遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

門井慶喜『ホテル・コンシェルジュ』

2015-02-27 02:13:34 | 読書感想文
ホテル・コンシェルジュ
門井 慶喜
文藝春秋


2015/2/26

・久々に読む小説。短編集。
・ホテルのコンシェルジュが名探偵のようにお客様の難題を解決する話。
・最初が盗まれた仏像の話、二話目が共産主義者の話で、著者はちょっと危なっかしい思想の人なのかと思いつつ読むが、あんまり関係なかった。
・軽く楽しめる推理小説。人死すらない。
・依頼人がほぼすべて同じ人というのは、コンシェルジュを探偵役にすることの難しさなんだろうか。
・難題を持ち込む金持ちのボンボンがいい性格をしていて鼻に付く。無邪気で素直。嫌われようがない。
・金持ちなら、せめて性格がねじ曲がっていてほしかった。
・最後のまとめ方はあれでいいんだろか。どうやったってホテルは仮の住まいのはずなのに。
・ああいう状況の人をあえてホテルに住まわす意味がわからない。
・推理の整合性はよくわからず。
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新井直之『執事のダンドリ手帳 ~やるべきことがみるみる片づく』

2015-02-25 23:49:13 | 読書感想文
執事のダンドリ手帳 ~やるべきことがみるみる片づく
クリエーター情報なし
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)


2015/2/10

・帯文の「カルピスウォーター500本用意してくれない? 2時間以内に」が目を引く。たしかにこれは売れる。
・言ってることは基本的なことだった。もっと無茶ぶり金持ちエピソードがあるのかと思った。
・メモを取る、SNSを制限する、計画を短期中期長期に分けるなど、正論すぎる。
・仕事は一括処理する。
・会議は議題を事前に提示、時間を短く設定する。誰かに頼めば時間ができる。写真と名刺の管理について。
・目的に対してシンプルに、という表現がいい。
・封筒に期間ごとにまとめる方法、良さそうだったどうまくいかない。
・巻末になぜか家事のコツが書いてある。でも、グリルにアルミホイルを乗せて魚を焼くやつはやってみたい。
・具体的にどうこうというより、日常生活をちょっと丁寧にする程度のやる気は出る。
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新井直之『世界の大富豪を満足させる 執事の仕事術』

2015-02-24 01:36:39 | 読書感想文
世界の大富豪を満足させる 執事の仕事術
クリエーター情報なし
PHP研究所


2015/2/23

・題名どおり、執事と、執事が仕える富裕層の人たちの仕事術。
・「サービスは無料」という危なっかしい価値観への違和感。プライベートを犠牲にできる報酬。大事。
・それでも、お金を目標にするとインフレする。お客様に褒められることを目標にするべきと。
・「お客様への忠誠心」が必要。「お客様第一主義」とは覚悟が違う。
・「会社を継続させることはお客様を選ぶこと」。シビア。でも、選んだからとことん尽くす。
・お金を払う側に「コスト」または「投資」だと思われたら、納得してもらえる。「育てたい」という欲求が購買行動に繋がる。
・ソーシャルスタイルの話題。ネットに出ている診断をやってみたら、案の定、アナリティカルだった。
・本当のセレブはスイートルームには泊まらない。別荘がある。そうなんだ…。
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阿部佳『わたしはコンシェルジュ』

2015-02-23 17:28:13 | 読書感想文
わたしはコンシェルジュ
クリエーター情報なし
講談社


2015/2/18

・現役コンシェルジュによるエッセイ。
・コンシェルジュは「片時の友人」。「一時の愛人」みたいでわくわくする。考えすぎなのはわかっている。
・「お客様の言うことが正しいかどうかは、とりあえず問題にしない」。
・「コンシェルジュマジック」という説明のないそそられる言葉。
・エピソードが具体的。和金、投網、ドアのセールス、刺青。
・コンシェルジュの特権と、自分の目で見たもの以外案内しないという鉄則。こういうことを楽しめる大人に憧れるが、なれる気がしない。
・戦争時に帝国ホテルが軍の作戦本部だったという話。
・ホテルライフを楽しむためには、最低二泊は必要。
・この本にも出てきた伝説の客室係、竹谷年子。
・後で調べてみたら、レ・クレドールの会員は札幌にもいらした。機会があったら会いに行ってみたい。
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犬丸一郎『帝国ホテルの流儀』

2015-02-21 01:44:09 | 読書感想文
帝国ホテルの流儀 (集英社新書)
クリエーター情報なし
集英社


2015/2/18

・著者は帝国ホテルの元社長。1926年生まれ。2012年発行。ってことは86歳の本。
・サービスの質は「きめの細かさ」と「さりげなさ」という価値観。
・「日本の場合、人的サービスを数で補おうとする」。どうだろ、ほんとかな。
・伝説的客室係の竹谷年子のモットー。「お客様と自分の間に、いつも一本の棒をおいて考えるようにしなさい。その棒を越えてはいけません」。
・万人に通じる言葉じゃなくて放っておくとやりすぎちゃう人だったっぽい。
・面接方法。ホテル業スキルで相手をリラックスさせて相手の地金を見るという方法。逆圧迫面接。
・ホテルは街のコミュニケーションセンター。
・白洲次郎の言葉。「地位が上がるのは役得ではなく、役損」。
・まずは負債をなくして身軽になる。
・ランドリーマンという役割がキン肉マンの超人みたいでかっこいい。
・洗濯部で萌えアニメがワンクール作れそう。
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第66回さっぽろ雪まつりフィギュアアートシアター公演「雪の国のアリス」

2015-02-09 20:27:05 | 演劇を見てきた

2015/2/9

・沢則行さんの人形劇が面白そう…というか面白くないわけがないと期待しつつ観に行く。
・上演時間は8分程度だけど、気温マイナス5度。
・待ち時間合わせて20分くらい棒立ち。危険。
・演劇を観る環境としては、屈指の過酷さだったような気がする。
・それでも内容は満足。
・歌を中心にして話が進むので、リズムに合わせて体を動かせるのがありがたい。
・野外ステージに映える大きな人形たち。
・バックの石像と映像が迫力を後押し。見上げ甲斐がある。
・祝祭感があって雪まつりの雰囲気にぴったり合う。
・なんか、アリスがいつの間にかピンチになって、いつの間にか大団円になっていたが、気持ちよく受け入れることができた。
・シマリスのコスチュームの子供たち。あざとい。だが、かわいい。
・やまびこ座のHPだと、3回目が19:15になってたが、実際には19:45(2/9 20時現在)。
・余分に待ってしまったので、これからの人は注意。2/11まで。
コメント (2)
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廣木隆一監督『娚の一生』

2015-02-04 23:24:43 | 映画を見てきた
2015/2/4

・試写会。
・52歳の大学教授と、孫ほどに年が離れてる若い女との恋愛の話。
・この二人の奇妙な共同生活ぶりが共感できず。
・「おばあちゃんの元カレとは付き合えません!」そりゃそうだ。
・それでもトヨエツが全く枯れていない。年の差に違和感なさすぎ。
・榮倉奈々の骨格がしっかりしてて強そう。トヨエツと一対一で戦っても勝てそうなので共同生活にハラハラしない。
・そしてさらに上、食物連鎖の頂点に安藤サクラ。ちょっとしかでてないのにすごい存在感。荒らしぶり。
・榮倉奈々の役、見た目以外に何か取り柄あったかしら。
・村の祭りで、他人の自転車に二人乗りして帰るシーン。
・自転車ドロには全く共感できないので、こいつらはとにかく悲惨な最期を迎えてほしいと思いながら見る。
・なのでもうがっかり。
・飽きたら、頭の中でトヨエツを岡田斗司夫に入れ替えて見てみたら、おもしろかった。特に序盤はやってることあんまり変わらないかも。
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逃避ラン「札幌北郵便局往復コース」

2015-02-04 01:07:28 | 走メモ
 

2015/2/3

札幌北郵便局往復コース

3.9km 30min 7:31/km

途中でケータイの充電が切れたので、なんとなくの距離と時間。大きな誤差はないはず。
ポンパレモールの限定ポイントをいただいたので、ほぼタダ同然で資料本を購入。
ゆうメールの不在通知表が届いたので、せっかくだからとジョギングで取りにいく。
2014年11月3日のベジタブル野幌マラソン以来なので3ヶ月ぶりのまとまった距離。
久しぶりな上に、暗いし地面はボコボコなので、怪我しないように慎重に走る。
前方に足を置く感じを意識する。
足場はボコボコだが、雪や氷なのでアスファルトよりは柔らかい。そういう意味では、諸関節にはやさしいのかもしれない。
夜中だったがそんなに寒くはなかった。
距離も時間も大したことないけど、また春になってからマラソン大会に出たいので、少しでも走っておくのは意味がある。と、思う。

※人の大きさに注目。宇宙人と交信しようとしてるのかと思った(本文とは関係なし)。
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村松友視『帝国ホテルの不思議』

2015-02-02 00:55:34 | 読書感想文
帝国ホテルの不思議 (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋


2015/2/1

・村松友視による、帝国ホテルで働く人たちへのインタビュー集。
・ありとあらゆることが、ホテル内で完結している。ひとつの街のよう。
・名門老舗ホテルだからってスタッフが優秀とは限らないけど、それでもやっぱり優秀なんだろうなと思えるエピソードの切り取り方がうまい。
・そして優秀な人はいくらでもいるのに、それでもさらに仕事ができる人にはどんどん無茶な仕事がふられるシステムの不思議。
・ヘラブナはグルメと言う、釣りが趣味の総料理長。
・職人を人間に戻していく書き方がうまい。
・「お客様は十人十色ではなく、一人十色」。
・「毎日違うことが起きるのでベテランになりようがない」が楽しめるのは、ほんとにホテルの接客に向いてるんだと思う。
・お祈り済みの肉も用意されていること。
・筆者のことをずっとプロレスの味方だと思っていたのに、とんだ浮気者だった。
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