・紅藻類Red algae こうそうるい
日本では全国的にみられ、形状はひも状や葉状で殆ど海産だが一部淡水産のカワモズク、湿地に生育する単細胞性のチノリモなどもある。色彩がきれいなものが多く、紅藻類(あまのり、うみぞうめん、おごのり、ふのり、天草、とさかのり、いぎす、むかでのり)は、ガラクトース(単糖類)を主体とした多糖類(紅藻でんぷん)を作っている。人の消化酵素で消化されず消化管内の微生物により消化される程度で人のエネルギー源となりにくい。光合成色素として葉緑素を含み、カロテン、キサントフィルを含む。紅藻類に含まれているフィコエリトリンPhycoerythrin(紅藻素:水溶性色素たん白質)が加熱によって酸化されるとフィコシアンに変化し青色に変わる。紅藻類は、光合成によってガラクトースを主体とした多糖類(アガロース:紅藻でんぷん)を作っていて、特有の粘質物を含んでおり天草、おごのりから寒天、ふのりなどは糊料、干し海苔、佃煮の製造に利用している。
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