遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

ジェーン・スー「私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」(2013年)

2013-12-27 11:45:49 | 読書感想文
私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな (一般書)
クリエーター情報なし
ポプラ社


2013/12/27

プロポーズする予定もされる予定もないが、著者のことが好きなので読んでみる。
こういう本は、自分がしたことのない経験を直接摂取できる。
女になったことがないので勉強になる。
30~40代女性の「こういうことをするとプロポーズされない」ということが書かれている。
結論は、「なおせば結婚できる」ではなく、「なおせないなら覚悟をしろ」という感じで信頼できる。
この本では、男女の問題において「女友達」の存在が重要な補助線になっている。
男との関係に悩むなら、「仮に彼が女友達だったらどうするか」が参考になると。
女じゃないけど、そうだろうなと思う。
個人的には「女はマルチタスクである」というのは驚いた。そうなのか。
いろいろ思い当たる。
「無理やりさせた約束を守らないと怒る」というのもいい。
でも、これ男にもいそう。

※挿絵がおもしろい(サヲリブラウン)。
※読書会もおもしろそう。
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鴻上尚史「醒めて踊れ ドン・キホーテのピアス12」

2013-12-24 16:04:48 | 読書感想文
醒めて踊れ ドン・キホーテのピアス12
クリエーター情報なし
扶桑社


2013/12/24

つまらないはずがない鴻上尚史エッセイ。
いつものように示唆に富む面白文章が続く。
「戯曲は時間とのパズルゲーム」ってまったくそのとおりなんだけど、そう言えるだけの材料があっての話。
いつかしたり顔でよその人に言ってみたい。
あと、「エジンバラ・フリンジ・フェスティバル」の存在を知らなかった。
参加数3000、公演数30000、役者総数15000、公演場所300。公演期間は1ヶ月。
人口45万の都市でどうやったらこんなことになるのか。
いつか英語学んで行ってみたい。いろんな意味で遠い。
いつかついでに「七味・五悦・三会」を語り合いながら年を越すような優雅な年末を過ごしてみたい。
忘れちゃいけないのがイラストの中川イサミの存在感。
とくに「イグノーベル賞」「タケノコニョッキ」のイラストが好き。
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yhs「四谷美談」

2013-12-03 21:34:41 | 演劇を見てきた
2013/12/2

□前日29時就寝、睡眠2時間でコンカリ。
□偶然にも京極、遠藤、三島という昭和52年会が仲よく並んで観劇。
□同会員の南参さんも、最初のあいさつのときに、チラチラこちらを見ていたような気がする。きっと仲間に入りたかったのだろう(妄想視点)。
□直線と直角でできた空間がかっこいい。なにかと長くてまっすぐなのが好み。
□お岩さんの話なのは知ってたけど、見始めて初めて自分がお岩さんの話をあまりわかっていなかったことに気づく。下調べしておけばよかったと後悔。
□でも、あとで調べたら、あんまり意味なかったような。
□岩は「祝」に。不吉感を残しつつ現代風に。
□プロローグとエピローグの「リツイート語り」。手法はまねできても、あの話題の飛躍の仕方、単語の選択の的確さをまねるのは大変そう。
□寝不足が響き、話の筋がうまく追えず。
□もしくは、人間関係が複雑なわりに情報量が少なめだったかも。
□結果、おのれの頭の中で勝手に話を作りながら、舞台上の話も見守るパラレルでスピリチュアルな観劇態度になる。
□音の存在感。不穏のあおり方がキモ気持ちいい。
□復讐を果たそうとすることで、最愛の人の一番大事な思いを踏みにじらなければいけないことに気づき、自滅する男。木下順次の言う劇的構造。
□信念の人の信念が過ぎて破滅していく様。「まどか☆マギカ」の新編。
□歌舞伎が題材のエグイ話といえば「藤十郎の恋」。
□近くもないけど遠からずのお話が次々頭に浮かぶ。
□小林エレキ・能登英輔の二枚看板が、なかなか出てこない。出てきてもすぐひっこむ。ああ、ジラされた。
□桜井保一くんの「ヨゴレ役は引き受ける」感じがたのもしい。
□宮沢りえ蔵さんが盲目の按摩役だなんて。誰だ、こんな適役を考えたのは。
□死ぬところもっと見たかった。暗転ではなく。
□死に際は演技の華。
□雪カゴが視界の隅ではりきりすぎ。
□顔の右側だけを殴る気狂い感。
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