・🥔男爵Irish cobbler だんしゃく
ナス科、草丈が短く、早熟多収で地下茎を食用とする。じゃが芋の60%の生産量を占め最も多い品種となっている。有機質の多い排水良好の砂質の土地がよい。
17℃前後の地域に適し30℃以上になると実を結ばなくなる。病害に犯されやすいので種芋の選択、消毒、栽培中の管理に注意する必要がある。深植えせず、露出を防ぐのに土寄せを様子を見ながら行う。開花、結実させると品質の低下と収量の減少になるので「芽かき」と称して勢いのよい芽を1、2本残してあとはかき取る。
葉が充分に萎凋(いちょう:しぼむ)し全養分が塊茎に移った後に収穫する。原品種名のIrish Cobbler(アイルランド人の靴直しの意)といい海外から導入したもの。肉質は、北海道、長野県などの高冷地では、粉質であり、暖地のものは、中間質となって全国的に最も普及している。
明治40年(1907年)に函館の川田龍吉男爵が、イギリスのアイリッシュ・ コブラーIrish Cobblerという品種を導入し表皮は、黄白色、大型球形で芽は深くくぼみがある。
旬は、9~12月で北海道、東北では4~5月に植え付け9~10月に、九州その他の温かい地方では8~9月ごろ植えつけ9~12月に収穫している。特に出始めは水分が多いので、茹でずにふかすのがよく、でんぷん含有量は17%ほどの中ぐらいで白肉でホクホクとした食感だが食味がよく煮ると形がくずれやすいことから男爵芋は一般的に粉吹き芋、ポテトサラダやコロッケなどに利用している。
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