ビフィズス菌Bifidusbacteria びふぃずすきん
1899年フランスの研究所で乳児の腸内から発見した菌で乳児期には優勢であり特に母乳栄養児は、人口栄養児に比較してより多く見つかっている。
発育に最適な環境は酸素が非常に少なく、温度は37〜41℃、最適なpHは6.5〜7.0の環境。糖類を発酵して乳酸を作る菌類を乳酸菌というがビフィズス菌は、広義の乳酸菌に含め乳酸桿菌(かんきん)でY字型をして動物の大腸に多く存在し嫌気性で殺菌力のある酢酸50%を含む揮発酸と乳酸の有機酸を生成、産出される酸により腸内のphを低下させ有害なアンモニア、アミン、インドール、フェノールなどを生成する有害細菌が増殖しにくい環境を作っている。
健康状態が保たれているうちは、優勢であるが加齢と共に免疫力の低下によリ有害菌といわれる大腸菌が増加し腸内の腐敗菌が増えてくると便秘、生活習慣病を起こす原因を作る。ビフィズス菌は、有用菌の代表的な菌であり、腸のぜん動運動を活発にし栄養素の吸収をスムーズに行うプロバイオティクス(摂取することによって整腸作用など体内で有用な働きをする微生物、菌)としている。
オリゴ糖(でんぷん、蔗糖、乳糖などを酵素、酸化の作用によって得られる)、ヨーグルトを取ることによってビフィズス菌の増殖を促すことができる。酪酸菌を活性化させ大腸ガンの予防、プロピオン酸を活性化させコレステロール、中性脂肪の合成を抑制する。
カルシウムの吸収を促進、ビタミB群(ビタミンB1、B2、B6、B12、ニコチン酸、葉酸など)、ビタミンKの活性化、有害物質を除去し肝機能の強化、活性酸素除去、老化予防に役立つ。
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