リンさんは故郷を戦争で失った。
そして息子とその嫁も戦争で失った。
残されたのは年老いた自分と、生後間もない孫娘。
リンさんは船で、故郷よりも寒い国に難民として移送される。
難民収容所の施設から、孫娘を抱いて散歩をしていたとき、一人の男と知り合い、互いに言葉が通じ合わないながらも、話を始め、次第に二人ともがお互いに会うのを楽しみにし始める。
リンさんがたどり着いた国は…国名がかかれていないけどフランスでしょう。
だって「ここの国でこんにちは、と言う言葉はなんと言うのですか?」と尋ねたリンさんに、通訳が出来る難民事務所の職員の女性が「ボンジュールですよ」と言ってますから。
そんなに複雑な話ではないし、登場人物も少なめで文章も読みやすいのですが、あまりにも悲しい話だと思いました。
特に、リンさんが昔、自分の国にいた頃のこと、まだ自分も若くて国も平和だった頃のことを回想しているところなど。
リンさんも、相手の男(妻を亡くしている)も、生きているのが辛そうに感じる。
ラストは、あんまりにあんまりすぎて…ちょっと(いや、ものすごく)悲しかったです。
この作者の別の本も読みましたが…あー…。
この本とは対照的でかなり難解でした。
でも、。何でこう、この作家は1962年生まれで大戦を経験したわけでもないのに、こんなに暗い戦争がらみの話を書くのでしょう…??
宗教関係の思想でしょうか…??
ちょっとよく分かりませんが、
「あー…暗い…………。」
…と思いながらも、もう一冊の本もストーリーに惹きつけられ、どんどん続きが読みたくなる感じでした。
暗いながらもそういった意味では魅力がある作家、ということでしょうか。
そして息子とその嫁も戦争で失った。
残されたのは年老いた自分と、生後間もない孫娘。
リンさんは船で、故郷よりも寒い国に難民として移送される。
難民収容所の施設から、孫娘を抱いて散歩をしていたとき、一人の男と知り合い、互いに言葉が通じ合わないながらも、話を始め、次第に二人ともがお互いに会うのを楽しみにし始める。
リンさんがたどり着いた国は…国名がかかれていないけどフランスでしょう。
だって「ここの国でこんにちは、と言う言葉はなんと言うのですか?」と尋ねたリンさんに、通訳が出来る難民事務所の職員の女性が「ボンジュールですよ」と言ってますから。
そんなに複雑な話ではないし、登場人物も少なめで文章も読みやすいのですが、あまりにも悲しい話だと思いました。
特に、リンさんが昔、自分の国にいた頃のこと、まだ自分も若くて国も平和だった頃のことを回想しているところなど。
リンさんも、相手の男(妻を亡くしている)も、生きているのが辛そうに感じる。
ラストは、あんまりにあんまりすぎて…ちょっと(いや、ものすごく)悲しかったです。
この作者の別の本も読みましたが…あー…。
この本とは対照的でかなり難解でした。
でも、。何でこう、この作家は1962年生まれで大戦を経験したわけでもないのに、こんなに暗い戦争がらみの話を書くのでしょう…??
宗教関係の思想でしょうか…??
ちょっとよく分かりませんが、
「あー…暗い…………。」
…と思いながらも、もう一冊の本もストーリーに惹きつけられ、どんどん続きが読みたくなる感じでした。
暗いながらもそういった意味では魅力がある作家、ということでしょうか。