遠藤雷太のうろうろブログ

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中村 眞樹子『なんでそうなの 札幌のカラス』

2024-12-13 16:23:43 | 読書感想文

2024/12/13

カラスに昼ご飯を奪われたり、何かと嫌がらせを受けがちなので読んでみる。

著者はNPO法人札幌カラス研究会の主宰で、札幌で生まれ、18年間札幌のカラスの観察と記録を続けていたそうだ。

初心者向けに限ってもカラスの本はたくさんあるが、札幌に特化しているのは著者の本だけだと思う。

当たり前のようにすすきのや中島公園、豊平川河川敷、北大植物園など、馴染み深い地名が出てきてイメージしやすい。

植物園や道庁前がねぐらになっているのはわかりやすい。たしかにあのへん、夜間は締めているし寝やすそうだ。

カラスの寿命が10~30年くらいはあるというのは初めて知った。

ゴミをあさっているところから、なんとなくカラスは不健康=短命という偏見を持っていたことに気づく。

単なる研究対象というわけではなく、カラス愛好家としての視点が随所に見られ、エッセイ風に読める。初心者にも敷居が低い本だった。


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