玉村豊男:著
久しぶり、面白かった。
ポルトガルの言葉、
毎日満足して暮らせば、それで十分だ。
以下 抜粋
洋の東西を問わず、美少女といわれる女の子がいます。14とか15とか・・・・・・・・
そういう女の子の美しさをフランス語で「ボテ・ディアール」すならち、悪魔の美しさというそうです。
フランス人は、女性の美しさというのは、自分自身の努力で磨き上げてはじめてあらわれる、と考えているようです。
男でも女でも「若い」といわれるのはうれしいことではないようです。若いという言葉に含まれるニュアンスは、未熟である、青臭い、くちばしが黄色いなど、マタ一人前の大人になっていない、という否定的な評価だからです。
女性は三回勝負する
最初は両親からもらった転生の物理的特性で勝負し、次は「年増」から「中年層」に至る頃、いくつかの恋愛を経験して成長し、自分のキャリアにふさわしいお洒落のセンスを身につけたら、そろそろ衰えを見せはじめるお肌を科学的にカバーしつつ、大人の女性としての魅力に磨きをかける。そして、人生の後半に差し掛かり、さまざまに積み重ねてきた経験がその人の内面からいぶし銀のように輝かせるとき、生き方の魅了そのものを醸し出す。
物理学(モノ)、化学(装い)、生物学(生きかた)と、女は3回勝負できるのです。
最初で負けても、次の勝負で勝てばよい、次で負けても、まだ最後の勝負が残っている。
日本人が新しいもの、若いものを好むのは、魚を食べているからではないか、と私はにらんでいます。
人生の中で自分自身の意思で選べる要素は極めて少ないものです。
ポルシャを持つ人は、ポルシャを洗わない。
オススメです。