母は大正生まれで我慢強く、しつかり
した人でした。仕事も好きで父と二人で店を盛り立てていたのですが、65才で癌を
発症。医師からの余命3か月宣告には
驚かされました。
当時は癌=死と言うイメージでしたので
本人はもちろん、家族以外には誰にも
話せませんでした。が、いつか母の知る
所となってしまい、それから前向きに病と闘うようになりました。
そんな中、丸山ワクチンの効能を知り
東京に住む兄がワクチンを運んでくれる
事になりました。
丁度一年の闘病生活でしたが、一度も
家に帰る事なく、旅だってしまいました。
病院のベッドの上で「一日も気持ちのいい日はないよ、、」と言った母の姿が今も
切なく思い出されます。
母には「ありがとう」と言うよりも
「何も出来なくて、ごめんね」と
言葉をかけたいと思っています。