「悪夢のエレベーター」
ネタバレ禁止、クチコミ禁止だったのか…(チラシ・パンフに記載)
ああ、こんなことが起きる話だったのか…と。
原作を読まずに観に行ったのだけど、原作者が思い描いたとおりの
絵だったそうで。
ここで終わるのか、と思ったけど読後感ならぬ観後感は、意外にも
さっぱりした気分でいろんなことを考えちゃう感じ。
思わずふきだしてしまう間合いや表情があるかと思えば
(池鉄さん、やっぱスゴイわ…あれだけの短さでつかんだわ。爆笑)
気持ち悪さに顔が歪んじゃう(ホラーオカルト、大の苦手)シーンもあったけど。
でもそうだよなぁ、嘘じゃない、んだよね。本当でもないけど。
その時は自分のやっていること思っていることに無我夢中で、周りは見えなくて
いや見えていると思っていても、自分の視点が合っていると思っているだけでね。
自分をガードして、自分に都合よく物事を運ぼうとしたり。
ふと、自分に置き換えながら観てしまった。
明日はきっといいことがある、と口にしてから、やっぱり、と。
いろんな思いがよぎるよね。相手がなぜそこに立っているかを思ったら。
言えない事実が重い。
「たぶん明日には今日よりつらいことがある…でも生きていれば、
今日のことなんて、きっとどうでもよくなる」
もっとつらいことがどんどん押し寄せたら、今つらいことがつらくなくなるのか…
明日のほうがもっとつらい、ってきついな。
痛んだことはいつまでも消えない。けど、薄らいでもいくだろう。
新しい痛みに気をとられているうちに。
憂愁に語りかけられて、切なくなって。思わず私もその手をとりたくなった(笑)
そして、最後、全力で駆け出すシーン。
消化試合じゃない、と。
いやたとえ消化試合だったとしても、そこであきらめないんだね。
いろんなとらえ方の中で、人生、結果は決まっていて、そこへむかっての
消化試合なのかもしれないけどさ。
でも、自分が手を抜いた瞬間に決まることが多いんじゃないか。
だったら、あがいてもいいんじゃないか、面倒だったりかっこわるくても、
なんてことをぐるぐる思った時間でした。
抑揚・リズム・高低、メリハリがきいていて明快な演技。
いやはや結構好き。
気負いみたいなのがなく、肩の力ほどよく抜いている感じもあって。
演技の幅広さを同時に観られるってことにおいてはナイスな作品です。
*****
朝イチはドラマの番宣でTV出演。その後、初日公開の舞台挨拶。大忙し。
池袋・渋谷に続いて3軒目だった川崎では、うっちーの第一声は
「あ、喉が枯れてる」でした。
そしてスクリーン前に登壇している皆さんを照らす2本のスポットライトが強すぎて、
同じ並びの人ですら見えなかったらしく(笑)
上手にいる司会者さんに返事しているのに、ずっと下手見て喋ってるから
不思議に思った司会者さんが「内野さん、そちらになにか気になるものでも・・?」と。
言われて初めて、反対側に司会者さんがいることに気づくうっちー。
さっき入場してきたとき、いなかったでしょ!?
相変わらずどんだけ天然やねん!
「まだまだ消化試合にしないでいけるように頑張ります」と締めくくった言葉。
消化試合じゃない、ではなく「にしない」の意志にガツンときた。
「まえ向き」ね。
しかと承った私も、私なりに考えてやってみます。
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