・冬のエディブルフラワーEdible flower of winter ふゆのえでいぶる ふらわー
見た目の美しさからケーキ・ゼリー・プリン類のスイーツやドリンクに、サンドウィッチやサラダにもあしらわれトッピングしています。基本的に味はかすかに苦味や辛味を感じるものが多いですが、種類によっては甘みがあるものも強い味のするものは少ないようです。
冬といっても、冬に開花の花は、限られてきます。室内で暖かくして開花を早めた花が多くなります。晩夏・秋口に種まき、植えられる植物となります。
◇冬には
ビオラ:小さい、パンジー:大きい(甘い香りで淡白な味わいサッパリしている)、スイートアリッサム、ナスタチウム(若干ピリ辛)、ノースボール:クリサンセマム/寒白菊かんしろぎく(ノースポール)、サイネリア、サザンカ(山茶花)
ローズマリー、フロックス、プリムラ、バーベナ、ナデシコ、ゼラニュウム、ストック、カモミール、カレンジュラ(キンセンカ)、キンギョソウ(スナップドラゴン)
惣菜で野菜としているカリフラワー、🥦ブロッコリーがあります。
年間を通して用いられるもの
🌹バラ、クローブ、サザンクロス、プリムラ、ペチュニアがあります。
特に香りのあるクローブについてです。
*クローブ・丁子・丁字(ちょうじ)
フトモモ科、インドネシア、モロッカ諸島原産で熱帯、亜熱帯に高さ10m、常緑樹として成育し東アフリカザンジバル島(タンザニア)で人工栽培しています。収穫は年に2回行われています。噛むと刺すようにシャープで辛くかつ苦みが感じられ、舌がしびれてくるといいます。完全に成長するまで20年ほどかかり、その後、長いもので100年ほど生き続け収穫しているといわれています。
つぼみは、開花してしまうと香りが弱くなりますので、つぼみが開花前に摘み取られ、乾燥させて用いています。スパイシーなバニラに似た甘味、芳香があり甘い菓子、料理の両方に香辛料として使用できます。
つぼみの乾燥品を煮込み魚介類の料理、菓子、ピクルスに、粉末にしてソース、ケチャップに使われウスターソースの香りの元にもなっています。煮こみ料理のホトプなどに玉葱などに差し込んで用いることができます。
香り成分のオイゲノールEugenolは、殺菌作用、抗酸化、鎮静、抗炎作用があり虫が嫌う香りでもあるので、コバエ・蚊・ゴキブリ除(よ)けにも良いでしょう。
精油が16~20%あり香辛料、薬用、香料として抗菌、鎮痛、健胃、保湿、消臭、育毛に利用、化粧品にも使われています。
花びらそのものは、無味なものが多く、たくさん食べるもの、食べられるものでないことから栄養効果としては、彩りあざやかな食卓で華やかさを演出して、心の癒し、食欲増進効果を得られることとして利用するのが一般的です。
ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。