・チョコレートChocolate ちょこれーと
チョコレートの原料のカカオは歴史が古く、紀元前2000年前にはすでにアステカ(メキシコ)で作られていた。
カカオは、学名をテオブロマカカオTheobroma Cacaoといい、このテオブロマとは、「神様の食べもの」という意味があり、古くから珍重している。当時カカオはカカオトルと呼ばれ、それをすりつぶしてスパイスを加えたものがショコラトルといいチョコレートの語源といわれる。
マヤやアステカの王侯(おうこう)たちが飲用としていたが当時は甘くない飲み物だった。また当初のカカオ豆は、果肉や種の周りの繊維の部分を食べていたが、山火事で焦げたカカオ豆を食べたところ美味しく、良い香りがしたことがチョコレートの始まりだったという。
チョコレートは新大陸発見や16世紀にスペインによる征服でヨーロッパに伝わることとなった。チョコレートは、カカオマス、ココアバター、砂糖、ミルクより製造するが、ホワイトチョコレートは、カカオマスを使用せずココアバター、砂糖、ミルクから作られ苦味がない。
28度以上の温度になるとココアバターが溶けだし表面に出てきて固まると白く見え害はないが味は少し損なわれる。
ミルクチョコレート(タンパク質7.4%、脂質34.0%、炭水化物55.4%、灰分1.8%、テオブロミンTheobromine0.2%、カフェイン微量、タンニン0.7%)、ホワイトチョコレート(タンパク質7.2%、脂質39.5%、炭水化物50.9%、灰分1.6%)の成分を示す。チョコレートの脂質(脂肪酸31%中、パルミチン酸8.2g、ステアリン酸9.7g、オレイン酸10.2g)は、パルミチン酸、ステアリン酸が多く飽和脂肪酸であり酸化を受けにくい。
長期保存に耐える変質しない特徴を持ち携帯食、非常用保存食としてよい。
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