レトロ電子工作

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逆挿し防止 機構 の 工夫

2019年08月29日 06時30分28秒 | 回路
基板上のコネクタとケーブルを接続する際、
 ① フラットケーブル用のコネクタ ↓ や

 ② ボックス型のヘッダー ↓ なら、

 逆挿し防止用の凹み(黄色の矢印部分)があるので、絶対に逆に挿すというミスは起こりえません。 囲まれているので ずらして挿してしまう事もありません。
 ただ、今回 使ったコネクタの様に なんの囲いも突起もないヘッダピンだと、逆にも 横に1ピンずらしても挿せてしまいます。 できるだけ そんなミスを防止するために、こんな工夫をしています。

■ 1つ目の工夫は:
S1モジュールの場合、1番=+5V、2番=GNDなので、その反対の最後のピンを「空きピン」にする・・・という 前にも説明した通りの方法です。

基板側 回路図:
 20ピンの 「S1モジュール」用 ピンヘッダ ↓ が 2本並んでいる状態

ここに アドレスライン(A0~A15をつなぐ予定)
最後の1ピンだけ「空き」にしておけば事は足りるのですが、それだと19ピンになってしまい 19ピンのソケットは入手しずらいので、20ピンの物を使用し、最後の2ピンを使わないようにしています。
  逆に挿しても 電源が供給されないので壊れません。

ケーブル側も こんな感じ ↓

 ここで、19番の所に何か詰め物をして、ピンが入らないようにしておけば完璧です。 「ズレ挿し」も出来なくなります。 (ただ、今回はやっていません。 半透明なのはホットボンド)

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■ 2つ目の工夫は:
 20ピンのL字コネクタで、20番目の穴に詰め物をして (切ったピンで可)これで 逆挿し防止とする工夫です。
 基板側:

 これを回路図で見ると、↓ こんな感じ。

できるだけ、最後のピンを「無効ピン」とすることにします。

ケーブル側は、↓ こんな感じ。

20番目のピンを抜いておく か↑ 、または 、

最終ピンをカットしておき、このカットしたピンを メス側に挿しこ込んで接着固定しておくと良い。

ケーブルの配線図は、↓こんな感じ。
 20ピン(10x2列)ヘッダから カラーすだれ ケーブルで 20ピンソケットにつなぐ。
 
19番、20番を使わず、空けておき、かつ 20番にピンを詰めてあるので、この専用の手作りケーブルしか 挿す事ができません。 
 これで、ボックス型の(多少)高価なコネクタを使わなくても 逆挿し、ズレ挿しを防止する事が出来ます。

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ちなみに
 通所はケーブル側に メスのソケットを使う事が多いのですが、今回の様にケーブル側にピンタイプの部品を使う際、必ず 一度 「基板受け」をしてからケーブルをつないだ方が良いです。 
 
そうでないと、ピンだけ抜けたり ヘッダが折れたりしがちです。
これは、
 ケーブル側にピンソケットを使う時の同様です。
小さな基板で良いので、一度 基板にハンダ付けをしてから使わないと かなりの確率でピンが抜けます。

 1番ピンの目印 ↑ 基板角をカットするのも お忘れなく!

動作確認が全てOKだったら、基板とケーブルのハンダ付けした部分を「ホットボンド」で固めて補強しておくと長持ちします。 何度も 触っているとここにストレスが生じて、線が切れたり、ハンダが外れたりします。


  こういった、チマチマした内容は ここまでにして
  いよいよ 回路設計に入ります。



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