2019/4/12
朝鮮学校に通う女子高校生三人が、いろんな時間と空間から自分にとっての世の中を見る話。
ごく身近な話から始まって、世界規模の話になったり、過去だったり未来だったり、自分だったり、友達だったり、海なのか空なのか、色んな言葉で色んな場所に連れて行かれる。
朝鮮学校の生徒という立場も、こういう発想を後押ししているのかなと思ったりする。
飛行機雲を指差して叫ぶ一言で、世界の見え方を反転させているのはすごい。
大阪だしイメージどおりの大阪弁なんだから当然笑いもあるだろうと思っていたら、いい意味で笑い要素を必要としていない。
そんなかで時々わからない単語が出てくるけど、役者さんの存在と言葉の爽やかさに持っていかれる。
「ナ」は私という意味らしい。
全体的に強い言葉が多いのに、ひとつにまとまっていてきれい。
見終わって、まずゾエアで画像検索した。
劇団名 火曜日のゲキジョウ
公演時期 2019/01/24
地域 関西
出演
全咲愛
崔智世
鄭梨花
スタッフ
脚本 演出:金哲義
あらすじ
2018年 大阪朝鮮高級学校に入学した三人の少女。ルエとリアンとサフィ。
幼馴染の三人は仲良く過ごしながらも、お互いに心の影が時折覗く。
三人を取り巻く世界が大きく動こうとする片隅の片隅で
くだらない世界の動きよりも
三人にはもっと大切な想いを伝えようと、毎日を震わせていた。
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