On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

有馬と宝塚へ

2023-03-19 23:55:00 | Traveling

大激戦の卒業公演観劇を兼ねて、母と慰労温泉旅。
・・・とはいえ、出発時点では1枚しかチケットは確保できておりません。

まずは、有馬温泉に向かいます。
 
前回、初めて趣味友人たちと来たときは大阪からバスだったので
地下鉄と神戸電鉄を乗り継いでくるのは初めて。
 
有馬口で乗り換え。反対側ホームには線路を渡ります。
 
有馬温泉駅前から、無料送迎バスに揺られてこちらへ。
前売りクーポンもゲット済です。
60年の歴史があるスーパー銭湯ってなかなかないぞ。
 
湯量たっぷりの温泉に、岩盤浴に、お食事に、のんびり楽しみました。
春休み入った頃で学生も多くて、まさに老若男女が集う場所。
古くからの湯治場、有馬のお湯って入るだけでも血流がよくなると信じているのでまた来たい。
滞在時間としては4時間ほど、今度はゆっくり泊まりで来ようね、と。
 
次なる目的地、宝塚にはバスで山を越えて向かいます。
どの系統のバスが来るのかバス停の掲示案内と市営バスのWebサイトの情報が違くて、
オフシーズン明けでやや不安だったものの、宝塚行きのバスが反対側のバス停に
停まっているのを発見して慌てて乗り込む。
 
尾根伝いにぐるーっと回り込んで山を下りていくコース、住宅街の中を走っていくのも
また面白かった。
小一時間乗車し、見慣れた宝塚駅で下車。
18時頃になっていたかな。



前回、台風騒ぎでキャンセルしたり取り直したりだった宝塚ホテルに、
落ち着いて(笑)宿泊。

太閤の湯で遅めのお昼を食べたので、夕食もどうしようかと言いつつ
軽く済ませよう、と駅前の阪急でワインやサンドイッチ、サラダを仕入れておく。

ホテル内の展示、ちょうど母の愛するのぞ様のお衣装!
ワンスもコロナに直撃されて、東京はほぼ上演できなかったけれど、
中止になる前、開幕すぐのチケットが取れていたおかげで母は観ることができて
本当にラッキーだった。




演目ゆかりの小道具展示、来るたびに毎回楽しみです。
今回は「ホテル」。
スヴィッツラホテルの鍵も、ホテルパラディーゾのカードも!
いつも心尽くしをありがとうございます、支配人すーさん!



まだおなかも空かないので、暮れてから散歩に。
いよいよ、これが本拠地最後の公演だ‥この看板を飾るのも最後。


20:30を回った頃、まだ劇場のお稽古場と思われるフロアは煌々と灯りが。
明日の観劇を前に、胸を膨らませつつ、舞台の無事の開幕と継続を祈るばかり。
(と、ぷらぷらと歩いていたら、ちょうど公演を終えた宙組のみなさんが出てくるところでした)



春とはいえ、やはり川沿いの道は冷えて、部屋に戻ってゆっくり。
お風呂ものんびり入ってきたしね、とワイン飲んで部屋でごろごろ。

翌日のチケット、1枚しかないのと私はもう翌週も来ることが決まっていたので
東京も満足にチケットがあるかはわからず、母に観てもらうことにしていたのだけど、
母は母でここまで来て私が観ないのは心苦しいと、ひとりで芦屋で遊んでくる~と。

うーん、それじゃあ当日でもお譲りがあるかに賭けてみよう。

そして私は5時頃に目が覚め、東京公演の先着順チケット取りに参戦。
・・・どこにいても、やることは推し活・・・
無事に卒業目前の6月のチケットを取ることができて一安心。

そして、昨日仕入れた美味しいサンドイッチをもぐもぐしながら
Twitterみていたら、なんとお譲りいただける方が!
すぐ連絡もついてありがたいことに、母も私も観られることになりました。
諦めずに動けば、いろいろと得られることがあるんだね。

しかし、ログインが切れないように更新しながら、チケット譲ってもらうの、
もう観るまえにひと仕事もふた仕事も終わった感じ。よくやった、私。

大劇場の、このスチールも最後かあ・・・
なんでもかんでも、センチな気分になるけど、まだまだあと3ヶ月近く、
ここで気持ちが流されてはあかん!と己を奮い立たせる。



 




ショーのない一本物ながら、演目そのものがショー要素高め。
究極の男役、ラストを飾るのがジェームス・ボンドなんて想像もしていなかったけど
これ以上ない、小池先生渾身の(お話はもうトンチキだけれど)これでもかと
完璧な男役を堪能させてくれるはなむけに感じました。

いやー、ほんと男役って芸事だ。
本人の向上心を礎とする土台とスキルあってこそ自由に豊かに表現できるのかも。

2017年11月に初めて観劇したときから、そのお芝居の間合いや佇まいに
ぱっと目がいってから、ここまで応援してこれてよかった…
私が観たときにはすでにトップ就任が決まっていたときだったけれど
こんなに長く楽しませてもらえて感謝です。ありがとう、ありがとう

母と離れて観ていたので、存分に涙をこぼしつつ、
パレードの大羽根、キラッキラの包容力あふれる笑顔に、本当に健康第一で
日々を過ごしてほしいと拍手で伝えました。

余韻に浸りつつ、新幹線までの時間に駆け足だけど芦屋へ行こう!
母がインスタで拝見していたマダムチェリーのお店へ。

美味しい紅茶とシフォンケーキ。
母は、本にサインもいただいてうれしそう。



そして、芦屋といえばダニエル。
もうこの時間は残念ながらカヌレは売り切れ。
もうすぐ退職される方への焼き菓子や、食べてみたかったクグロフなどをお土産に。



ああ、もう春なんだなあと青空の色と、芽吹く木々の生命に思う。
おばあちゃーん、と空にむかって呼びかけてみる。



母も有馬を気に入ってくれたし、大劇場で観劇もできたし、満足。
帰りの新幹線で乾杯。

元気に歩けるうちに、行きたいところにあちこち行こう。



 
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