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水曜日のうそ クリスチャン・グルニエ

2007年06月15日 | 読書記録
これは、ある家族の話です。

タイトルだけ見ると恋愛ものみたいなのを想像しましたが、恋愛ものじゃなくて家族ものでした。

読み始めたら面白くて、一気に読んでしまった。


老年期の人の人生、壮年期の人生と、これから大人になる思春期の主人公。

主人公の男友達は若いのにちょっと出来すぎ…ドラえもんじゃないけど出来すぎ君と呼びたいところです。

主人公のおじいさんがモーツァルト好きなのと、俳優のジェラール・フィリップのことが一行だけだけど出てきたのが気になった。


しかし、この小説の「うそ」は…。
やめといたほうがいいんじゃないの?っていう位に無謀なうそです。
それでもそうしなきゃならないところが、この家族の辛いところなんだろうなぁ。



作者はフランス人で1945年生まれです。(エマニュエル・ボーヴが没した年だ)






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