・冬至winter solstice とうじ
北半球では一年中で太陽の位置が低く太陽が最も南に寄り、昼が最も短い日であり陽暦12月22日ごろになる二十四気の一つです。この日太陽は真昼になっても高い位置まで昇らないため、影が最も長くなります。 夏至に比べ約4時間~5時間も昼が短く夜が長い夜長となります。
そんな寒い夜長には、小豆・南瓜は冬至に食べると、小豆の赤の魔除け、栄養価の高いカボチャで風邪をひかない、しもやけにならない、中風にならないといい、 「いとこ煮」に、「冬至かぼちゃ」とも云われています。
さらに、かぼちゃ(なんきん)、にんじん、れんこん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)の、 これらの「ん」が2つ、つく食べ物を冬至七草(七種)といい、冬至の日に食べると運がつく、風邪をひかない、出世すると言われています。
冬至は「とうじ」で、これを湯治(とうじ)と、ユズは実るまでに長い年月がかかり、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められています。さらに柚子(ゆず)で融通がきくとひっかけて、柚子湯で柚子を入れたお風呂が体をあたためます。
冬が旬の柚子は香りも強く、強い香りのもとには邪気を払うという考えもありまます。
ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。
(初版2019,12.22)