On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

1981年4月頃

2010-08-28 14:48:29 | Diary2thepast
「おばあちゃんのこと」

わたしのおばあちゃんは、朝、早くおきて、家のしごとをやってから、
川さき大しに、かよいます。

字がとても、じょうずで、わたしのおてほんです。

おばあちゃんが、かいたおふだが、わたしのうちにも、あります。

おばあちゃんは、いつも、わたしの、大すきなものばかりおみやげに
買ってきてくれます。それはあんずや、アップルパイや、フライドポテトや、
ゼリーや、そのほかにもいろいろかってきてくれます。
何がいいか聞かなくても、わたしのすきなものを買ってきてくれるから
とても大すきです。

「おかあさん、あんず食べていい。」と聞いたら
「夜、おばあちゃんが帰ってきてから。」と言われたのでがまんしながら、
見るたびに、
「ああ、おばあちゃん早く帰ってこないかなぁ。」とそのあんずが入っている
タッパーをみて思いました。夜、おばあちゃんがかえってきた時には
あんずをたべることは、わすれていました。

しばらくして、おばあちゃんが、「あんずたべた。」と聞いたから、
わたしは、はっとして、大きな声で「まだ、たべてないっ。」といいました。
そうしたら、おばあちゃんが「まっ。まだたべてないの。」といったからわたしは、
「だって、おかあさんがたべるなって言ったんだもん。」といったら
「かわいそうに、たべさせてやればいいのに。」といったら、おかあさんは、ただ
「ハハハハハハ。」とわらっただけでした。でもその時は、あんずをたべませんでした。

おばあちゃん、あんずがなくなったらまた、みほのすきなものを、かってきてね。



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おそるべし、2ねんせい。自由だなぁ。

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