江の島キャンデーを最初に発売したのは
2009年5月の連休のころでした。
最初のはこんな感じで、ピンクやブルーが可愛くて
たちまち人気商品になりました。
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黒糖あじです。
これは当店のオリジナル商品ですが「江の島」の文字を入れるには
かなり高度なテクニックを要するため
やはり、それなりの腕のある職人さんでなければ作れないそうです。
しかし、手作りのため注文して出来上がってくるたびに
少しづつニュアンスがちがってきます。
外側の黒糖のところの色が、かなり薄くなって出来上がってきた事がありました。
こちらは、夏まえに出来上がったものです。
瓶に入れておいていたら、さらに色がぬけてしまっていますが、、。
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今年の夏は暑くて江の島キャンデーがどちらかというと
飴というよりも砂糖菓子のようになってしまったので
涼しくなるのを待って発注しました。
10月になって久しぶりに「江の島キャンデー」が入荷してまいりました。
しかし、、どうも「島」が嶋」のように思えて、、、
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結局作り直していただくことになりました。
説明によると、これは決して嶋ではなかったそうです。
この飴はまず「江」の部分を作って丸めて、次に「の」の部分を作って
丸めて「島」の部分を作って丸めてそれをあわせて又丸めていく
という作り方をするそうです。
いったん丸めてしまったら、最後に出来上がるまでは
中がどうなっているのか全く外からはわからないそうです。
今回の場合「島」の部分を作った時少しおいておいたそうです。
その間に少しとけてぐにゃっとなったらしいです。
この飴のむつかしいところは、なんと言っても熱いうちに
作ってしまわなければならないことだそうです。
そんなこんなで、再度出来上がってきたのがこちら
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「島」という字は難しいのだということがよ~くわかります。
とても「江の龍」という文字を入れて下さいとは言えません!!
これは最初の江の島キャンデーです
いかにもポップな可愛い感じですね!
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今回のはこれです。
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あまりのちがいについていくのに多少の時間がかかりました。
でもね、よ~くみていると、江戸時代にこういう飴があったのではないかと
思えるなんとも言えない懐かしさがあるんですよね。
江の島キャンデーは美味しいとみなさんおっしゃって下さいます。
でも、歴代の江の島キャンデーにくらべると今回のが
一番美味しいです。
多分まわりの黒糖の部分がしっかりしているからでしょう。
つや消しの渋く濃い茶色の中のピンクや水色や緑のアクセントが
日本古来の色という感じでこれも素敵です。
この次もこれと同じにして下さいとリクエストしても
多分また少しちがったニュアンスのものが出来て来るのでしょう。