『ハクソー・リッジ』本予告編
2017/6/26
・アメリカ人のデズモンドが、かたくなに銃を持つことを拒否しながらも、太平洋戦争の沖縄戦で衛生兵として活躍する話。
・実際にあった話を映画にしている。
・序盤は彼が軍隊に入るまで。
・信仰にしても医学にしてもそんなに強調されてなかったので、途中まで何の話かよくわからなかった。
・父親がオオカミウオに似ている。「世の中、<何事も経験>じゃすまねえぞ」という感じが顔からにじみ出ている。
・軍隊に入るころから、デズモンドの信念(狂気)が炸裂する。
・銃を持ちたくないのに入隊を希望する感覚はなかなか共感しがたい。
・自分が銃を持たなくても、敵味方さんざん殺し合うわけだから無意味と切り捨てるのは簡単。
・それでも銃を持たないというのは、個人でできる最大限の戦い。
・彼にとっての敵は日本軍ではなく、戦争そのものだと思えば納得できる。
・個人と集団の戦いでもあるし、人間の尊厳を保てるかどうかの戦いでもある。
・実際、敵味方問わず、あの場で殺し合った人たちの中には「戦争をしよう」と決めた人が誰もいない。
・現場の人はいつも大変。
・後の日本人が「物量が全然違うんだからアメリカに勝てるわけがない」と言うのは正論でも、アメリカ側からすると「現場はそんなに簡単じゃねえぞ」という話。
・自分があの場にいたら、崖から昇って5分以内に撃たれて死ぬ。仮に死ななくても間違えて味方撃ったり手榴弾を暴発させたり大活躍してしまいそう。
・自分は平和に生かされている。ありがたい。
・いくらなんでも崖が高すぎる。
・普段、あんまり戦争映画を見ないので、最新の戦場描写にたじろぐ。というか、完全に恐怖。
・人体の壊れ方は映像で見るのが一番伝わる。
・日本兵が悪役っぽく見えるのはデズモンドの視点から描いているからそうなるだけで、強調するポイントや見せる順番を変えるだけで印象はがらりと変わるはず。
・見る立場も作る立場も気をつけたい。
・一年に一回は見ておいたほうがいいタイプの映画。