東宝版も初演から10年!
前半5年はそれはそれはもうよく通いつめた「エリザベート」。
5年ぶりにマイクと音叉を持っていない双頭の鷲にお目にかかりました。
今回は石丸さんのトートを観てみたくて、平日ソワレ観劇部召集。
毎度のお付き合いありがとうね。
全ナンバー、ヅカでも東宝でもどっからでもかかってこい状態の方と
観るのは、それはもうマニアックな検定問題解くのと同じくらい楽しい。
5年ぶりとはいえすっかり頭に入っているすべてのナンバー、演出。
(の、はずが、トートの登場、あれどこから出てくるんだっけと思ってしまったけど)
アンサンブルもすべて脳内で歌っているので、終わってぐったり…
しなくていい疲れを感じるあたりどうか、と我ながら思う。
歌うというよりも、発される言葉をすべて同時に識別しようとするからかね。
聖徳太子ってすごいね。
「結婚の失敗」とか「皇后の務め」とか「独立運動」のあたりなんて、
言ってみれば「Right on,Babe」をひとりでコーラスも歌いきる感じだしさー。
卵ムースのパックにザワークラウトのパックにまゆげのお手入れが
いっぺんに押し寄せてくるんだもの。・・・なんて。
この舞台は本当に照明が美しいと思うんだけど、この日のB席、
ほぼセンターの2階最後列で観て再認識。
そして全体の動きがあますところなく追えて、よかった。
トートダンサーが、あんなにもヨガ的、腰上げ自転車漕ぎ的に激しく
動いていたとはー!
まもなく800回を迎えるこの演目、メインキャストで唯一のフル出演、
高嶋兄のルキーニも相変わらず。
というよりももはや誰も手がつけられないくらいのアレンジ緩急っぷり?(笑)
アンサンブルフル出場は、はるパパはじめ4人くらいいらっしゃるのかな。
変わらぬ存在もいてくれるからこそ、続いていくね。
レミゼのようにオリジナルキャスト特別上演となったら、
誰がキャスティングされるんだろう…などと、ふと思いながら観ていました。
オリジナルに選ばれるトートはなんといったって現役山口さんだろう。
でも、私にとっての東宝エリザはやっぱり一路&内野なんだわ。
観るならこの2人で観たいと強く思ってしまった。
今回の石丸さん、歌はさすがです。
でもなんというか、感情表現が突然すぎて、なんだかぶつっぶつっと
途切れているような気もしちゃって残念だったのも事実。
叫ぶように強い感情のとき、そこだけ強すぎちゃうというか。
や、あのドクトル。ハットもマントもどこまで飛んでいくかと思いました。
トート=死、なんだから人間くささなんていらないんだけど、
感情の推移をもっとこまやかにみたかったのね。色気しかり。
人間として出てくるときと、黄泉の帝王として現れるときの差も。
冷たさも、怒りも、あざけりも、色気も、内野トートでインプットされすぎて。
納得の表現を感じ取ることで、この作品に没頭してきていたけど、
実は、これは幸せなようでいて、そうでないよなぁ、とは思うんだけど…
でも人によらず、この作品自体を好きなことは間違いないです。
じゃなかったら、こんな、歌いつくすために台本作りませんって(笑)
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何を言ってもわかってもらえる人と一緒に観れるというのはとっても楽しかった!
レミゼに引き続きありがとう。
インプリンティングのように、初めて観た版がやっぱり一番印象に残るものなのかねー。
ちなみにヅカ版では「ザワークラウトのパック」は出てきません。
「マイクと音叉を持っていない双頭の鷲」に爆笑。
セルゲイの時に「ハプスブルグ?」と思ったことを思い出したわ。
3人カラオケ用、自作でございます。
かなり、カンペキよ。今度歌ってみる?(笑)
劇場で肩震わせて笑ってから早いものでもう一週間!コメント遅くなってごめんなさい。
同じ演目の版、キャスト観比べてきたじろちゃんの感想はさすが的確。
唸りつつ、ぽんシシィが吊り輪するの想像して爆笑しつつ。
マニアック万歳(笑)