ほんの気持ちのエーゴです。@ goo

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自分がかわいそう、と思ったら読んで欲しい本

2018-10-06 20:33:50 | 多読に挑戦しよう

もしいじめで、暴力や脅しなどが絡んでいたら、すぐに信頼できる周りの人に相談をしてください。親でも先生でも、警察でも。いじめる人というのは、その人に問題があるのです。いじめられているから恥ずかしいとかいうことはないです。遠慮せずに声をあげましょう。

(*私は専門に研究している者ではないので、相談が必要な場合は、専門家に連絡してください。私のアドバイスなどが間違うこともあるかもしれないからです。)

 

そこまで行かなくても、世の中には意地悪な人もいれば、やっかむ人もいるし、パワハラする人もいるし、なんか自分、かわいそう~と思ったら、ストップ!

まずはこの本を読んでみてください。

 

何度かこのブログでも紹介した "Wonder" です。

 

最初に映画のトレーラー(予告編)をみたときは、「また?」と思いました。「また?」というのは、ハリウッド映画でよく出てくる、いわゆるみにくいアヒルの子を題材にしたものです。今年の春の日本でも公開された『グレートショーマン』がそれですよね。主人公は、見た目が普通と違う人たちを集めてきて(あるいは作り上げて)サーカス、いわゆる見世物小屋を作った人物の話で、それをミュージカル仕立てにしたものでした。確かに歌やダンスは良かったけど、道徳的に見てどうよ、と思うところがありました。

 

アメリカというのは、戦後の日本を見てもわかるのですが、見た目重視のところがあります。私がアメリカにいた頃は、「就職するのにも美人の方がお得!」的な記事が堂々と出ていました。その文化がしっかり日本にも浸透しちゃったんですよね。足が長い、端正な顔立ち、髪が綺麗、いい学校出ている、親が金持ち、etc、etc。

 

そういうアメリカにも生まれつき容姿に障害があったりする子供もいます。そんな一人を街中のアイスクリーム屋で見かけたことをきっかけに作者が描いた心があったまるストーリーです。

 

エーゴが苦手な人は、まず映画を見ることをお勧めします。もう上映してないかもしれないので、ビデオが出てから、日本語ででも。その次に英語版で見ます。本当は最初からエーゴで見て欲しいのですが、ストーリーを理解するために日本語で見てもオッケーです。次にエーゴにすればいいのですから。

さて、頭にストーリーが入ったら、本をゲットします!ちょっと値段が高いかもしれません。厚さもあります。3センチぐらい?でも、字が大きいです。そして、何より、今時の子供が話すエーゴがそのまま書かれています。ストーリーは、主人公と彼を取り巻く少年少女たちのそれぞれの見方を通して展開していきます。なので、あるところまでストーリーが進んでいっても、また別の人物がその場面を見方を通して描く形になっていて、それぞれの心象表現が上手くされています。 

主人公オーガストの心の痛み、悩み、葛藤、勇気、そんなのが割と易しいエーゴで書かれているのです。物語とわかっていても、彼の発する一言一言に涙が出る場面もあります。 

例えば、

「どうして僕の顔は普通じゃないの?」というようなこと。

 

これを読み終わった後、きっと何かを感じるはずなんです。それに、これ1冊を読み終えるということは、何かを成し遂げて必ず自信につながっているはずなんです。強くなれているかもしれません。

 

なので、自分がかわいそうな存在だ、なんて思ったら、一度挑戦して見てください。このプロジェクトを成し遂げて、それでも悩みが尽きなかったら、読みが足りんのです!!!

 



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