遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

PHOENIX LITTLE THEATER「RUN FOR YOUR WIFE」

2014-11-28 21:59:26 | レポート
レイ・クーニー笑劇集 (劇書房ベストプレイシリーズ)
クリエーター情報なし
劇書房


2014/11/28

月末にiPhoneを買い換えたので、速度制限を恐れずに果敢に動画をあさる。
『レイ・クーニー笑劇集』で読んだ「RUN FOR YOUR WIFE」の上演動画が見つかったので、たまたま家にあった日本語訳を片手に見てみる。
アメリカの「PHOENIX LITTLE THEATER」というところの上演(劇場? 団体?)。
ヒアリングは、20年前の英検2級がピークだった自分には難しく、9割以上意味を理解できず。くやしい。
それでも、あらかじめ戯曲を読んでいたのと、会話のリズムで結構笑えた。
あらためて見直す(読み直す)と、異様に複雑かつわかりやすい脚本はもちろん、凝りに凝った舞台装置や、精密な役者さんの動きにうっとりする。
大学を卒業してからはすっかり英語に興味がなくなっていたけど、レイ・クーニーで日本語訳されているのは2作品しかないので、ちょっと勉強したくなった。ちょっとだけだけど。




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弦巻楽団「ナイトスイミング」

2014-11-25 13:19:53 | 演劇を見てきた
2014/11/22

宇宙旅行中の事故から生き残った男が、不時着した星で、中学生のころの同級生たちと再会する話。
その同級生たちは、中学生のころそのままの姿で、主人公だけ20歳くらい年上になっている。
宇宙空間で自分と大切な人とで年の取り方が変わってしまうというのは、おととい見た「インターステラー」でも使っていた仕掛け。
はやってるのかも。
その星では、取り残された中学生たちが、舞台発表「走れメロス」の練習をしている。
謎の星で救助を待つ中学生たちと、劇中で助けを待つセリヌンティウスを重ねる構造が凝っている。
その中で、暴君を演じる生徒がかわいらしかった。
あざとくとも、期待されてるとおりの演技を実行して期待どおりの効果をあげるのは、それなりに腹を据えてないとできない。
それができる役者さんは信頼できる。
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西原理恵子「生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント」

2014-11-22 15:35:08 | 読書感想文
生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント (文春新書 868)
クリエーター情報なし
文藝春秋


2014/11/21

ブックオフで、頬杖をつくサイバラ氏のイラストと目が合ったので、購読。
一日で最後まで読める人生相談集。
キレキレの回答で安心のおもしろさ。
・使えない部下→ネジだと思え。
・ブラック企業を辞められない→DV夫と別れると思え。
・職場で英語が必要→フィリピン・パブへ行け。
・妻子ある男と不倫している→バックアップの彼氏も準備しておけ。
こういう人生相談の場合、一般的な正論は求められてないので、回答者の個性がどこまで見えるかで最後まで読めるかどうかが決まる。
そういう意味で、予想どおりサイバラ氏は有資格者だった。
時々有名人枠もあって、角田光代さんの相談「お酒で記憶をなくてしまう」への回答が「どんなに気をつけても作家はみんな中島らもになる」という暴論にも頼もしさを感じた。
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クリストファー・ノーラン監督「インターステラー」

2014-11-20 21:52:34 | 映画を見てきた
2014/11/20

久々の試写会。
もらったチラシには、あの「ダークナイト」「インセプション」などの監督と書いてある。面白さがわからなかったら、詳しい人にバカにされそう。プレッシャーだ。
宇宙の彼方に旅立った父と、滅びゆく地球に残って研究者になった娘が、力をあわせて世界を救う話。
滅びゆく地球描写がリアルで、人類が滅ぶならこんな過程なんだろうなという感じ。
宇宙の彼方では時間の進み方が違うという仕掛けがおもしろい。
あと、「人間は(世界が滅ぼうとも)家族や身の回りの人のためにしか生きられない」という話もいい。
お父さんは、世界を救うほうを選んだから主人公になれたんだな。
3時間近くあっても中だるみはしなかった。
ただ、世界を救うのに、なぜ中性子の情報が必要なのか、最後までわからず。
マクガフィンかな。
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五味弘文「人はなぜ恐怖するのか?」「お化け屋敷になぜ人は並ぶのか」

2014-11-18 01:11:38 | 映画を見てきた
人はなぜ恐怖するのか?(ナレッジエンタ読本19)
クリエーター情報なし
メディアファクトリー


お化け屋敷になぜ人は並ぶのか 「恐怖」で集客するビジネスの企画発想 (oneテーマ21)
クリエーター情報なし
角川書店(角川グループパブリッシング)


2014/11/17

お化け屋敷プロデューサーを名乗る人の本。
お化け屋敷というと、なんで好き好んでお金を払って驚かされなきゃならないのかわからない。
読んでみると、そういうことを何百回も言われ続けてきたんだろうなと思わせる見事な理論武装ぶり。
ゴキブリがなぜこわいのかとか。
脳内のなんという物質が大事だとか。
落語の「緊張と緩和」理論をお化け屋敷に置き換えるところとか。
色々あったけど、理論より「かなりリアルな赤ん坊の人形を持たせて屋内を歩く」とか「はだしになって<足刈りの家>に入る」とか、具体例の説得力がすごい。
確かに怖くて楽しそう。
だんだん、疲れるのにマラソン走ったり、映画のゲテモノ描写に喜んだりするのも、お化け屋敷を楽しむのと同一線上にあるような気もしてくる。
ちゃんとちょっと行ってみたくなった。
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劇団パーソンズ「ハッカドロップ」

2014-11-16 21:59:40 | 演劇を見てきた
2014/11/16

日曜日の夜に突然思い立って見に行く。
家出した長男が彼女を連れて実家に帰る話。
最初のダメ男長男とダメ女彼女のダメカップルぶりがかわいらしく、ちょっと生臭さもあっていい塩梅だった。
ダメなやつを見るのは、イライラするけど楽しい。
「せめて契約社員~」とか細かいけど好き。
このセリフでダメ長男がどの程度ダメなのかはっきりわかる。
結婚とか家族とかの話かと思って見ていたら、途中からそんなことはどうでもよくなる思い切った展開。
ちょいちょい出てくるスローモーション演出や、話の強引さを可愛げに変える役者さんのパワーに、脳内で少しずつ補正をかけながら楽しむ。
タイトル的に人のダメぶり描写に期待して見ていたけど、「ネタ」になっちゃうと冷めるので、さじ加減がむずかしい。
勉強になる。

※入り口の看板のポップがかわいい。
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ヴィットリオ・デ・シーカ監督「あゝ結婚」(1964年)

2014-11-15 21:16:27 | DVD・VHS・動画など
あゝ結婚 HDニューマスター版 [DVD]
クリエーター情報なし
エスピーオー


2014/11/14

情婦が一計を案じて正妻になろうとする話。
その情婦がソフィア・ローレン。
伝説的な女優だけど意識して見たのは初めて。
付録の解説によると、回想シーンを含む17歳から50歳まで一人で演じたらしい。
色男だけど頼りない伊達男に、パワフルな女。
米原万理やヤマザキマリの諸作で、パワフルなイタリア女の気質について語られていたが、この映画でもそのイメージが強固になった。
これから、もうイタリアの映画でこういう感じじゃなかったらガッカリしてしまいそう。
痴話ゲンカも本気。
感情をしっかり出し尽くした挙句、愛情なのか憎しみなのか責任感なのか打算なのか、やっぱり愛情なのか、よくわからないとことに落ち着く。
単純な筋道だけど、コクのある着地。
そんなに笑えるわけじゃないし、ベタと言えばベタだけど、喜劇として純度が高い。
予想外に好みだったので驚いた。
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逃避ラン「ベジタブル野幌マラソン(後編)」

2014-11-13 22:09:46 | 走メモ
体が重い。そりゃそうだ、寒いもの。
温まれ温まれと念じながら、先に進む。

1kmの立て看板を過ぎたところで、13分くらい。
調整区間があるからそうなるんだろうけど、「ウソつけ!」と思う。
iPhoneのタイム管理アプリもいつの間にか止まってるし、ふんだりけったり。
ただ、寒い以外は特に問題なく、まったく疲れない。
筋トレやっといてよかった。

コースは野幌総合運動公園の周回コース。一周5kmを4周ちょっと。グネグネしているので、1周につき2~3箇所折り返しポイントがある。

折り返すたびに否応なしに視界に入ってくる茄子と大根。

最初は「かわいい」「おもしろい」と思って好意的に見ていたが、だんだん「野菜に追われている!」という感じに思えてきて、ゾクゾクする。
1時間以上もすぐ後ろでヒタヒタ走ってるんだもの。

いつもなら「よくそんな格好で走れるな」と思うところだが、今回に限っては「あったかそうでいいな」だ。
「そんな格好」で言うなら、こっちのほうがよっぽど「そんな格好」だ。凍える。

給水所には、水とスポーツドリンクとオレンジとブドウ。
ベジタブルはなし。なぜだ。
スポーツドリンクはやたらとおいしかった。
スタッフさんがウイダーインゼリーみたいなアルミパックから直接紙コップに移してたけど、どこのドリンクだったんだろ。

茄子と大根には、給水所で一度抜かれてしまったが、ラスト1周で抜き返す。
すっかり錆びたロボットみたいな走りでゴール。

タイムは2時間8分2秒。
制限時間の2時間30分を使い切るつもりだったので、予定より速かった。

特に閉会イベントもなく、体育館でストレッチして帰る。
風雪と自転車は相性が悪い。走ってるときより寒い。
コンビニで何度も温まりながら自転車を漕ぐ。
気が遠くなりつつもやっと家について倒れるように寝る。

自転車でも往復40kmは長い。
いい年してヤンチャしすぎたが楽しかった。

最後まで何がベジタブルだったのかよくわからなかったけど。


きわめて平均的な順位。
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逃避ラン「ベジタブル野幌マラソン(中編)」

2014-11-11 23:08:07 | 走メモ

各部門ごとのスタート時間に開きがあるせいか、大会開催中とは思えないくらい閑散としている。
2時間以上のサイクリングで腰が限界だったので、1時間くらい寝る。


そのほか元競歩日本代表の方のウォーキング講座を見つつ、

意外とすんなりスタート時間になる。
ハーフマラソンの部は参加者が多いからか、スタート時間が近づくにつれアリーナ内に人が増えていく。
そこで、ものすごく嫌な予感がする。
どうやら「Tシャツに短パン」で走るのは、自分くらいらしい。
みんなタイツやらアームウォーマーやら寒さ対策をしっかりやっている。パーカーの上にゼッケンをつけている人も少なくない。
もちろん、ジャージで走るという選択肢はあったが、せっかく走るのに、練習着で走るのは気が進まず、予定どおりTシャツ短パンになる。

スタートは12時半。
20分前になって体育館を出る。
よかった。晴れている。
だが、寒い!
ひととおりスタート地点の参加者を見回してみたが、やっぱり自分より薄着の人は見当たらない。



スタート10分前にトラックに行ったが、あまりに寒いので、近くの倉庫っぽいところに戻って配ってた参加賞のスープを先にもらう。
焦りながらちびちび飲む。
そういえば、ここまでベジタブル感がまったくない。
と思っていたら、スタート地点に立ってようやくベジタブルっぽい要素を見つける。
ほぼ最後尾についた自分のさらに後ろに大きな茄子と大根がいた。
特に何かのキャラクターというわけでもなく、見たままの大根と茄子の着ぐるみの女性ランナーがふたり。
かわいらしいが、まさかこの仮装ランナーが、今大会最大のベジタブル要素だったとは。

ともあれ、スタート。
銃声でもブザーでもカウントダウンでもなく、マイクで「10秒前。…いってらっしゃーい」でスタート。
なごやかな雰囲気。だが、自然は厳しい。
走り出したとたんに降り出すみぞれっぽい雨。
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逃避ラン「ベジタブル野幌マラソン(前編)」

2014-11-11 01:47:02 | 走メモ
2014/11/4

ものすごく久しぶりにマラソン大会に参加する。

どのくらい久々なのか調べてみたら、2010年10月以来。
もう4年前。そんなになるのか。

しかも11月のマラソンなんて。
ありえないとは言わないまでも、オンシーズンとは言いがたい。でも、9月や10月だったら参加できなかった。
ありがとう、野幌。

それにしても「ベジタブル野幌マラソン」とは。
どのへんがベジタブルなのか、マラソンとベジタブルの融合とはいったいいかなるものなのか。
給水所には野菜が置いてあったりするのか。
もし、ジャガイモとかトウモロコシとかあれば、非常にベジタブルっぽい。そんなもの食べながら走るなんて、お行儀も消化にも悪そうなことをしてもいいんだろうか。
会場に出店があったりするのだろうか。
とにかく、わくわくする。

野幌の総合運動競技場が集合場所。
最寄のJRだと野幌駅。
キョリ測でざっくり計ると、駅から4km歩く。
うちから野幌総合運動競技場までは20kmちょっと。
徒歩4kmと自転車20kmなら、自転車20kmのほうがいいような気がする。
迷った結果、自転車を選ぶ。

前日の準備段階から懐かしい。
開会式は8時。20kmなら2時間とればいけるはず。
しかし、ハーフマラソンの部のスタートは12時30分。
開会式から4時間半。ならば、読書タイムにしようと、パンパンのリュックに新書を1冊ねじこむ。
各種ポッドキャストもたっぷり落とす。
しっかり朝ごはんを食べているうちに、結局、家を出たのは、朝6時15分。


虹に見とれてるうちに、

到着すると8時半。すでに5kmの部がスタートしていた。
開会式に間に合わず。無駄早起きだった。残念。

しかたないので、総合体育館に入って暖を取る。
参加賞を受け取るときに、中学生くらいの受付の人に「がんばってください!」と言われる。三十も後半になって中学生から「がんばって」なんてなかなか言われない。

参加賞はドラムバッグ。
ついつい、値段はいくらなのかとググってしまう。

ディアドラ(DIADORA) バッグ マルチドラムバック(収納袋付) AB3615 6815:ネイビー×イエロー
クリエーター情報なし
ディアドラ(DIADORA)

これかな?
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