・多糖類Polysaccharide たとうるい
構造が複雑で自然界に広く分布する糖類をいう。単糖類(グルコース、フラクトースなど)、少糖類(ショ糖、乳糖、オリゴ糖など)以外の炭水化物とその誘導体のことを呼ぶ。
1種類の単糖類からのみできているものを単純多糖類という。自然には、五炭糖(L-アラビノース、D-キシロースなど)、六炭糖(D-グルコース、D-フルクト-スなど)がほとんどで多数の単糖類が結合しているものを単純多糖類又はホモ多糖Homopolysaccharideとよぶ。2種以上多数の単糖類あるいはその誘導体を含むものを複合多糖類又はヘテロ多糖Heteropolysaccharideという。
でん粉、ペクチン、グリコーゲン、イヌリン、ガラクタン、寒天、ペントザン、キチン、マンナン、セルロース、ムコ多糖類(粘質多糖類)等の炭水化物とその誘導体(炭水化物が物理的、化学的な変化を受け変性するもの)をいう。水にコロイドの状態であるか、不溶で、甘味はない。加水分解によって単糖類に至る。
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