イチローと矢沢永吉の対談。それだけで必要以上のエネルギーを感じる。
2006年にBSデジタル放送の共同特別番組で対談したのを再構成したんだそうだ。
対談って、つい「どっちが格上かな」とか考えてしまうんだけど、分野も年齢も違うので、そういう読み方にはならなかった。
永ちゃんのことは、世代がずれているのでよくわからないんだけど、読んでると言葉が「永ちゃんの口調」で聞こえてくる。同じことを何度も繰り返したり、イチローの言葉をそのまま鸚鵡返しにしただけだったりするのは実に永ちゃんらしい言葉遣いだと思う。ダメな編集だとカットしちゃうことをそのまま味として残している。いい塩梅。イチローもしかり。
「二人の共通点」が話題の中心なんだけど、そうじゃないところもある。あるときイチローはイチローを演じることを「やめた」。永ちゃんは永ちゃんを演じているつもりだったんだけど、ある日永ちゃんであることに「気づいた」と。この辺の、自分の演じ方の違いがおもしろいと思った。
2006年にBSデジタル放送の共同特別番組で対談したのを再構成したんだそうだ。
対談って、つい「どっちが格上かな」とか考えてしまうんだけど、分野も年齢も違うので、そういう読み方にはならなかった。
永ちゃんのことは、世代がずれているのでよくわからないんだけど、読んでると言葉が「永ちゃんの口調」で聞こえてくる。同じことを何度も繰り返したり、イチローの言葉をそのまま鸚鵡返しにしただけだったりするのは実に永ちゃんらしい言葉遣いだと思う。ダメな編集だとカットしちゃうことをそのまま味として残している。いい塩梅。イチローもしかり。
「二人の共通点」が話題の中心なんだけど、そうじゃないところもある。あるときイチローはイチローを演じることを「やめた」。永ちゃんは永ちゃんを演じているつもりだったんだけど、ある日永ちゃんであることに「気づいた」と。この辺の、自分の演じ方の違いがおもしろいと思った。