バーニーズ物語☆エリン舎

バーニーズブリーダーとして、今年の8月で27年。
健康でバランスのとれたバーニーズを世の中に

1月2日(火)

2007年01月02日 11時23分29秒 | 日々のわんこ

レイは、今年で10歳になる。生後45日で弊社に来た。
小さい頃は、今のルナちゃんのように皮膚病がひどく、いくつもの病院に行き、特別なシャンプーを何度しても治らなかった。
皮膚病に関する本を読み漁り、現在2月下旬から3月に行っているデトックスの初期プログラムを作製し、実行して以降は、10歳になる今まで皮膚病になっていない。
現在のデトックスや仔犬の離乳食を作る基は、レイのひどい皮膚病から生まれた。

ルナちゃんは、母犬宅が弊社の離乳食をしなかった。
弊社の父犬と他の飼い主さまの母犬の場合は、離乳食のレシピをお渡ししている。とても大変な献立でお金もかかるが、世の中に命を出す責任としてお願いをしている。しかし、「うちは、お宅のやりかた通り、必死で離乳をさせましたし、お金も掛かっているんです!」と怒って言われる度、全部お家に残すならば良いが、新しい飼い主様のことを考えると当たり前のことなのになぜ責められるのだろうと思う。
ルナちゃん宅は、昔のレイのようにいくつもの病院へ行っている。どんな食事にしても時期になってデトックスをする以外、残念ながら治らないと思う。
苦労する飼い主様がひとりでも出ないようにと思うのは、間違いなのだろうか?

レイが生後3ヶ月になった時、ブルースが2歳で弊社に来た。
ブルースは部屋の隅で細い体をブルブル震わせて怖がっていた。
慣れない環境に怖い飼い主・・・。人間だって知らない家に突然家族になったら同じように緊張するだろう。
彼女が慣れるまであまり名前を呼ばず、触らずにいた。
ゲージの中の淵に手をかけて甘えて笑っている写真が何回も色々な雑誌に入選したほど皮膚病以外では、レイは可愛い盛りだった。
ゲージのレイを世話しているとブルースが腋の下から頭を入れて自分もなでろと要求した。弊社に来て1週間も経っていた。

アメリカから来たエリン、リグビーやOBは最初から知らない私たちに甘えたのにブルースは1週間もかかったことで、日本とアメリカの育て方の違いを認識した。アメリカのようにどんな環境になっても人間を怖がらず、ずうずうしく甘えていく育て方をしたいとアメリカに何度も行って勉強する基礎を作ったのは、ブルースだった。

レイが1歳になってブルースより大きくなると2頭の仲は、最悪になった。穏やかなブルースが般若の顔になってケンカをする。
いつもふっかけるのは、レイだった。
それから今日まで、レイはどんな女の子にもケンカをふっかけるから一緒にできない。白髪もなくケンカぱやいレイは、若々しく、昨日から生理にもなった。

16歳が現在のバーニーズの最高年齢。
ケンカぱやくってもよいから16歳以上長生きして欲しいと思う。