遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

「ビブリオバトル首都決戦2012 北海道ブロック決戦」

2012-09-30 19:59:08 | レポート
2012/9/28

・札幌駅の紀伊国屋インナーガーデンにて。ポスターを見かけて気になった。
・出場者は5人の大学生。予選もあったらしい。
・5分間、自ら選んだ本の魅力を観客にアピールし、最も観客の心をつかんだ人が優勝。
・要するに本のプレゼン芸を競うイベント。
・審査は観客の挙手。
・なので、自分も審査員として参加できた。
・話のテンポ、本選びのセンス、類書との比較、話者の推薦動機がポイントになる感じ。
・優勝したのは、北海道教育大学の大上泰裕さん。札幌校なので、自分の遠い後輩でもある。
・自分も彼に投票した。
・選んだ本は、大山のぶ代「ぼく、ドラえもんでした。」。
・実は自分の中でそんなに期待が高くなかった。
・本選びがそんなにいいセンスとは思えなかったから(わざわざ勧められなくても面白そうだし)。
・話術でももっと上手い人がいた。
・というか、彼は、スタートしていきなり「ぼく、ドラえもんという本ですが…」と、タイトルを言い間違えていた。普通に考えれば、大失態。
・ただ、本書で語られる「大山のぶ代が自分の声に対するコンプレックスをあえて放送部に入ることで乗り越えた」という部分と「苦手な人前で話すことを克服するためにあえてビブリオバトルに参加した」というシンクロ部分にとても説得力があった。
・見事な人柄芸という感じ。
・あと、彼に投票したのは、全国大会というもっと緊張を強いられる大きな舞台で、彼がどんなふうに話すのか見たくなったという理由もある。
・ただ、今回の良さは、人前に慣れてしまったら失われてしまう良さだと思うので、その対策は大変そう(すでにちょっとだけ、あざとい感じもした)。
・一方で大化けの可能性もあるので、陰ながら応援したい。
・また、札幌で演劇やってる大学生で、本好きなんていくらでもいるだろうに、こういうイベントを見逃していいのかと、昔「詩のボクシング」で手痛い目に遭った自分は思う。全国大会に行けるってなんか楽しくないか。
・決してみんなも手痛い目に遭えばいいのにという意味ではない。

※一番右側が大上さん。機械の性能上、一番左側の人だけ写せなかった。すみません。
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逃避ラン「サンピアザ劇場ラン」

2012-09-29 20:22:41 | 走メモ
2012/9/28

①サンピアザ劇場から札幌駅コース

1:27:59 12.6km 6:59/km

②札幌駅から家コース

23:23 3.86km 6:04/km(runtastic)

サンピアザ劇場で観劇後、札幌駅の紀伊国屋でビブリオバトルを観戦して、帰宅。
合計16kmくらい。相当久しぶりの長距離。
不気味なくらい体が軽く、坂道が多いわりに楽しく走れた。
途中で、各地下鉄駅の看板を「漫画カメラ」で撮影し、ツイートしてしまうという高揚ぶり。
思っていたよりコースもわかりやすく、普段行かない地域なのに、ほとんど迷わなかった。
白石のところの円形歩道橋を初めて通った。
なので、①のペースは遅め。
札幌駅からはいつものとおり。
休憩後も、そんなに体が重たくならず。
若干膝が痛いけど、休めば治るレベル。
いったい何が良かったんだろう。
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弦巻楽団「果実」

2012-09-28 22:47:48 | 演劇を見てきた
2012/9/28

植物人間となったアンズの両親が、彼女の初恋の人ルルヅキを探し出し、四人で「思い出づくりごっこ」をする話。再々演作品。
アンズの声は、どういうわけかルルヅキにのみ聞こえる設定。
家族を含め、彼以外の人間に聞こえないという構造がポイント。
彼女の声は、テレパシー的なものなのか霊魂的なものなのか特に説明はない。
ルルヅキの妄想という線も捨て切れない。凝ってる。
演出的には、奥の壁にスライドでセリフを映し出す方法を多用。
このスライド、前回見たとき(再演時)に比べ、しっかり会話のテンポになっていた。
ルルヅキとアンズの距離は近くなっていくが、それでもやっぱり別れが訪れる。
ちゃんと客席からすすり泣く声が聞こえる。
泣かせる作品を狙って作れる脚本と演出力。
あと、ルルヅキを演じた深浦佑太くんの殴られっぷり。
本当に殴られているわけじゃないけど、マンガみたいにきれいに吹っ飛ぶ。
もっといろんな殴られ方が見たい。
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シルヴァン・ショメ監督「イリュージョニスト」(2010年)

2012-09-27 22:54:21 | DVD・VHS・動画など
イリュージョニスト [DVD]
クリエーター情報なし
スタジオジブリ


2012/9/27

・老手品師と少女の出会いと別れを描いたアニメ。
・単純かつ強い話。「出会いと別れを描く」のは、物語のひとつの型なんだろうな。
・実在の人物をモデルにした老手品師の描写がすばらしい。特に歩き方。長年舞台に立ってる人の歩き方に見える。染み付いたお辞儀の不自然さも舞台人っぽい。
・登場人物ごとに歩き方を描き分けているアニメは信用できる。
・あと、少女が画面にいると、なんとなく場が持ってしまう少女力ってある。
・この少女の「可愛らしさ」が、いい塩梅。美少女とも言えないんだけど、「こういう孫がいたらマジ猫かわいがりするわ」というくらい。
・中年女性たちの造形に悪意ありすぎ。痩せすぎ、太りすぎ、出っ歯、デフォルメしすぎ。
・どこのシーンを切り取っても情景がきれい。セリフはほとんどないのに、とても情報量が多い。
・だから飽きない。
・途中で老手品師が冷たくなるのは、唐突な感じ。少女が悪くなく見えるようにバランスをとったのかな。だとしたら優しすぎる。
・制作者インタビュー。みんな家族がキーワードだと言ってたけど、自分はどちらかというと、「居場所を探す話」として見た。
・老手品師は自らの娘の代わりに少女を可愛がったのではなく、自分の役割を見つけた喜びのほうが先にあったのではないか。
・序盤にこれでもかというくらい、舞台で孤立している感じ、必要とされていない感じで描かれていた。
・似た境遇の腹話術師の扱いも切ない。
・こういう単純な構成の話で脚本が評価されて映画になっているというところ。奥深い。
・「ストーリーで楽しまそうなんてガキのすることさ」なんて感じがビンビン伝わってきてムカつく。が、実際見てみたらグウの音も出ない。
・どうも個人的には、個人の変化を丁寧に描く話が好きらしい。
・唯一、気になるのが、ウサギ。かわいそうすぎる。あんなところで生きていけるわけないじゃないの。
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マーク・ウェブ監督「(500)日のサマー」(2010年)

2012-09-24 23:14:34 | DVD・VHS・動画など
(500)日のサマー [DVD]
クリエーター情報なし
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


2012/9/24

・愛を信じる男と信じない女の500日を描いた話。
・というか、愛を信じる若者が、異性という青年期最大の不条理に立ち向かう話。
・この愛を信じる若者がかわいい。
・感情がそのまま表情に出る。それなのにわざとらしくない。こういう人は周囲に好かれる。
・調子に乗ってる顔、初セックスする前の顔、落ち込んでいる顔、酔っ払ってる顔(前半)はほんとにかわいい。
・ただし酔っ払っている顔(後半)はダメ。
・好かれる酔っ払いと好かれない酔っ払いの境界線について考えてしまう。
・彼の友達の顔が村上龍に似ている。あと、こいつの酔っ払い方もアウト。悪いやつじゃないんだけどね。
・日本のテレビゲームで遊んでたり、女の子が当たり前のようにサッカーやってたりする日常風景に、なんとなくリアルさを感じる。
・二人がイチャついているところ。
・若いしエロいしバカバカしい。まとめてかわいい。
・アダルトビデオコーナーの入口に貼ってある雑なおっぱいイラストの看板。入って行く二人と、押し出されるように出て来るおやじ。いい描写。
・日常を細切れにして、編集力を駆使して作品に仕立てる。こういうやり方は、ソートン・ワイルダーの「わが町」の系譜と言っていいのかしら。
・ミヤザキくんの「117」にも構成が似ている。影響受けてたりするのかしら。
・彼の名前はトムだって。普通すぎるのも狙いかな。
・作中に出てくる「I LOVE US」は残る言葉だな。なんにでもこじつけられそう。
・最後のほうでトムが直面する人生の不条理に対して、精一杯向き合う感じがいい。ほんと、こいつには幸せになってほしいと思える。
・ラストシーンはかなり好み。キレがある。
・たぶん予算ない中、必死で知恵を絞って作った作品なんだろうな。
・構成がハッキリしている分、単調になりがちなところを、色んな映像的な工夫で乗り切っている。
・500日分を描いて100分でお釣りがくるという時間配分もセンスあるわ。
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逃避ラン「帰宅ラン(3日ぶり6回目)」

2012-09-23 20:41:53 | 走メモ
2012/9/23

帰宅ラン

3.77km 23:25 6'13"/km

コンビニのトイレで着替える。
このへん上手くやる方法はないかしらね。
通り道なのでしょうがないんだけど、今日も北大構内を走る。
この前、抜いた人をまた抜く。
抜かれたほうは「また抜かれた」とか思うんだろうか。抜いたほうは「また抜いた」と思ったぞ。暗いからなあ。
しかし、高校時代のクセで「30分以上走らないジョギングは無意味」という価値観があるので、なんだか達成感がない。
早く帰宅できるのはいいんだけども。
リュックのせいか、うまくバランスが取れない。
姿勢がおかしく、うまく足を前に出せない。
今くらいのレベルだと、「蹴る」よりも「足を前に置く」感じのほうがいいはずなんだけど、うまくいかない。

※今日も関係ないけどステラでやってる海洋堂の特別展より(9/30までやってるよ)。やっぱりスナフキンは特別。
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「カーズ2」(2011年)

2012-09-22 00:29:49 | DVD・VHS・動画など
カーズ2 [DVD]
クリエーター情報なし
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社



2012/9/21

・字幕で見る。そして少し後悔。
・巻き込まれ型スパイアクションを車で描いた話。
・主人公はオンボロレッカー車「メーター」だと言っていい。
・前作の主人公「マックイーン」よりかなり前面に出ている。
・そしてスパイカーの2台を合わせた4台が中心人物。
・タイトルを「カーズ」にすると、こんなに何から何まで車で描かないといけないのかとおののく。人は出てこない。すべて車で描く。
・今回の舞台には日本も登場。ぜんぶ車化してて相変わらずどうかしている世界観。
・ただ、スパイカーの動きがいちいち現実離れしているので、普通のSFじみてきてシュールさは減る。
・全体的に感情移入したり、「こいつ、このあとどうなるんだろう」というようなワクワク感が出ない。
・もっとスパイ映画を見ていたら、元ネタがわかって楽しそう。全然見てなくて残念。
・最初に一回見ただけだと色々よくわからなかった。
・彼が黒幕をどうして断言できたのか、黒幕の動機、白状した理由、マックイーンがなぜ助かったのか、とか。
・なのでイマイチすっきりせず。長く感じた。みんな、すぐにわかったのかな。
・見終わったあと、ちょっと吹替えでも見たけど、そっちだとわかることもあった。
・今回は字幕がちゃんと仕事していないような気がする。もともとそういうもんだろうけど少し極端ではないか。
・メーターの「うっとうしい友達」感。
・F-1カー、フランチェスタのいけ好かない感じ。
・アクションシーンがとてもかっこいい。特に最後のスパイカー2台とメーターのやつ。
・音楽も気持ちいい。
・最後にスパイがのこのこやってくるの変じゃない?
・まずメーターの正体を見抜けなかったことを恥じろ。そして、スカウトなんかしてごまかすな。
・結局、メーターが一番スーパーカーになってたけど、そういう結論でいいのかしら。
・感想書く前にライムスター宇多丸のシネマハスラーを聴いてしまったので、しっかり影響される。おおむね納得できたので書きにくい。
・悪者の描き方が中途半端なところとか、メーターの成長していない感じとか、「メーターの世界作り話」の一環だと思えば納得できるとか。
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逃避ラン「帰宅ラン(12日ぶり5回目)」

2012-09-20 20:23:05 | 走メモ
2012/9/20

帰宅ラン

3.86km 23:53 6'11"/km(runtastuc)

2日前の北海道神宮が効いているのか、がんがん踏める。
ただ、そういう感覚の割にそんなにペースが上がっていない。
リュックのせいか。無念。
北大の構内を走っていると、どうしても「同好者」の皆様がいらっしゃる。
前を走っている人が、ちょっとこっちより遅いくらいだと、たいへん気まずい。
今日、仕事のシフト希望提出した。
たいへん不本意ながら10月の北海道ロードレースもスルー。
11月の「札幌さよならマラソン」にはなんとか出たい。
これにそれなりに準備して出ておけば、万が一「東京マラソン」の公募に当たったとしても、ぎりぎり対応できるであろう。
今年はあくまで体調維持の延長だけで走ってたから、あんまり楽しめなかった。
重ねて無念。

※24条の焼肉屋さん。近くの某チェーン店より1000円安いよ!(記事とはまったく関係ないよ)
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逃避ラン「北海道神宮往復コース」

2012-09-18 12:16:42 | 走メモ
2012/9/18

北海道神宮往復コース

往路 6.1km 38:02 6'14"/km
復路① 4.72km 31:02 6'34"/km
復路② 1.13km 07:09 6'19"/km

暑さにクラクラしたので、帰りに「スーパーダイイチ」で給水。
そのため、往路が分割されている。
ペースは悪くないが、久しぶりだったので随分長く感じてしまった。
ここ数回「帰宅ラン」で3~4kmの短い距離しか走ってなかったのが影響してるかも。
北海道神宮では、これも久々におみくじを引いた。「大吉」だった。
境内の警備の人が、長い棒の先に網状のものを巻きつけて屋根を叩いている。
何かなと思って寄ってみると、蜂を退治していたらしい。
話しかけると「スズメバチだよ」と、見せてくれた。
予想以上にでかい黄色と黒の縞々。こええ。

※今年一番の残念なお知らせ。
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「レディー・ガガ ザ・ストーリー」(2010年)

2012-09-17 23:44:42 | DVD・VHS・動画など
レディー・ガガ ザ・ストーリー [DVD]
クリエーター情報なし
日本コロムビア



2012/9/17

なんとなくパッケージと目が合ったのでレンタルしてみる。
レディ・ガガの生い立ちを追っている。
レディ・ガガに関しては音楽の才能があって衣裳が奇抜な人というくらいの印象しかないので、先に人柄を知ったほうが親しみがもてるかなと思ったんだけど失敗。
これだけの人になると、「影で苦労している」「まじめ」「完璧主義」なのは当たり前。
あらためてそういうこと言われると、知らないのに「知ってるよ!」と言いたくなる。
もっとパフォーマンスを見たかったけど、そういうDVDではなかったみたい。残念。
「音楽は見るもの」という言葉は興味深い。
あと、アンディ・ウォーホルの影響も受けてるとか。言われてみるとそんな感じがするので、関連性を掘り下げると発見があるかも。
そこまでする熱量は自分にはないんだけど。
とりあえず、もっと曲が入っているDVD見よう。
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