・リジンLysine りじん
1889年に牛乳のカゼインより発見した苦味のある塩基性アミノ酸で、タンパク質の分解で生じたギリシャ語で解く、離すlysisの意味から命名している。リシンともいい必須アミノ酸のひとつで動物性蛋白質に2~10%と多く含み植物性食品に少なく、メチオニンとともに穀類中心の食生活で不足、欠乏しやすい。
必須アミノ酸の基準値(窒素1g当り)1973年FAO/WHO:340mg、1985年FAO/WHO/UNA(2~5歳):360mgとしている。たん白質の合成を促し、ホルモン、酵素、抗体の材料となる。受胎能力を高め、脂肪燃焼作用、免疫力強化作用をもつ。不足しやすいアミノ酸で欠乏すると成長障害を起こす。
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