![]() | ホテル・コンシェルジュ |
門井 慶喜 | |
文藝春秋 |
2015/2/26
・久々に読む小説。短編集。
・ホテルのコンシェルジュが名探偵のようにお客様の難題を解決する話。
・最初が盗まれた仏像の話、二話目が共産主義者の話で、著者はちょっと危なっかしい思想の人なのかと思いつつ読むが、あんまり関係なかった。
・軽く楽しめる推理小説。人死すらない。
・依頼人がほぼすべて同じ人というのは、コンシェルジュを探偵役にすることの難しさなんだろうか。
・難題を持ち込む金持ちのボンボンがいい性格をしていて鼻に付く。無邪気で素直。嫌われようがない。
・金持ちなら、せめて性格がねじ曲がっていてほしかった。
・最後のまとめ方はあれでいいんだろか。どうやったってホテルは仮の住まいのはずなのに。
・ああいう状況の人をあえてホテルに住まわす意味がわからない。
・推理の整合性はよくわからず。