・中性アミノ酸Neutral amino acid ちゅうせいあみのさん
アミノ酸は、分子内に酸性原子団の-COOH基(カルボキシル基、-)と-NH2(アミノ基 +)の塩基性原子団を共有する。
酸、アルカリの両方と反応し塩(えん:イオン結合した化合物)をつくる両性物質、両性イオンで+、-の両イオンとなっている。分子の構造、性状により中性、酸性(アスパラギン酸、グルタミン酸)、塩基性(リジン、アルギニン、ヒスチジンなど)アミノ酸に大別している。
中性アミノ酸は、ph7付近でバリン(必須アミノ酸)、ロイシン(必須アミノ酸)、イソロイシン(必須アミノ酸)、グリシン、アラニン、セリン、トレオニン、システイン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン、プロリン(イミノ酸)、トリプトファンがある。
アミノ基(プロリンはイミノ基[-NH])とカルボキシル基を一個づつもっていて弱酸性から中性を示しphは7付近となっている。各々のph付近で溶解度が最も小さくなりこの性質を利用しアミノ酸の分離精製に応用する。
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