今日も今日とて穏やかでない題材ですが、先日の「うざいんだよ!」に続き、
ムカつく!!!
考えてみると、普通でも「胃がむかつく」なんて言いますね。それがやはり昭和のツッパリブームの頃、1970年代後半頃から腹が立つ意味で使われるのが多くなったようです。
「ムカつく」を調べていたら、若者言葉で、「ウザもい」とか「キショウザ」なんて言葉まであるんですね~!びっくりぽん!
さて、このムカつく!「ウザいんだよ!」っていじめる奴には「ムカつき」ますね。
Yeah, right. You REALLY ARE annoying!!!
覚えてますか?「オメエの方がうざいんだよ!」
これだけだと「何気取って英語なんか言ってんの、お前、うぜえな」ってまたかえってきてしまうかもしれないんで、もう一発パンチを食らわしましょう。
そう、ムカつく!!!
フツーに知られている言い方は、I'm pissed off!
piss っておしっこのことですが、これってかなり強い怒りを表すスラングです。もう仕返ししてなんかしちゃうってくらい。で、悪ガキはこういう言葉を知っているかもしれなくて、使うのは危険ですから、使いません。
エーゴの教科書に出てくる
I'm mad.
とか
I'm angry.
もストレートすぎですね。誰でも知ってるかも。
だから、これも使わない。
で、
Your behaviors got my goat!
そう、君の態度にはムカつくんだ。(正しくは、この文章は過去形になっているんで、ムカついた、になりますが。)
でも、これじゃあ芸がないんで、
You are trying to get my goat, but I won't let you.
ってのが大人のかわし方。
「僕を怒らせようとしているのかもしれないけど、別になんとも思わないよ(そうさせないよ、そのレベルじゃないよ。)」
ということで、イジメっ子には
Yeah, right. You REALLY ARE annoying!!!
You are trying to get my goat, but I won't let you.
と言って相手にしないのが一番です。
って、ここで終わりでなくて、
今日のお題「ムカつく」
get someone's goat
です。
なんでヤギ?
これには諸説あって、よく競馬の馬を試合の前の日に落ち着かせるため大人しいヤギを一緒に入れておくのだけれど、その馬に勝たせないために、ヤギを盗んだのが始まり、というのが出てくるんですが、それが語源だという確証はないそうです。
まあイジメの場面でなくても、ちょっとイラッとくるときには、
That really gets my goat!
なんてお洒落に怒るのも良いかも。