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日本人として日々の暮らしの中で思うこと、知りたかったこと

日米にとり台湾は韓国よりも戦略的に重要②

2019-03-11 23:18:19 | 時事
2018/6/2(土) 午後 8:42

2017年12月、駐米中国公使・李克新氏は「台湾に米国の軍艦が寄港したら台湾を侵略する」と発言し、流出した中国の軍事文書によると、中国が21世紀、超大国として台頭する上で、台湾に対し侵略と占領計画まで立てていることが書かれてあったそうだ。


この軍事文書の中で、中国の台湾侵略は「国家統合の達成」と表現されているそうだが、台湾の主権を事実上認めている米国は、2017年12月に成立した米国防権限法で、中台紛争に関与する意思を表明しており、中国が台湾を侵略した場合米国は台湾関係法により台湾を支援するとしているが、これは民主主義台湾を守るという大義の他に、「台湾が米国のインド太平洋における覇権争いにおいて最も核となる位置にある」という理由からなのだそうだ。


また、流出した中国の軍事文書には、驚くことに、「中国が日本を封鎖するためには(第一列島線の中心に位置する)台湾が有効である」と明言しているそうだ。


中国人民解放軍によると、「日本の石油、鉱物資源、核燃料の90~100%を中東やヨーロッパから海上輸送するなど、日本の輸入量の5億トン80%が毎年台湾海峡を通ることから、台湾を中国本土に併合されれば日本の海上輸送線は中国の戦闘機、爆撃機の攻撃範囲内に入り、海上封鎖することで日本の原材料輸入の15~20%を減少させ、日本経済に大打撃を与え、輸入を50%削減されると日本の経済力と戦闘能力が完全に崩壊し、海上封鎖によって日本に飢餓をもたらし得る」とまで分析しているという。


つまり、日米にとり、台湾を中国の侵略から守ることが必須であり、台湾が直面している脅威は日米にとり脅威であるということのようなのだ。





引用:
Wedge June2018 「北朝鮮情勢の陰で高まる台湾海峡の緊張」

http://www.mod.go.jp/j/approach/surround/pdf/ch_d-budget_20180202.pdf




コメント

なんだかんだと浮かれてる中国観光客相手の企業は別にして。
親父の代から付き合いが有り娘も居る台湾大好き人間の僕には南北朝鮮問題よりも大事です。
田中首相の国交断絶には驚きました。
2018/6/6(水) 午前 2:57 jinsen99


> jinsen99さん
コメントをありがとうございます。台湾の人々のやさしさを日本は震災のとき本当に知りましたね。そのような友情こそが得難いものだということも。
2018/6/6(水) 午前 3:05 kamakuraboy


国連ってナニ?
南沙諸島の岩礁埋め立てを許し軍事化を許した国連ただの金食い虫。
戦闘機100機も決まったようです。
いやな流れです。
2018/12/6(木) 午後 6:25 jinsen99


> jinsen99さん
こんばんは。このニュースのことですね。
「政府は最新鋭ステルス戦闘機『F35』を米国から最大100機追加取得する検討に入った。取得額は1機100億円超で計1兆円以上。

現在導入予定の42機と合わせ将来的に140機体制に増える見込み。現在のF15の一部を置き換え、中国の軍備増強に対抗し米国装備品の購入拡大を迫るトランプ米大統領に配慮を示す狙いも。」

「12月中旬の防衛計画の大綱(防衛大綱)の閣議決定に合わせ、F35の取得計画を見直し、閣議で了解し2019~23年度の中期防衛力整備計画(中期防)には追加分として40機程度を盛り込む調整を進める。現在はF4戦闘機の後継機として、F35Aを24年度までに42機導入する計画で順次配備している」


「F35Bについては、海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」を戦闘機が離着陸できるよう改修し搭載する方針を防衛大綱に盛り込む方向で調整している」
2018/12/6(木) 午後 8:43 kamakuraboy


> jinsen99さん
但し、この背景として、「周辺国は最先端の戦闘機の導入を進めている。中国は独自開発の最新鋭ステルス戦闘機「J20」を2月に実戦配備。30年までに第5世代機を250機超導入するとの見方があり、ロシアも第5世代の「スホイ57」を19年にも配備するとみられる。最新鋭機の大幅追加でこうした軍備増強に対応する」のだそうです。

日本の周りには領土的野心旺盛の大国が2つもありますからね。非現実的な平和主義ばかりでは国土を守れないということだと思います。もちろん日米安保あっての国防ですし。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38215250X21C18A1MM0000/
2018/12/6(木) 午後 8:50 kamakuraboy

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6 コメント

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日米にとり台湾は韓国よりも戦略的に重要② (jinsen99)
2019-03-12 23:38:00
日本には関空を作る技術が有るのですから辺野古問題が終わり次には是非に尖閣列島に大規模な基地を作り
台湾と日本の赤化を止めて戴きたいし竹島にも同様な基地が必要です。
目には目を歯には歯を。嫌いな言葉ですが我が家を我が國を護るには必須条件と思います。

九条は残し付則に自衛隊の明記には賛成します。
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おはようございます。 (kamakuraboy)
2019-03-13 08:16:48
コメントをありがとうございます。
日本の周辺には、北方領土問題を抱え未だに平和条約を締結していないロシアや、竹島を奪った韓国、拉致問題や核の問題を抱えている北朝鮮、尖閣諸島を含む沖縄を狙っている中国など敵性国家ばかりで、その中にあって、東日本大震災のときどこの国よりも多額の義援金を集めて送ってくれた台湾は貴重な親日国ですね。日米は台湾と連携して、台湾を守らなければなりませんね。
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手を握るべき (泉城)
2019-03-15 01:03:24
昨年12月に閣議決定された新防衛大綱では、同じ価値観を持ったインド、オーストラリアや東南アジアの国々と多国間の安全保障協力の方針を具体的に示したところが特徴的だと思います。
そこで台湾の動向が注目されますが、蔡英文総統が日本に安保対話要請されました。しっかり手を握って欲しいですね。
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ミサイル防衛のこと (泉城)
2019-03-15 01:15:58
相手より射程の長い中長距離地対艦・地対地ミサイルを装備することは南西方面の防衛にとって不可欠だと思います。

防衛中期計画でスタンドオフミサイル(長距離弾道ミサイル)も整備していくことになっていますが、中国が開発中の超音速のミサイルには、現在の防衛システムでは対応できませんし、核を積んだミサイルを日本のそばで打ち落としても日本での被害が甚大になるので、今後は相手のミサイルが発射された直後に打ち落とす戦略も必要となっています。
発射直後はミサイルのスピードが遅いので確実に落とせます。
あわせて、他国から攻撃を受けた場合の武力行使基準について、国際的ルールや規範づくりに取り組むことも大切ですね。
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こんばんは (kamakuraboy)
2019-03-15 21:32:46
コメントをありがとうございます。
日本の安全保障とシーレーンを防衛するための土台として、日本は既に米(96年)、豪(2010年)、英(2017年)、仏(2018年)との間で「兵站線の確保」のための「物品役務相互提供協定」を締結。提供の対象となるのは、
「物品」:食料、水、燃料、被服、部品、弾薬など
「役務」:宿泊、空輸を含む輸送、通信、衛生業務、施設の利用、訓練業務、修理・整備、空港・港湾業務など。
この他99年には「周辺事態に対応する活動」も対象に加えられたそうです。

去年の10月に日本を訪れた印のモディ首相と安倍総理との間で「自由で開かれたインド太平洋戦略」のためにこの協定を日印間で締結を進めていくことが話合われたそうです。インドとの締結がなされれば、日米豪印の「セキュリティダイヤモンド」が完成するわけで、ここに英仏とも軍事面での連携を取ることで、日本の安全保障とシーレーン防衛が確実性のあるものになるそうですね。

「セキュリティダイヤモンド」の4本の柱は日米豪印とされているものの、アジアの周辺国である、ベトナム、タイ、インドネシア、台湾なども参加してもらえば、より強力なものになりますね。
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空の守り (kamakuraboy)
2019-03-15 22:02:42
「海の守り」はこのように強固になりつつあるものの「ミサイル防衛」という現代の「空の守り」は日本にとってまだまだ穴だらけで、大変危険ですね。

北朝鮮の中距離弾道ミサイル「ノドン」で日本列島全域をカバーしており、日本にあるPAC3で迎撃したとしても地上に着弾するわずか5秒前で副次的被害(地上15キロの上空で、超音速で落下してくる弾頭に直接ヒットするPAC3は重量320キロ。衝突後、100キロ超の破片と化して、数キロ~数十キロの範囲で、地上に迫る可能性も計測)も予想。

核ミサイルで大都市圏が直撃されなくても東京上空40~50キロで核爆発を起こせば、激烈な電磁波が発生=高高度電磁パルス攻撃となり、衝撃波の影響で電子機器が瞬時に使用不能→航空機は墜落、自衛隊・警察・消防の指揮命令系統も機能不全。携帯電話や防災無線などの情報通信やテレビ・ラジオもマヒ、被害情報把握も救援・復旧活動も困難になる。信号機も突如消え、交通事故や火災で死者を増やし、大パニックに陥ると想定。

核爆弾以外にも、北朝鮮は生物・化学剤を大量に保有(北朝鮮はマスタード・ガスやサリンなど5000トンもの青酸ガス・神経ガス系の化学兵器、天然痘/コレラ/黄熱病/チフス/赤痢など13種類もの細菌を秘蔵する世界最大の化学・生物兵器保有国の一つだそうです)
 
弾頭に「化学剤を装填」していれば、(ガス状なら拡散するが)液状ならば飛散する懸念も。

ご指摘のように、「今後は相手のミサイルが発射された直後に打ち落とす戦略」こそが重要なわけで、日本列島そのものを守るための強固なミサイル防衛網の整備は必携。(イージス艦の弾道ミサイルの迎撃システムの陸上バージョンである「イージス・アショア」やレーダーや迎撃ミサイルの垂直発射システム「VLS」など)

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