられる方は、この機会に豪雨被害にあわれた府県へ出かけることをお勧めしますよ。
観光することが、被災された府県に貢献できるようです。同じような方法で、北海道も観光客を増やしたいそうです。(私は来年の夏には、釧路方面にまた行こうと計画しています。普段は節約生活をして、旅費を生み出すつもりです。)
以上、今回の交通機関に関する情報です。参考にしていただければ・・・と思い、加筆しました。
左手遠くにかすんでいる山が大山。右手は島根半島の一部で、美保関があるところ。
隠岐(島前の島)に夕日が沈みかけていた。午後5時前の夕日が海面を照らしていた。
新大阪駅から新幹線利用で岡山駅へ。岡山駅から「特急やくも」で米子駅へ。そして境港駅行きに乗り換えれば、余裕でフェリーに乗れることがわかった。
今朝、家を7時前に出たのだが、予定通りに到着できた。
「ヤッター! その日のうちに到着できたぞ!」
今回の旅行の交通機関をJR新幹線や特急になったのは、ボランティア仲間のTさんの一言がきっかけだった。
「山陰地方の旅行なら、『山陰めぐりパス』というお得な切符が発売されている」という一言だった。パソコンで、詳しく調べてみたら、新幹線や特急を利用して山陰地方を旅行してくると約2万円かかるということだった。それが、お得な切符を利用すると12000円で購入できることが分かった。おまけにサービスとして、その切符で旅行すると、お米がもらえると書かれてあった。要するに鳥取県や島根県など13府県が、西日本豪雨で被害が出た。その結果、観光客が激減したとのこと。そこで、観光客を増やすために「特別割引切符の一種」としてJR西日本が発売した。発売期限が終わりそうになったが、延長されたのだった。この12月23日まで購入可能になった。
高速バス利用で旅行することが経済的だったが、この割引切符利用の方が「早くて、安くなりそうだ!」と思ったので、交通機関をバスからJRに変更した次第。
さらに「がんばろう!西日本」のキャッチフレーズの下に、被災した13府県にある旅館・ホテルに宿泊した観光客には、一人一泊につき4000円の補助金を出す、とのことであった。どこから補助金が出るのだろうか?・と調べてみたら、豪雨被害のあった府県の観光協会からであった。
以前、西日本豪雨災害義援金を堺市役所設置の募金箱へ入れていたが、金額は少ない。「旅行することが喜ばれるのなら、この機会に隠岐(島根県)へ行くぞ!」と決定した次第です。好きなこと(私の場合は旅)をして、そのことによって被災地の県民に喜ばれるなら、こんな素晴らしい旅はないだろう。
補助金をいただくには、手続きがやや煩わしいが、どなたでも手続きができます。どこかへ旅行したいが、どこへ行こうかと迷っておられる方は、この機会に豪雨被害にあわれた府県へ出かけることをお勧めしますよ。
観光することが、被災された府県に貢献できるようです。同じような方法で、北海道も観光客を増やしたいそうです。(私は来年の夏には、釧路方面にまた行こうと計画しています。普段は節約生活をして、旅費を生み出すつもりです。)
以上、今回の交通機関に関する情報です。参考にしていただければ・・・と思い、加筆しました。
左手遠くにかすんでいる山が大山。右手は島根半島の一部で、美保関があるところ。
隠岐(島前の島)に夕日が沈みかけていた。午後5時前の夕日が海面を照らしていた。
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2018/9/19
「釧路はやはり涼しかった(その4)」 旅行記録
5泊6日の釧路旅行での後半は、釧路市内で3泊した。
涼しい日々を過ごしたくて釧路に来たのだが、予想通りに涼しかった。「涼しさがごちそう」の街だった。来年の夏はもっと長く過ごしたいと思ったので、宿泊場所の下見をしてみた。
釧路市内のウィークリーマンションやマンスリーマンションなどを見て回った。さらに、スーパーマーケット(イオンモールやコープなど)も見て回った。
釧路市内には、巨大なイオンモールが2ヶ所あった。映画館があるモールと、ボーリング場などが設置されているモールとがあり、どちらのモールも敷地が広くてびっくりした。沖縄の(近年できた)イオンモールも巨大であったが、釧路のイオンモール(2ヶ所とも)も巨大であった。
モールの広さは北海道内でも1、2を争う広さらしい。通路が2筋ずつ交差している感じで、迷子になってしまいそうな広さだった。自分がどの位置にいるのか、何度も迷ってしまった。「こんなに広いモールが釧路にあるとは…」と、驚いた。
イトーヨーカ堂釧路店へも行ってみたのだが、普通の規模で迷うほどの広さではなかった。客が少ないらしく、来年には閉店するとのこと。(イオンに客を奪われた結果かな?)
釧路市内の中央図書館の位置を確認したり、市内各方面行きのバスに乗ったりして、釧路の街をあっちこっち見て回った。
人口19万人ほどの都市であるが、道東の中心都市として機能しているように思われた。来年の夏、「ロングステイしたい街」として魅力を感じた。
釧路動物園にも行ってみた。なかなか面白い動物園だった。何がおもしろかったか…。アルパカに触れることができたり、ウサギなどの小動物にも触れることができた点だった。ただ見るだけの動物園ではなく、工夫があった。旭山動物園ほどのいろいろな企画的工夫はしていなかったが、とても広くて面白かった。アムール虎やホッキョクグマなど、寒い地方ゆえの動物も(寝そべっているのではなく)動き回っていて様子を見ることができた。
釧路動物園は、全国的には無名で話題に上らない動物園だが、結構おもしろかった。子どもも大人も楽しめる、素晴らしい動物園だった。旭山動物園よりも、私は好きになりそうだ。来年、もう一度行こうと思った次第である。一般的には、評価の高い旭山動物園へは、「もう一度行きたい」とまでは思わない。
市内の公園を散歩したり、釧路湿原を少しだけ散策したりした。根室方面への観光をすることもなく、9月1日に帰宅した次第です。(帰宅が遅れた理由は、すでに何日か前のブログで記述済みです。)
「釧路はやはり涼しかった」の旅行記録は、以上です。今回、旅行記録が分散してしまいました。
釧路市湿原展望台からの眺め
駐車場のはるか向こうの緑地が広大な釧路湿原
春採湖(はるとりこ) 釧路市内の一周約5㎞の湖
市民の散歩コースになっている 住宅地にも近い
釧路市動物園 アムールトラが2頭いた
トラ・ライオン・シマウマ・キリン・クマなど一般的な動物も予想していた種類以上にたくさんいた。
「へぇー、こんな寒い動物園にもいろいろな動物がいるのだなあ!」と驚いた。
涼しい日々を過ごしたくて釧路に来たのだが、予想通りに涼しかった。「涼しさがごちそう」の街だった。来年の夏はもっと長く過ごしたいと思ったので、宿泊場所の下見をしてみた。
釧路市内のウィークリーマンションやマンスリーマンションなどを見て回った。さらに、スーパーマーケット(イオンモールやコープなど)も見て回った。
釧路市内には、巨大なイオンモールが2ヶ所あった。映画館があるモールと、ボーリング場などが設置されているモールとがあり、どちらのモールも敷地が広くてびっくりした。沖縄の(近年できた)イオンモールも巨大であったが、釧路のイオンモール(2ヶ所とも)も巨大であった。
モールの広さは北海道内でも1、2を争う広さらしい。通路が2筋ずつ交差している感じで、迷子になってしまいそうな広さだった。自分がどの位置にいるのか、何度も迷ってしまった。「こんなに広いモールが釧路にあるとは…」と、驚いた。
イトーヨーカ堂釧路店へも行ってみたのだが、普通の規模で迷うほどの広さではなかった。客が少ないらしく、来年には閉店するとのこと。(イオンに客を奪われた結果かな?)
釧路市内の中央図書館の位置を確認したり、市内各方面行きのバスに乗ったりして、釧路の街をあっちこっち見て回った。
人口19万人ほどの都市であるが、道東の中心都市として機能しているように思われた。来年の夏、「ロングステイしたい街」として魅力を感じた。
釧路動物園にも行ってみた。なかなか面白い動物園だった。何がおもしろかったか…。アルパカに触れることができたり、ウサギなどの小動物にも触れることができた点だった。ただ見るだけの動物園ではなく、工夫があった。旭山動物園ほどのいろいろな企画的工夫はしていなかったが、とても広くて面白かった。アムール虎やホッキョクグマなど、寒い地方ゆえの動物も(寝そべっているのではなく)動き回っていて様子を見ることができた。
釧路動物園は、全国的には無名で話題に上らない動物園だが、結構おもしろかった。子どもも大人も楽しめる、素晴らしい動物園だった。旭山動物園よりも、私は好きになりそうだ。来年、もう一度行こうと思った次第である。一般的には、評価の高い旭山動物園へは、「もう一度行きたい」とまでは思わない。
市内の公園を散歩したり、釧路湿原を少しだけ散策したりした。根室方面への観光をすることもなく、9月1日に帰宅した次第です。(帰宅が遅れた理由は、すでに何日か前のブログで記述済みです。)
「釧路はやはり涼しかった」の旅行記録は、以上です。今回、旅行記録が分散してしまいました。
釧路市湿原展望台からの眺め
駐車場のはるか向こうの緑地が広大な釧路湿原
春採湖(はるとりこ) 釧路市内の一周約5㎞の湖
市民の散歩コースになっている 住宅地にも近い
釧路市動物園 アムールトラが2頭いた
トラ・ライオン・シマウマ・キリン・クマなど一般的な動物も予想していた種類以上にたくさんいた。
「へぇー、こんな寒い動物園にもいろいろな動物がいるのだなあ!」と驚いた。
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2018/9/11
「釧路はやはり涼しかった(その3)」 旅行記録
釧路空港到着が予定よりも約3時間遅れたこともあって、宿泊地へ急ぐことになった。
旅行前半は、北見市周辺で2泊することにした。道東と言えば、摩周湖や知床がメインの観光地である。しかし、メインの観光地は一度以上訪れているので、あまり興味がそそられない。
そこで、サロマ湖や能取湖などに行ってみることにした。能取岬灯台へ行くのは大学時代以来であった。やはり、灯台への興味は何歳になっても変わらない。
北見市周辺では、薄荷(はっか)会館と「きたきつね牧場」へ行ってみた。キタキツネが40頭ほど園内で放し飼いされていたので、親しみを感じることができた。タヌキが3頭ほど一緒に暮らしているようであった。ケンカもしない様子だった。
きたきつね牧場の近くの道の駅に巨大(世界一か?)なハト時計が設置されていた。午前8時から一時間ごとに人形やハトの動きに合わせて曲が流れる仕組みになっていた。夕方までハト時計は曲を流すようであった。要するに、ハト時計とは、「からくり時計」の一種だった。
サロマ湖展望台
あいにくの天気で、サロマ湖全景は見えなかった。
能取岬灯台 灯台は絶壁の上に立っていた。
能取湖 湖岸にはサンゴ草の群落があり、9月末ごろ真っ赤になるとの説明あり。
北見薄荷(ハッカ)記念館 入口
ハッカの花 初めて目にした。 香草の一種
園内のきたきつねは人間を恐れない。近寄って来るキツネもいた。
木の上にいるキツネもいた。キツネも木に登るんだ!
フーン・・・知らなかったなあ!
あっちにもこっちにも キツネ、キツネ・・・
巨大ハト時計 (写真右手の建物)
旅行前半は、北見市周辺で2泊することにした。道東と言えば、摩周湖や知床がメインの観光地である。しかし、メインの観光地は一度以上訪れているので、あまり興味がそそられない。
そこで、サロマ湖や能取湖などに行ってみることにした。能取岬灯台へ行くのは大学時代以来であった。やはり、灯台への興味は何歳になっても変わらない。
北見市周辺では、薄荷(はっか)会館と「きたきつね牧場」へ行ってみた。キタキツネが40頭ほど園内で放し飼いされていたので、親しみを感じることができた。タヌキが3頭ほど一緒に暮らしているようであった。ケンカもしない様子だった。
きたきつね牧場の近くの道の駅に巨大(世界一か?)なハト時計が設置されていた。午前8時から一時間ごとに人形やハトの動きに合わせて曲が流れる仕組みになっていた。夕方までハト時計は曲を流すようであった。要するに、ハト時計とは、「からくり時計」の一種だった。
サロマ湖展望台
あいにくの天気で、サロマ湖全景は見えなかった。
能取岬灯台 灯台は絶壁の上に立っていた。
能取湖 湖岸にはサンゴ草の群落があり、9月末ごろ真っ赤になるとの説明あり。
北見薄荷(ハッカ)記念館 入口
ハッカの花 初めて目にした。 香草の一種
園内のきたきつねは人間を恐れない。近寄って来るキツネもいた。
木の上にいるキツネもいた。キツネも木に登るんだ!
フーン・・・知らなかったなあ!
あっちにもこっちにも キツネ、キツネ・・・
巨大ハト時計 (写真右手の建物)
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2018/9/3
「釧路はやはり涼しかった(その2)」 旅行記録
いったん飛行機から降ろされて、待合室で約3時間待たされた。
みんなはプンプン状態だったが、私はそれほどでもなかった。(格安航空会社ピーチでも予備の飛行機があるんだなあ)と、感心したから。欠航になるとすべての予定が狂ってくる。なにしろ、関空からの釧路直行便は、一日一便だけ。予備の飛行機がなければ、欠航となるところであったから、内心ほっとした。
(へえ、ピーチでも予備の飛行機があるんだ!)と変な感動があった。格安航空会社には、予備の機材(飛行機)なんて、置いてないとばかり決め込んでいた私。ピーチを見直した。
3時間も待たされたが、なんとか釧路へ無事に飛んでくれた。
(応急修理をされた飛行機で飛ぶ方が不安だ。代わりの飛行機の方がよい。これで、気分よく飛べるぞ!)という気分だった。
みんながプンプン状態だったのに対して、私は「これで良し、これで良し!」という心だった。もっとも、顔つきはみんなと同様にプンプン顔。
窓際から富士山が見えていた。釧路行きの飛行機に乗ったのは初めてのこと。釧路から関空に飛ぶ便に乗ったことはあったが…。
どの航空路を飛ぶかは知らなかったので、富士山を見たときはうれしかった。
(あの山には、生徒の引率で3度ほど登ったなあ・・・)と懐かしい気持ちになりながら窓から眺めていたのだった。
約2時間ほどで、釧路空港に到着した。旅行計画では、12時前に到着予定だった。それが、機材交換に時間を要したため、午後3時を過ぎていた。
(まあ、3時間遅れだが、良しとしよう! 良しとしよう!)
釧路空港の近くで、レンタカーを予約していた。レンタカー会社は空港にものすごく近かったので、すぐに運転開始できた。(新千歳空港なら車を借りて出発するまで、1時間以上かかることが多いが、釧路空港は10分ほどだった。ラッキー!)
予約しているホテル(北見市内)まで約3時間かかりそうだったが、北海道の道はすいていた。信号はほとんどなく、スイスイと気持ちよく走れた。午後5時半ごろに到着できた。
(さて、今夜は寝るだけだ。)
雲間から富士山が見えていた
富士山が遠ざかっていく…(富士山がわかるかな?)
みんなはプンプン状態だったが、私はそれほどでもなかった。(格安航空会社ピーチでも予備の飛行機があるんだなあ)と、感心したから。欠航になるとすべての予定が狂ってくる。なにしろ、関空からの釧路直行便は、一日一便だけ。予備の飛行機がなければ、欠航となるところであったから、内心ほっとした。
(へえ、ピーチでも予備の飛行機があるんだ!)と変な感動があった。格安航空会社には、予備の機材(飛行機)なんて、置いてないとばかり決め込んでいた私。ピーチを見直した。
3時間も待たされたが、なんとか釧路へ無事に飛んでくれた。
(応急修理をされた飛行機で飛ぶ方が不安だ。代わりの飛行機の方がよい。これで、気分よく飛べるぞ!)という気分だった。
みんながプンプン状態だったのに対して、私は「これで良し、これで良し!」という心だった。もっとも、顔つきはみんなと同様にプンプン顔。
窓際から富士山が見えていた。釧路行きの飛行機に乗ったのは初めてのこと。釧路から関空に飛ぶ便に乗ったことはあったが…。
どの航空路を飛ぶかは知らなかったので、富士山を見たときはうれしかった。
(あの山には、生徒の引率で3度ほど登ったなあ・・・)と懐かしい気持ちになりながら窓から眺めていたのだった。
約2時間ほどで、釧路空港に到着した。旅行計画では、12時前に到着予定だった。それが、機材交換に時間を要したため、午後3時を過ぎていた。
(まあ、3時間遅れだが、良しとしよう! 良しとしよう!)
釧路空港の近くで、レンタカーを予約していた。レンタカー会社は空港にものすごく近かったので、すぐに運転開始できた。(新千歳空港なら車を借りて出発するまで、1時間以上かかることが多いが、釧路空港は10分ほどだった。ラッキー!)
予約しているホテル(北見市内)まで約3時間かかりそうだったが、北海道の道はすいていた。信号はほとんどなく、スイスイと気持ちよく走れた。午後5時半ごろに到着できた。
(さて、今夜は寝るだけだ。)
雲間から富士山が見えていた
富士山が遠ざかっていく…(富士山がわかるかな?)
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2018/9/2
「無事帰宅」 旅行記録
9月1日、関西空港は朝から雷がひどく、釧路行き飛行機など(関西空港発の便)すべての便が遅れて出航しました。
その飛行機の遅れの影響で、釧路空港で関空行き飛行機を待つ乗客(私を含む180名の人たち)は待たされることになりました。3時間も待たされました。
行きの便は飛行機の不具合で出発が遅れ、帰りの便は関西空港付近の天気(雷の多発)の影響で、またまた遅れて出発となりました。行きと帰りを合わせて、約6時間ほど空港の待合室で過ごすことになりました。
まあ、何はともあれ、「欠航」にはならなかったので、日程通りの旅行をすることはできました。
しかし、疲れました。「待ち疲れ」しました。
こんなに「待ち疲れ」したのは、初めての経験でした。
疲れの影響もあり、ブログ(旅のまとめ)がすすみません。今日はとにかく、畑へ行き、台風の対策をしてきました。4日ごろ近畿地方~東海地方に上陸とのニュースあり。今年最大級らしい…。畑の野菜たちはどうなるのだろうか? 心配です。
なんとか私の旅は無事に終えられましたので、「よかった」と一応満足しています。
その飛行機の遅れの影響で、釧路空港で関空行き飛行機を待つ乗客(私を含む180名の人たち)は待たされることになりました。3時間も待たされました。
行きの便は飛行機の不具合で出発が遅れ、帰りの便は関西空港付近の天気(雷の多発)の影響で、またまた遅れて出発となりました。行きと帰りを合わせて、約6時間ほど空港の待合室で過ごすことになりました。
まあ、何はともあれ、「欠航」にはならなかったので、日程通りの旅行をすることはできました。
しかし、疲れました。「待ち疲れ」しました。
こんなに「待ち疲れ」したのは、初めての経験でした。
疲れの影響もあり、ブログ(旅のまとめ)がすすみません。今日はとにかく、畑へ行き、台風の対策をしてきました。4日ごろ近畿地方~東海地方に上陸とのニュースあり。今年最大級らしい…。畑の野菜たちはどうなるのだろうか? 心配です。
なんとか私の旅は無事に終えられましたので、「よかった」と一応満足しています。