「いいんだよ。その通りだ。私の足下には、いつだって死体が転がっているんだよ」
今日の(ライト)ノベルは角川文庫から発売されている「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」です。
1巻初版は2013年2月に発行されました。
現在までに15巻出ています。
角川文庫から出ている作品なので、ライトノベルというよりは一般ノベルスなのですが、最近(と言ってもここ10年くらいの幅があるけど)の一般ノベルスは挿絵や口絵こそないけど、カバーイラストなんかはライトノベルと遜色ないし、あまり区別というか境界がなくなっているように思います( ・ω・)
今日取り上げたこの「櫻子さんシリーズ」もパッと見ではほぼライトノベルですね。
内容としては殺人ミステリーです。
けっこう人気のある作品でコミック化もされているし、2015年にはアニメ化、2017年には実写ドラマ化もされご存知の方も多いでしょう。
美人で地主のお嬢様、でも骨が大好きな変人の櫻子さんと、作中で語り部兼主人公の高校生の正太郎が殺人事件に巻き込まれ解決する話です。
骨マニアで骨格標本も組み上げてしまう標本士である櫻子さんレベルになると、その場で簡単な検死も出来てしまいます。お嬢様すげぇ…
見た目とは裏腹にズカズカと突き進んでいく周りに気を使わない性格なので、読んでてスッキリするし楽しいですね!
また、表紙のおかけでライトな感じがありますが、ミステリーとしてはかなりしっかりしているし、杏林大医学部教授など専門家にも取材してるので本作で肝になる骨や解剖等についてはガチで妥協はないですね。
著者は太田紫織さん。
「エブリスタ」という小説・コミックの投稿サイトで発表した本作が「E★エブリスタ電子小説大賞」のミステリー部門で優秀賞を受賞してデビューされた方です。
この「櫻子さんシリーズ」が有名ですが、他のレーベルでも数シリーズ書かれています。
インタビューでありましたが、キャラの配置はシャーロック・ホームズをベースにしてるそうです。
なるほど、言われてみれば櫻子さんの雰囲気というかやたら鋭くて天才チックな感じがするのはそういうことで。
以下のページに色々書かれているので興味のある方はどうぞ。
アニメで見るのもいいけど、純ミステリーは活字で読むとその楽しさがよりわかりますよ!\(`・∀・´)/
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