・めじ鮪Young bluefin tuna めじまぐろ
サバ科、黒鮪(ほんまぐろ)の生後1~2年を経過した70~90cmの、3~15kgほどの幼魚のことをいう。単にメジ、マメジ、クロメジともいい、人見必大著の本朝食鑑(元禄10年:1697年刊)に、「 2~3尺(70cm程度)のものは目鹿(めじか)、 4~5尺のものは真黒(まぐろ)と呼び、7~8尺(2m) 以上を鮪と呼ぶの」とある。
日本近海で4~5月にかけて捕獲し旬とする。マグロ類の多くは暖かい海域に分布するが、水温によって生息する種類が異なる。クロマグロはその中で一番低い水温に適応しており、太平洋と大西洋の北半球の亜熱帯から温帯を中心に分布し、成魚は水温の低い7~8℃でも生息している。
孵化後数ヶ月は産卵場近くの亜熱帯で浮遊生活をし、その後は温帯域へ移動する。成魚に比較し肉色は赤身が弱く、脂肪の量は少ないが、旨みがあり、かぶと焼き、刺身、鮨ネタづけなどとし美味しい。削り節にもしている。
生100g中でエネルギー152kcal、水分68.7g、たんぱく質25.2g、脂質4.8g、炭水化物0.1gを含む。
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