4月22日に百獣の王が登場して以来、ご無沙汰してしまいました。
ここのところ会話が続いていましたので、ちょっと気分転換で動物シリーズのイディオムをお届けします。
今日は山羊です!日本ではこの頃雑草を食べて綺麗にしてくれると言うのでエコな従業員となることが多いですね。ところが、この山羊君、繁殖力が強いと言うことで、「スケベエ」とか「馬鹿者」とか、そんな意味合いで使われてしまうことがあるんですね。
そんな中で、これまた悲しいイディオムが、
That really gets my goat.
get someone's goat の形で使います。その someone が嫌な思いをすると言うこと。
上の例文なら、that で表された事柄がすごく嫌だ!と言うことになります。
この表現は、昔、競走馬をレースの前に落ち着かせるために山羊を一緒にさせておいたことから来ていると言う説があります。その理由として、一説には、悪徳なライバルが前の晩にその山羊をこっそり盗んで馬を興奮させ、当日のレースで負けさせたと言うものがあり、また他の説では、競走馬の馬小屋に一緒にさせておいた山羊をレースの直前に別々にさせて興奮させたと言うものがあります。どちらが本当かはわかりませんが、山羊が来ることによって嫌なことが起こっちゃったんですね、きっと。
山羊にしてみりゃ、迷惑な話です。