しがない公務員の大阪通信

大阪在住、在職の公務員が大阪の過去、今、そして未来を考えます。

もうひとつの差等補助「府市共同」

2011-02-23 | 大阪都構想を考える2018
大阪市は、
府下の他の市町村と明らかに違う負担があります。
 
それが「府市共同」。
 
なんのこっちゃって感じになるので、
どんなものがあるか見てみましょう。
 
・ピース大阪運営
・リバティ大阪運営
・障がい者歯科診療センター運営
・精神保健措置診察(連休対応)体制確保(+堺市)
・御堂筋kappo
・御堂筋オープンフェスタ
・なにわなんでも大阪検定
・関西広域機構(+堺市)
・精神科医療機関療養環境検討協議会の運営(+堺市)
・精神科救急医療体制整備事業(+堺市)
・消防防災用ヘリコプター運営
・多重債務者対策事業(+堺市)
・再生資源循環対策促進事業
・阪神高速道路建設協力(+堺市)
・総合都市防止計画推進事業(+堺市)
・大気汚染防止計画推進事業(+堺市)
・大阪港振興協会負担金
・皮革製品フェア開催負担金
 
主だったところをずらった並べてきましたが、
いろんな分野に及んでいます。
 
当然大阪市内にあるからという理由が多いのですが、
とはいえ、
今の橋下知事の発言から、
「広域事業」や「都市計画」は府が担うべきとの考えによると、
以上の事業はほとんど府が行うべきとなります。
 
それなのに政令指定都市=財源があるという理由だけで負担されていることになっています。
 
もし、
これが都構想に当てはめると、
大阪市が負担しているものを大阪都が担っていくのか、
それとも整理するのか、
その区別も考える必要があります。
 
結局、
「広域事業」とは何か、
「都市計画」とは何かをしっかり示してもらいたいものです。
 
個人的には、
「都市計画」は市町村ありきだと思いますが...。
 
次回は橋下知事がよく槍玉にあげている「二重行政」について考えます。

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