遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

教文演劇フェスティバル「教文短編演劇祭2011」(2日目のみ)

2011-08-28 20:47:54 | 演劇を見てきた
2011/8/27

予選2日目のみ観た。
この日上演する4団体のうち、観客投票で最も票を集めた1団体が、翌日の決勝に進む。
観客投票なので、作品の質もさることながら、いかに自分の団体のお客さんを呼ぶかということがたいへん重要なシステム。
yhsが本命と言ってよかったと思う。
作品の完成度は言うに及ばず、劇団の活動歴、上演数を考えれば、集客力も高いはず。
そういう点で、他の団体は不利だと思った。
しかし、開票してみるとわずか1票差で、「Words of Hearts」(団体名です)が1位。
これは快挙だと思う。
自分はyhsに入れたんだけど、圧勝すると思っていたので、ヒトリコト(団体名です)に入れようかとも思っていた。
こんな1票でも実は重かったと考えるととても怖い。
そして、企画者側に感情移入するのがおもしろすぎて、作品の中身にはあんまり集中できなかったような気がするけどいいんだろうか。
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ニトリファミリーマラソン

2011-08-27 20:06:03 | レポート
2011/8/27

今年は全然走ってないので、北海道マラソンではなく、その前日のニトリファミリーマラソンに参加。
ダラダラ自転車に乗ってちょうど90分間で真駒内公園に到着。
暑い。受付で長い時間、並んでゼッケンやら参加賞やらをいただく。
規模の割にスタッフの数が少ない印象。ボランティアさんはいないのかな。
参加賞はニトリの扇子。これは初めてのパターン。去年の話を聞いていたので正直もっと期待していた…。
荷物置き場に係の人がいないので、有料ロッカーを使用。
開会式では、カーリングチーム〈ロコ・ソラーネ〉の皆様とのトークショー。
本橋麻里さんはもちろん、他の方々も美人さんだったが、「マラソン大会なのになぜ?」という疑問は残ったまま。
距離別に時間差スタート。例によって10km集団の一番後ろからのろのろ動き始める。
今回は腕時計がなかったので、タイムはすべて携帯電話で測る。
10kmの部だけで1000人。真駒内公園内では、ほとんど自分のペースで走れず。公園を出てからは順調。
折り返しても余裕があったので、ちょっとずつペースを上げていく。人を抜かすのは気持ちいい。今回も悪趣味だが、何人抜いたか数えながら走る。140人くらいでしんどくなってやめる。ちなみに給水は3箇所。
ラスト1kmの表示を見逃すという微妙にイヤなミスをしたものの、最後までペースを上げ続けてゴール。真駒内公園に戻ってきてからはあまりぐるぐる回らずに、真っ直ぐスタジアムに戻った。これは気持ちいい。
54分46秒。目標は55分切ることだったので、一応目的達成。
ただ、もうちょっと追い込めたかも。
着替えて水分補給。
最後の一人まで司会のお姉さんがフォローしている。さすがファミリーマラソン。
そして、打ち切り後の撤収が早い。事後イベントは全くなし。
RCチップの提出先がわからない。
なにかアナウンスあったたかしらと思いつつ、係の人に聞いてみると、スタジアム入口付近の隅っこで、記録証と交換するようになっていた。
すでにほぼすべての機材が撤収されていたのであきらめていたが、ぎりぎりセーフ。
運営側になぜか「慣れていない」「そっけない」感じがしたけど、ファミリーマラソンってそんなものなのかしらね。

※いた!(盗撮)
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走メモ(百合が原公園コース)

2011-08-24 11:30:15 | 走メモ
2011/8/24

百合が原公園コース

6.38km 112:48

なんだかauラン&ウォークが凄いことに…。
履歴をたどったら、片道分の距離しか認識できてない。実際は12,3kmってところか。
大学に通っていた頃、近くまでは何度も行っていた「百合が原公園」だが、中に入ったのは初めて。
公園内で迷ったり、今が見ごろだというダリアを眺めたり、サイロに上ったりしたので、正確に距離が測れていたとしても参考記録だったな。
もうちょっとお花がたくさんあるというイメージだったけど、時期が合わないのか、思ったほどではなかった。
季節が違えばまた別な景色になるだろうし、距離も手ごろなのでまた行ってみたい。
もう土曜日がニトリファミリーマラソン。
不安はないけど、どれくらいのタイムで行けるものなんだろう。

※沼もある。
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ノート・矢代静一「弥々」(戯曲)04

2011-08-23 23:16:13 | 一人芝居
良寛異聞 (河出文庫)
クリエーター情報なし
河出書房新社



2011/8/23

ところで、「良寛異聞」という本には、同名の小説が掲載されている。
「弥々」はどちらかというと本編に対する外伝という感じに見える。
主に死にかけた良寛と、同じように年老いた清吉。そして、弥々。
読めば否応無しに「老い」に向き合わざるを得ない重たい話なんだけど、形式なのか文体なのか意外と軽快に読むことができる。途中の漢文や歌はダレてしまったけど。
どちらも三角関係を描いた話だけど、「良寛異聞」では良寛と清吉、「弥々」では弥々一人の人生を追っている。
ページの分量的には10対1だけど、それで十分という印象。
弥々一人の存在感が、良寛と清吉の二人に対して負けてない。繰り返すけど、1/10の分量で。外見は外伝だが、立派に独立した作品だと思う。
それにしても、なぜ「弥々」は戯曲の形式で書かれたんだろう。
それも、「不自然」な一人芝居という形式で。
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トッド・フィリップス監督「ハングオーバー!」

2011-08-22 22:19:47 | DVD・VHS・動画など
ハングオーバー! [DVD]
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ



2011/8/20

男四人、ラスベガスへ婚前旅行(アメリカではよくやるらしい)。
酒とクスリで記憶を無くし、朝のホテルで目覚めると、荒らされまくった部屋の中になぜかトラと赤ん坊。そして花婿が行方不明。
もう結婚式まで時間がない。
このシチュエーションだけでまいってしまう。
行方不明の花婿を探して残された三人が、昨晩なにをやらかしたのかを追跡する。
話はテンポよく進む。ゲラゲラ笑いつつ、見終わって見事に何も残らない。エンタメ作品のお手本。
ただし、作風は下品。
まさに成人男性のための映画。
人間誰しもオンとオフがある。
彼らが女性の前や職場で見せる顔をオンだとすると、酒飲んではしゃいでいる姿はオフ。
オフ状態の彼らは、男の下品な部分を凝縮してこれでもかというくらいに見せつける。
主要メンバーのオフ顔は、同性から見てもガッカリする。
なまじありそうな醜態だけにつらい。
それぞれの謎「なぜトラがいるのか」「赤ん坊は誰の?」「歯が抜けているのはなんで?」などなどが、ピタゴラスイッチみたいにもっと連鎖反応で続くのかと思ったけど、その辺はあんまり意識してなかったみたい。細かいところでつながってるのかもしれないけど、その辺はよくわからなかった。細かいところはエンドロールまでお預け。
何回か見たらわかるのかもしれないし、もしかしたら、吹き替えで見たら印象変わるかも。
もしくは、もともと二日酔いで記憶をなくす話なので、全部説明しなくてもよいという判断なのかな。
その代わりというわけじゃないだろうけど、それぞれの回答がぶっとんでいる。コンビネーションでなく、パンチ力で勝負している。
矛盾した言い方だけど「いかにバカバカしくするか」ということにありったけの知恵を結集している。ただ面白くするだけなら必要ないような手間をかけている。
この設定を日本に置き換えるのは可能なんだろうか。
出来なくはないだろうけど、どうしてもスケールが小さくなっちゃうんだろうなあ。ヒマなときに考えてみよう。
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走メモ(北海道神宮コース)

2011-08-21 04:11:14 | 走メモ
2011/8/21

北海道神宮往復コース

往路 5.79km 36:33 6’18”/km 5791歩
復路 5.71km 34:41 6’07”/km 6640歩

いつの間にかauラン&ウォークに歩数機能が追加されている。
しかし、遅くて長い往路の方が少ないという不思議。
距離はともかく、ペースが遅いと歩数は減る?
つまり、ピッチ走法のほうがいいってことか? わからない。
というか、このくらいの距離だと、ペースは信号次第という気もする。
10月1日の「Qちゃんファーム感謝祭おおたきde森林浴ジョギング」への参加を決定する。
5kmで短いけど、高橋尚子さんが見られるんだったら。一緒に走れるかもしれんし。
ただ、交通機関に悩む。伊達市の大滝地区。
80kmくらいなら自転車でもなんとかなるのではないか。そこそこの自転車は必要だけど。
洞爺湖のホテルなら札幌から送迎バスあるんだけどなあ。そこからまた距離がある…。

※暑かった!
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春原剛「核がなくならない7つの理由」

2011-08-15 23:53:49 | 読書感想文
核がなくならない7つの理由 (新潮新書)
クリエーター情報なし
新潮社


2011/8/15

山本七平が、敗戦間際の日本は理論でなく、空気が支配していたというようなことを書いている。理屈ではなく、場の雰囲気。
この本を読むと、雰囲気に支配されるのは日本人だけの特徴ではないような気がしてくる。
その雰囲気というのが核への絶対的な期待感。
普通に考えれば、核兵器なんて実際に使ったら事実上世界が滅ぶようなものだし、作るのも維持するのも大変。
それでも、あるときは「大国の証」として、あるときは「外交カード」として、あるときは「抑止力」というよくわからないものに対して、核は必要なものになってしまっている。
そのあたりの説明をとてもわかりやすく書いてくれている。
ところで、本文中にあった「汚い爆弾」。
核爆発は起きないけど、放射性物質をまとめて爆弾に詰めて攻撃するんだと。おぞましい。
それも核兵器だとしたら、原発の廃棄物がたくさんある日本は立派な核兵器大国だと思う。
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楠美津香のひとりシェイクスピア 超訳『テンペスト』

2011-08-14 21:40:35 | 演劇を見てきた
2011/8/14

演じている本人が言っていたので間違いないと思うけど、テンペストはシェイクスピアにしては盛り上がりどころのない単調なお話。
なかなか集中力が続かず、記憶に残っているところがあんまりない。寝不足だったかも。
直近に見た映画であらすじを一通り確認していたのが、自分にとってマイナスだった。
順番逆だったらもう少し集中できたような。
一人でやるので、それぞれの役に記号的にキャラ付けをして演じ分ける。
主人公の魔法使いを江戸っ子キャラ、愛娘を坪内逍遥訳の時代がかったキャラという具合。
グラサンや竹とんぼを使ってるくらいならいいんだけど、ゴンザーロのことを「田中」と呼んでいたのが、いちいち気になった。
あの中に一人「田中」かがいると、なんだかシェイクスピアを見ているというありがたみがきれいに無くなるから不思議。
わかりやすくする、またはズレを楽しむ意図なんだと思うけど、裏目に出たような。
塩梅が難しい。
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早川茉莉編「玉子 ふわふわ」

2011-08-14 10:47:08 | 読書感想文
玉子ふわふわ (ちくま文庫)
クリエーター情報なし
筑摩書房



2011/8/14

森茉莉、池波正太郎、東海林さだお、伊丹十三、北大路魯山人、向田邦子、田辺聖子…。
名だたる文章家たちが、よってたかって玉子のことを書いている本。
「たかが○○、されど○○」という言い回しがあるが、まさに玉子のためにあるような表現だ。
巨大オムレツを三人がかりで作る仏人の老婆(福島慶子)の話はよかったし、油断してると「卵が卵として正しくみそかつの上に着地するまでの時間をリスペクトしなければ」(細馬宏通)なんて無茶な表現にも出くわす。
神吉拓郎は、小さいころ見た鶏卵の山積みが虫の卵みたいで怖かったという話を、わざわざエジプトのマイナーな王様から始めて回りくどく書いている。
津田晴美の「湯豆腐卵」、東海林さだおの「目玉焼きかけご飯」は、ぜひ試してみたい。
全体的にあくの強い書き手たちに玉子という素材が負けていないのも素晴らしいと思う。
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ノート・矢代静一「弥々」(戯曲)03

2011-08-12 22:31:50 | 一人芝居
良寛異聞 (河出文庫)
矢代 静一
河出書房新社



2011/8/12

役者を演じる役者を観客が見ることになるので、劇中劇は「なぜ人は演技をするのか」ということにより客観的に向き合うことになる。
そういう意味で演劇的な仕掛けだと思う。
弥々の娘は演じることで、母の人生を再生して見せる。
ところで、彼女のたった一人の観客である「良寛」は舞台に出てこない。
そこで本当に彼は死んだのかという疑問が浮かぶ。
途中で清吉が死んだといっているし、最初に弥々の娘は、天を仰いでいるから、素直に考えれば死んでいる。
死んだ良寛に、彼女は答え合せを迫る。
当然、良寛からのリアクションはないないから、やっぱり弥々の娘は「良寛に見せるふりをして観客にむかって語りかけている」のかもしれない。
それよりも、良寛が女に会いたくないから清吉に死んだと嘘を言わせているという解釈をしたらダメなのかしらね。
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