・淡水魚Freshwater fish たんすいぎょ
川、沼、湖の塩分を含まない水域に生息する期間の長い魚で上流より下流に多い。フナ、ヤマメ、わかさぎ、どじょう、鮎、なまず、うなぎなどがある。水のきれいな渓流にヤマメ、イワナが、イワナが全域に、コイ、ウグイ、鮒、モロコが下流や平地の沼、池に常住する。
半数以上が回遊魚で海水の入り混じったところにみられる。鰻は、川で育つが産卵は深海で、鮎は川を下って幼魚期を海で過ごしのちに川に入ってくるといわれる。
海産魚に比べ数は少なく川魚特有の臭みを持つ魚が多い。淡水魚は多少の川の環境が変化しやすいことから生活力の強いものがおおく日本では、コイ科の魚が多くを占める。しかしダム建設などの急激な環境の悪化によってその数は激減している。
天然ものでは、肝吸虫(肝臓ジストマ)、横川吸虫の寄生虫が鯉、鮒、ワカサギ、シラウオにみられ特にコイ科に多く生食、刺身は避け加熱調理とするのがよい。海にいるさんま、イワシなどには見られない川魚独特のピペリジンPiperidineという物質と脂質、アミノ酸が加熱により結合して独特の香ばしさを漂わせる。
焼き干し、蒲焼、佃煮、マリネ、酢味噌とする。鮎の香りがよく塩焼きがよい。、一生を淡水域ですごすものは、多くが硬骨魚でコイ科、ギギ科、ドジョウ科、ナマズ科など70種程度と比較的限られた魚類だけとなる。
ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。