・ムメフラール むめふらーる
2004年に農林水産省で富士食研の協力のもと加熱して作成する梅肉エキス水溶液を添加した血液の通過時間は、生理食塩水を加えた対照液に比べて、11~52%時間が短縮し、血流に改善がみられることがわかった。
成分を単離精製して構造解析を行ったところ、生梅に含まれる糖質「5ーヒドロキシメチルフルフラール( 5-hydroxymethylfurfural:HMF)」とクエン酸がエステル結合(酸とアルコールの間で水が失われて生成する結合のこと)した化合物が見られた。
この化合物はこれまで発見していない新規の物質で、菊池上席研究官は「ムメフラール」と命名している。生の梅、減圧濃縮のみには見られず、生梅を加熱してエキスを製造する過程で生梅の酵素活性が失われて糖とクエン酸とで化学反応によって生成されたものと考えられている。
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