「未来の事象は過去に因あり。運命よ、因果の絡みを具現せしめよ」
今日のライトノベルはダッシュエックス文庫から発売されていた「神域のカンピオーネス」です。
1巻初版は2017年12月に発行されました。
全5巻です。
タイトルから察しがつくと思いますが、以前取り上げた「カンピオーネ!」系列の作品になります。
続編に近い感じですが、この作品単体でも読めます。
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この作品が何故単体でも読めるかというと、「カンピオーネ!」の世界とは別の“並行世界”の話だからです。
もちろん「カンピオーネ!」を読んでた方がより楽しめますけどね!(・∀・)
「カンピオーネ!」と「神域のカンピオーネス」を繋げる話は「カンピオーネEX!」に書かれています。
どのように繋がるのか、非常にざっくりと書くと…
・「カンピオーネ!」の主人公・草薙護堂とそのハーレムメンバー4人が、いろいろあって「最後の王がミスラだった世界」の過去(1857年のロンドン)に飛ぶ。
※「カンピオーネ!」の舞台は「最後の王がラーマだった世界」
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・そこで護堂は魔術結社《カンピオーネス》を組織して「チェーザレ・ブランデッリ」と名乗る。
理由は行方不明になっていたアイーシャがこの世界にいるらしく、彼女を探すため。そして、元の世界に戻るため。
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・アイーシャが見つかるが、《バレンシアの聖杯》に封印されており、眠り姫状態になっている。
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・この世界でエリカが護堂との子供(双子)を産む。
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・元の世界に戻る方法がわかったが、双子が聖杯の影響を受けてこの世界を離れられなくなる。
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・悩んだ末、護堂は自身の権能であるランスロットを《カンピオーネス》の次期総帥にして、双子のことを任せ、元の世界に戻る道を選ぶ。
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・時は流れ、双子たちのさらに子孫が《カンピオーネス》の総帥になっている。
それが「神域のカンピオーネス」に登場するジュリオ・セザール・ブランデッリ。
…というような流れですね。
ジュリオはサブキャラの立ち位置ですが、エリカが去り際に双子に託した愛剣クオレ・ディ・レオーネはちゃんと彼に受け継がれており、戦うときはこれを使ってたりします。
「神域のカンピオーネス」の主人公・六波羅蓮はジュリオの親友で、この世界での若きカンピオーネというわけです。
ちなみに「カンピオーネEX!」が発売されたのは2019年4月で、「神域のカンピオーネス」の4巻が発売された後になります。
なので、EXが出るまでは「前作カンピオーネとの繋がりは絶対あるはずだが、一体どういう繋がりなのだ…」ともやもやしながら読んでいましたね(´ω`)
著者である丈月城氏は、先月に「カンピオーネ! ロード・オブ・レルムズ」を出しました。
こちらでは草薙護堂と六波羅蓮の過去作の主人公がクロスオーバーしますが、「カンピオーネ!」からもう10年以上経つのにまだ終わらんですね!
いいぞもっとやれ! という感じで追っていこうと思います(`・∀・´)
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