・葛藤 つづらふじ
ツヅラフジ科、落葉性の低木、蔓(つる)植物で関東南部以西の山地にみられ、蔓で他に巻きついて成長する。葉は広卵形または円形で柄が長く、互生し雌雄異株で、夏、円錐花序に淡緑色の花を咲かせる。
ツヅラ(葛)もフジ(藤)も、つる性で、かずら(蔓・葛)であり、蔓はかごを編む材料となり、衣服などを入れる蓋付きのかごが作られていた。別名オオツヅラフジSinomenium acutumで有毒で成分は、アルカロイドのシノメニンSinomenineとされ根や茎を乾燥したものを漢方で防已(ぼうい)といい浮腫、利尿や神経痛、リウマチ、関節炎に用いた。
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