子供の頃から本が大好きで、
新聞のチラシや中吊り広告、お菓子の袋の説明まで
活字と見れば何でも読むクセがあります。
このごろはついつい雑誌ばかりだったり、
主人が借りてきて置いてあるのを読んだりしていましたが
久しぶりに自分でもせっせと図書館で小説を借りてくるようになりました。
茅野市図書館はなかなか時間がなくて行けないので
小学校の近くの分室にも行きますが、
小さな図書館ならではのよさもあるのですね。
それは、コンパクトな中にいろんな人の本が少しずつあるので
大きな図書館や本屋だったら探しあてられなくて
手に取らなかったであろう本と出合うことができること。
目的の本を探すには大きなところがいいけれど、
ふとした出会いならこれで十分かも。
基本的に文体があまりにも好きになれない意外は
ノンジャンルでなんでも読むので
目についた本をひょいひょいっと選んで借りてきました。
・沖で待つ いと山秋子
・葉桜の季節に君を想うということ 歌野晶午
・月の塵 幸田文
・五体不満足 乙武洋匡
・魂萌え! 桐野夏生
・だれかのいとしいひと 角田光代
うーん、純文学あり、随筆あり、ミステリあり、短編あり、読む前からいろいろで楽しい
角田光代さんの本から読み始めましたが、
挿画が酒井駒子さんでびっくり、嬉しい
酒井駒子さんは
「よるくま」とか
「ぼく おかあさんのこと・・・」などの絵本で知ったのですが
絵の線や雰囲気がとってもほわっとしていて
でも変にメルヘンチックでもなくて
大好きなのです。男の子のほっぺたのラインとか、はいている靴とかが
いちいちかわいい。
本を選ぶとき、もっと時間のあった頃なら
とにかく本屋さんへいって、片っ端から手にとって
ぴんとくるものを買ったりしていました。
最近はほとんど新聞や雑誌の書評や紹介欄が頼り。
そこでほめられているかどうか、ではなくて
ストーリーだったり、作者の横顔だったり、タイトルだったり、
何かがひっかかったものをなるべく覚えておくようにしています。
「葉桜の季節に君を想うということ」はまさにタイトルが記憶にあったもの。
ミステリとは知らずに借りましたが、
どうやら文春の書評で読んだ記憶があったらしく。
かなり分厚いです。わくわく。
今回直木賞と芥川賞を受賞されたお2人の作品も
どちらもしばらく前の新聞で気になっていたもので
ブームが落ち着いたら読みたいな。
そうそう、最近おもしろかったのは
「間宮兄弟」
映画になりましたね。映画の紹介欄で見て知ったのですが
あ、原作江國香織さんなんだ~と読んでみたら
おもしろかった!
なんというか、すごい盛り上がりや事件があるわけではない、
でもいい感じの日常で、
これは映画も見てみたくなります。
キャスティングがすごくハマってると評判です。
寝不足には気をつけなければ。。。