遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

大人の事情協議会 「ときめきたいぜ☆メモリアル」

2011-09-29 22:42:22 | 演劇を見てきた
2011/9/29

ずいぶんとはずかしめを受けた。
演劇の観客なので、大勢の中の一人として大概は黙って見ているだけなんだけど、そんな状況で、これだけはずかしめをうけたような気分になったのは初めてかもしれない。
タイトルどおり、「トキメモ」風の世界観なので、そういうキャラデザインのイラストであったとしても見ていて恥ずかしい。
それを実写で、しかもいい年した大人たちが演じているのだから、恥ずかしいをとおりこして、はずかしめを受けたような気分になるのだ。自然、口が半開きで失笑しながら見ることになる。
ただ、それがイヤかというとそうでもない。
たぶんSMの初心者はこういう気持ちから徐々に深みにはまっていくんだろう。
結論としては、10/2までやってるそうなので、みんなも観に行ってはずかしめを受けたらいいと思う。ものすごい手間のかかった芝居なのは間違いないし。
あと、ゲームの世界観を、演劇に変換するやりかたがうまい。
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黒井克行「夢はきっとかなう」

2011-09-28 19:32:20 | 読書感想文
高橋尚子夢はきっとかなう
クリエーター情報なし
学研



2011/9/27

「なんでこのタイトルにしたんだろう」というのが、最初の印象。
2006年出版。2004年には高橋尚子さん本人による「夢はかなう」が出版されている。
似ているタイトルだけど、重複箇所が多くて、関連している本というわけでもなさそう。
そして「きっと」がついている分、弱い。本人が「かなう」って書いてるんだから、そこに他者が「きっと」をつけるのは野暮だろう。
出版の順番が逆ならまだわかるんだけど、謎。
また、シドニー五輪の時の描写。シモン選手の追い上げは確かにすごかったけど、「どっちが先だ!」って書くほど競ってはいなかった。
他にも、彼女がレース前に臨戦態勢になる例として、コースをさえぎるかのようなカメラマンに対して「スイマセン!どいてください!」と叫ぶ部分。コースさえぎってるなら、それくらい言われると思う。
ほかにも「あれ?」と思うような箇所がわりとあって、なんとなく半信半疑で読んだ。
良かったのは、チームQのメンバーのことを詳しく書いてあったところ。

※ヤフオクでえらい高値がついてた。
※筆者の公式サイトのお写真が素敵。
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増島みどり「高橋尚子 夢に乗って走る」

2011-09-27 23:53:19 | 読書感想文
高橋尚子 夢に乗って走る (講談社火の鳥人物文庫)
クリエーター情報なし
講談社



2011/9/27

漢字にはぜんぶフリガナがふってある子供向けの本。
幼年期からごく最近(2008年)の彼女の様子まで時系列に追っている。
普通こういう本では、インパクトのある出来事から順番に書いていくもので、その編集センスに書き手の個性が出てくるものなんだけど、今回はそういう個性が入っていない分、わかりやすかった。
巻末に彼女の年表が載っているのも、案外珍しく、ずいぶん誠実に作っている印象。
「祖母からもらったお小遣いを決して使わず、お札に変わるのもイヤだからと銀行にすら預けなかった」なんていうエピソードは、どの関連本にも出てくるんだけど、子供向けの本だからか、自分の子ども時代と置き換えられやすい。
「自分には絶対ムリ」→「高橋尚子すごい」と簡単に結び付けられてしまった。
これを後々のアスリートとしての意志の強さなんかに結びつける安易さは、十分わかっているつもりなんだけど、結び付けたくはなるよなあ。
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走メモ(5000m)

2011-09-26 23:57:26 | 走メモ
2011/9/26

5000m走。

~1km 04:45
~2km 09:30(4:45)
~3km 14:14(4:44)
~4km 18:54(4:40)
~5km 23:32(4:38)

「そういや、いまの自分は5kmどんくらいで走れるんだ?」というささやかな疑問に基づいて走る。
それにしても、全力で走るつもりだったのに、なんだろう、この不気味なほどのイーブンペースは…。
余裕があったとも追い込めてなかったとも言える。
ただ、微妙にペースが上がって終わっているので、よしとしよう。
近所の400mトラックを走ったが、auのラン&ウォークで距離を測ると、「4.76km」。
狭いトラックをぐるぐる走ってこの誤差なら、さすがやるなという感じ。
そして、夜はあいかわらず、怖い。

※関係ないけど、こないだの夕焼け空。
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高橋尚子「夢はかなう」

2011-09-25 08:22:23 | 読書感想文
夢はかなう (幻冬舎文庫)
高橋 尚子
幻冬舎



2011/9/24

1998年の名古屋国際から、2002年のベルリンまで、マラソン6連勝。その中には2000年シドニー五輪もある。マラソンの1勝は、何千人も参加している中で優勝することなので、とんでもない記録だと思う。
2004年初版なので、アテネの出場は逃しているものの、ハタから見ると、ほぼ人生の絶頂期に刊行されている。ただし、文中には前向きな言葉が溢れているものの、調子に乗っているという感じでもない。
金メダル取った翌朝に走ってみたら、「前日の朝の感じと、まったく変わらな」かったんだそうだ。カッコつけすぎのようにも見えるけど、もともとそういう精神性の選手だから強かったのかもしれない。
この本の刊行後には半月版の手術したり、結構苦労しているように見える。彼女がいま本を書いたらどんなものになるか読んでみたい気もする。
ところで、文庫版は表紙とあとがき後の写真がいい。かっこいい。
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高橋尚子・穐田文雄「教えてQちゃん! メタボだってマラソン完走!」

2011-09-23 01:18:40 | 読書感想文
教えてQちゃん! メタボだってマラソン完走!
クリエーター情報なし
阪急コミュニケーションズ



2011/9/22

高橋尚子さんの関連本なので読んでみる。
たまに本文中に彼女からの言葉が太字で書いてあるのと、欄外に彼女の顔写真とアドバイスっぽいフキダシがついているだけ。
その顔写真はそれぞれ異なる写真を使っているものの、表情がほぼ変わらず、微妙に違うということだけがわかる。忙しかったんだろうか…。
いつになったら筆者とまともに交流するんだろうと、ハラハラしながら読むが、結局最後まで、ほぼ一般人のライターさんのマラソン体験記になっていた。
知らない人のブログを読んでるみたい。
文章は読みやすいものの、メタボ記者を自称する妙に卑屈な感じには、最後まで馴染めず。
参加しているマラソンは東京マラソンとホノルルマラソンなど。
悪くはないんだけど、特に変わったところもなく、楽しみ方がつかめず。
「高橋尚子」の名前や写真が前面に出ている装丁からは考えられない内容に最後まで戸惑ってしまった。
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走メモ(北海道神宮コース)

2011-09-21 12:57:16 | 走メモ
2011/9/21

北海道神宮往復コース

往路 5.7km 34:16 5'59"/km 6644歩
復路 5.9km 37:12 6'18"/km 6859歩

復路はなぜかauラン&ウォークの走行コースがクネクネしていたので誤差大きめかも。
あんなに信号待ちしたのに、このペースはおかしい。
不思議と体が軽くペースもいい。10日以上あけなければ、それなりに積み重なっていくもんなんだろうか。筋トレはわりとサボり気味。
北海道神宮の絵馬を眺めていたら、「森家に元気な子が産まれますように」というのがあった。別姓で三人の名前が横に書いてあったので、「森」家なのか、「森家」さんなのかは謎。
ともあれ、元気な子が産まれるにこしたことはないので、参拝の時に一緒に祈っておく。
いつものように休憩所で「判官さま」をいただいていると、目の前をリスが駆け抜けた。
冬支度で忙しいんだろうか。
いかにも秋っぽい。

※休憩所のほうじ茶が温かいものになった。
※画像は、百合が原公園に行ったときのものをにぎやかしに。
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羽生善治「決断力」

2011-09-20 22:30:34 | 読書感想文
2011/9/20

羽生善治の将棋に対する考え方が、新書一冊文に詰め込まれている。
自分は「将棋のルールを知ってる」程度だが、世界トップクラスの棋士のほうが、より「将棋はわからない」ことを知っているのがおもしろい。
また、羽生善治の見た目は「将棋オタク」で間違いないと思っているが、読み進めると政治やらスポーツやら経済やらありとあらゆる例え話が積み重ねられており、むしろ知識に幅のある人なのではないかという気がする。
というよりもむしろ、世の中のあらゆる事柄を「将棋」という文法で、解読している人なのではないか。
それにしてもプロ棋士の深い深い精神力、大局観、定石を追う力、膨大な選択肢の中から最良のひとつを選択する直観力、決断力。
都合よく解釈すれば、これはそのまんま物語を書くときにも通じる能力だ。
あやかりたい。
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アレクサンドル・アジャ監督「ピラニア3D」

2011-09-17 23:20:00 | 映画を見てきた
2011/9/15

最後にホラー映画を見たのいつだろう。作品名も思い出せない。
耐性がない分、人より怖がったのではないかと思う。
急に大きな音とか出たり、やたらと血が出るのは生理的にイヤ。
感覚的には、こういう作品に需要があることがわからない。
ただ、無難で直接的な刺激の少ない作品ばかりに接しているので、こういうのでたまにバランスをとるのもいいかもしれない。
作品は堂々たるB級ホラー。
アメリカ人のうかれっぷり描写がたまらなくいい。みんな殺されるのに。
超ウカレ→皆殺しの落差がみごと。職人的な上手さを感じる。
B級ホラーとしてウェルメイドな仕上がりという言い方をしてもいいんじゃないだろうか。
怖さ、コミカル、バカ、グロ、エロ、それぞれいい塩梅。
あと3Dも初体験。残念ながら、目の照準が上手く合わず、あんまり居心地がよくなかった。
メガネはムリなのかしら。
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弦巻楽団「ラブレス」

2011-09-17 02:40:05 | 演劇を見てきた
2011/9/16

人生に行き詰った男4人が、魔法の井戸で過去に戻り、自分の人生を変えるという話。
みどころは、主要登場人物である男4人が、それぞれ見事に愛せないということ。
そのダメぶりを楽しむという趣旨でよいと思う。悪人ではないのかもしれないが、ちょっとずつイラッとさせられる。
明らかにがんばる方向性を間違っていて、案の定、悲惨なことになる。
みんなで崖に飛び込む感じ。徹底している。
彼らのダメぶり、残念ぶり、報われない感じ、不思議な力に頼っちゃうところは、なんだか藤子不二雄Aの世界観に通じるものがある。
これだけだと地味な話になりそうなんだけど、照明、音響、衣裳、装置に役者さんのガンバリで、ハデハデな味付けになっていた。特に音響の入れ方は上手いなあと思う。
ところで、開演直前に、自分の隣の席に作・演出の弦巻さんが座られた。
珍しい状況にオロオロした。
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